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MELONを支えるCOOがマインドフル…になる前のお話|COOインタビュー前編

皆さんこんにちは!MELON広報部です!今回はMELONのCOOである大串さんにインタビューさせて頂いた際の様子をお伝えします。前編となる本記事では、大串さんが歩んできた少し「イレギュラーな道のり」を皆さんと一緒に振り返ります!

大串さんプロフィール

株式会社Melon COO。早稲田大学政治経済学部卒業後、アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)に入社。ビジネスコンサルタントとして独立後も含めて、BPRやCRM、Web領域の変革プロジェクト等、企業をあらゆる面から支援。その後、アンダーワークス、アクセンチュアにてデジタルマーケティングに携わる。仕事・育児・介護と多忙な日々を過ごす中でマインドフルネス瞑想による効果を実感し、少しでも多くの人にマインドフルネスを広げたいと思い、Melonに参画。「MELONオンライン」の立ち上げを始め、Melonの運営全般を担当。

事前解説「マインドフルネスって何?」

マインドフルネスとは、瞑想を通して行う脳と心の休息法です。仏教の瞑想などの修行法を起源としつつも、宗教色を排除したツールとして、マサチューセッツ大学医学部教授「ジョン・カバット-ジン博士」が1979年に一般向けのプログラムを開発しました。短期的・長期的なストレス軽減効果に加え、集中力や共感力の向上などに効果があることが脳科学、心理学などの分野の研究により明らかになっています。

抜け目がないCOO! MELONの隅々に精通した大串さんの経歴を追う

ーMELONではどのようなお仕事をされているのでしょうか?

役職的にはCOOということで社内の業務オペレーション全体を見ています。でも小さなスタートアップなので、メインのMELONオンラインの運営や法人領域だけでなく、人事、経理、総務、と結構何でも屋さんに近いかもですね。各メンバーには得意領域を担当してもらい、残ったりこぼれそうになったりしているところを拾っている感じでしょうか。

ーMELONに入る前はどのような会社に勤めていらしたのですか?

新卒でアンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)に5年勤めた後、10年ほどフリーのコンサルタントを続けていました。その後、5年くらいデジタルマーケティングのベンチャーで働き、最終的にはアクセンチュアに戻って3年ほど勤めていました。

新卒のアンダーセンでは外資のコンサルということもあり、とにかく超ハードワークでしたね。当時はものすごい業務量と品質への厳しさ、客先常駐ということでの圧倒的なプレッシャーがありました。ただその分「普通の社会人の3倍のスピードで成長できる」と言われていましたが、実際5年働いた感覚としても15年分以上のキャリアは踏めたような感じで非常に成長曲線も大きかったです。ビジネスマンとしての基礎どころか、ほぼ完成形まで仕上げてもらった感じがしますね。

成績は優秀だったけれど…「環境」に苦しめられた学生時代

ー中学生・高校生の時はどんなことをしていましたか?

キャプテン翼の影響で、ずっとサッカーをやってました。佐賀の中でもど田舎に住んでいたので、最寄りの中学まで片道6キロ、高校も片道10キロ、その間もほとんど信号がないところを毎日自転車で通っていましたね。その影響か、気が付けば足腰が鍛えられていたという感じで、長距離走も得意だったので、今でも箱根駅伝は毎年欠かさず観ています笑

あと、世はバブルで好景気でしたが、我が家はお世辞にもその恩恵を受けてる感が全くなく笑、「欲しい物があるなら自分で働いて買うか、人から貰うか、諦めろ」と言われてきたので、中学の頃から毎朝新聞配達をしたり、近所の子供達の家庭教師をしたり、高校に入ってからは土木作業や皿洗いの仕事などもして過ごしてましたね。

ー勉強は得意だったのですか?

正直、勉強は全然していなかったです笑。ただ、たまたま運良く良質な脳を授かったようで、教科書を一回読めばほぼ理解できたので、4・5月は授業は聞かずに一人で「なるほどなるほど」と教科書を読んでいましたが、6月ぐらいからは暇になるので、地図帳で勝手に一人で世界中を妄想旅したり、辞書でスラングを探しては、みんなでアホみたいに呟いたりしていましたね。

すごいですね。そのような話は初めて聞いたかもしれません!

知的好奇心はあったと思うのですが、学校が荒れていたこともあり、自分もお世辞にも優等生的な素行だったかというと全くそんなことはなかったので、先生に何回も「お前カンニングしてるやろ疑惑」をかけられては、「誰もいないところで試験させてみろ」みたいな感じで言い返していましたね笑

実際に100点を取ったら「ほらみろ」みたいな感じで。。。酷い生徒ではあったと思います。でもこの頃から、外からの自分の見え方と内面の素の自分とのギャップに悩まされてた気がします。

ーここまでのお話が大串さんの普段の様子からは想像できず、とても意外です笑

ちょっと屈折していたと思いますね。家が貧乏でおまけに家族全員がお互い仲悪い。そして、「あんた高校行くなら商業か工業か農業に行って、卒業したら手に職付けて家にお金を入れてもらわんと困る」という家庭だったので、勉強をする価値が分からなかったというかモチベーションも湧きませんでしたしね。

大学進学は一世一代の大勝負!壮絶な経験の先にあった学びとは

ー大学進学を親御さんに反対されたりしましたか?

中学の先生の進言で就職も進学もできる高校に行ったのですが、そもそも高3のインターハイまではサッカーしかしていませんでしたし、親からも卒業後は就職しろと言われていたので、大学に行くこと自体考えていませんでした。「どうせ行けないから関係ない」って思っていた一方で、特進クラスにいたので心境は複雑でしたね。ただ高校3年の6月あたりからみんな本腰入れて勉強を始めるのでどうしようかなと思って、サッカー部の先生に話をしたんです。「実は家がこうやから俺就職せんといかん」みたいな。そしたら「ばかか!お前は自分の人生、一生家を言い訳にして生きていくんか?」みたいな感じで言われました。

でもそもそも大学に行くメリットが分からなかったし、行くお金もないわけですよね。でも「そんなもんどうにでもなる!」と先生が話してくれて。「奨学金もあるし、県の寮というのも東京にある。それにお前、大学に行けば就職にしても高校出て働くよりもっとお金もらえるぞ。何よりお前の今の状況的には親元を離れて暮らしたほうがよかろう」と言われてから、大学進学をちょっと考えるようになりました。

その後、たまたま早稲田とご縁があり、「東京行くことにした」と勝手に決めて、勝手に上京してきたという感じですね。

ー今振り返った時に、学生時代から学んだことを教えて頂きたいです。

大学のことは「入学金と学費で4年という自由時間と学歴を買った」と捉えていたので、とにかく自分が思うままに過ごしてみようと思っていました。が、現実はそんなに甘くなく、学費と生活費を賄うためのバイトの日々で、典型的な貧乏学生でした笑。

ただ、そんな中でも大学の友人や寮の先輩同期後輩、バイトで出会った様々な年齢や職種、経歴の人たちと接する中で、自分にはない視点や考え方、生き方、教養の広さや深さ、様々な人生経験に触れる日常が自分にとってはどれも刺激的で、みんながお勧めする本や音楽、映画はもちろん、自分の嗜好的には絶対行かないような店やアホな体験なども出来るだけトライして何でも貪欲に摂取してた感じでしたね。

その結果、何を学んだかと言われると正直良くわかりませんが、少なくとも話のネタには事欠かないのと笑、自分の人格形成上、人間としての幅を広げてくれたというか、大きな肥やしになったのは間違いなく、当時は普通の大学生活を送れる人が羨ましくも感じていましたが、今再び大学生に戻ったとしてもきっと同じ日々を送る気がします。

あと家族と離れて東京に来たのは本当に良かったかなとも思いますね。今思えば親も経済的にも心理的にも余裕がなく、仕方なくそうしていた部分も多分にあっただろうなと思うと、心苦しかっただろうなと思います。望んで喧嘩していた訳ではないこともあっただろうし、本当は大学に行かせたかったかもしれないですしね。そう思えるようになったのも、自分で全て賄う日々を過ごす中で気付けた貴重な学びだったかなと思います。

前編となる本記事では、大串さんの生い立ちを詳しくお伺いしました!華やかな経歴からは想像もできないような驚きの過去でしたね。

後編では、そんな大串さんがどのようにしてマインドフルネスに出会ったのか、そしてMELONにかける熱い想いを深掘りしていきたいと思います。お楽しみに!

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