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「全国の生産者さんと消費者を“繋ぐ”ツール。」コロナ禍で誕生した「クーリエオンラインマルシェ」とは?!

こんにちは!クーリエ株式会社の採用担当です。

今回は、コロナによるマルシェ事業への影響や「クーリエオンラインマルシェ」の誕生ストーリーについて、代表取締役“島田 勝行さん”にインタビューを行いました!

クーリエが「マルシェ事業」を他社から引き継ぎ、「メッセンジャー事業」との2軸で走り出したのは、2019年11月。これからマルシェ事業を盛り上げていこう!と一歩を踏み出した矢先、新型コロナウイルス感染拡大という壁が立ちはだかりました。

島田さんがコロナ禍で直面した困難。そしてコロナ禍を経て得たものとは……?

この記事を読んで、島田社長自身のマルシェへの想いを知り、「クーリエ株式会社」に興味をお持ちいただければ嬉しく思います。ぜひ最後までご覧ください!

<プロフィール>

島田 勝行(しまだ かつゆき)
1995年 東京ビジュアルアーツアカデミー 卒業
同年   株式会社ティーサーブ 入社
2000年 「クーリエ」を創業(個人事業主の集合体としてメッセンジャー事業を開始)
2004年 有限会社クーリエに法人化(資本金300万円)本社を渋谷区に置く

2009年 CMWC (メッセンジャー世界選手権)東京大会実行委員会事務局となる

2010年 青山ファーマ―ズマーケットにて、近隣生活者向けのデリバリーサービスを開始

2013年 太陽のマルシェ(中央区勝どき)事務局のサポートメンバーとして加わる

2015年 横浜北仲マルシェ(中区北仲通)事務局の立ち上げ責任者の一員として加わる

2019年 マルシェ運営が自社事業となる
2022年 クーリエ株式会社に社名変更(資本金1000万円に増資)

2023年 自社開発、クーリエオンラインマルシェのECサイトがリリース 現在に至る


「知識・ノウハウは一切ゼロ」クーリエオンラインマルシェができるまで

--2020年以降のコロナウイルス感染拡大により、マルシェ事業にはどのような影響がありましたか?

「太陽のマルシェ」を含む、運営に携わっていたすべてのマルシェが、次々と中止になってしまいました。当初2020年5月からリニューアルして開催する予定だった「横浜北仲マルシェ」も、直前まで準備をしていましたが、見送りになってしまいました。

マルシェは毎月開催していたので、コロナ禍が始まった以降も「来月は緊急事態宣言が解除されて開催できることを信じよう!」と、わずかな希望のもと、準備を進めては中止になる、ということを繰り返している状況で。

主催者様からいただく運営費の一部や国の補助金などを活用しながら、細々とできる業務を進め、社員全員にお給料を支払いながら、どうにか会社を維持していく…という状況でした。

--オンラインマルシェのECサイトを立ち上げるきっかけは何だったのでしょうか?

緊急事態宣言中、なんとかマルシェを開催できないかと悩んでいる中で「オンラインの会議ツールとECサイトを組み合わせたらオンライン上でマルシェのような環境になるのではないか?」と考えたことがきっかけでした。

以前、知人の会社が地方にサテライトオフィスを持っていて、日頃から、オンラインで社内会議や商談をしている場面を目にしていました。当時は自分とは無関係だと思っていましたが、コロナ禍により、オンライン上でコミュニケーションを取ることが日常となり、これが新たなマルシェの環境になるのではないか?と、オンラインツールやECサイトの知識が乏しい状態でしたが、ノリと想いだけで行動し始めてしまいました。

もともとクーリエで保有していたECサイトのプラットフォームでは、使用していたオンライン会議用ツールとの互換性がなく、それらを用いてコミュニケーションの場を創り出すには課題だらけでした。当時の環境の中で、出店者さんの商品の流通を起こそうと地道に努力をしている中、2021年の年末に国の事業再構築補助金のお話しをもらい、チャレンジしたことで補助金でオンラインマルシェの自社プラットフォームを構築することができました。

色々な課題はありましたが、2023年春に「クーリエオンラインマルシェ」という名称でシステムが誕生し、6月に先ずはECサイトをリリースしました。

実は、お気付きの通り、その頃にはもうコロナは収束しており、対面のリアルのマルシェが開催できるようになってきました。

しかし、コロナ禍が残してくれた環境は、ネットで買い物をする生活を日常にしてくれました。また、ネットで買い物が気軽になった分、やはり、わざわざ現地に行き、直接、人と会ってコミュニケーションを取って、色々と買い物がしたいという想いも強くしたと考えています。

この2つの要素を取り込める、ボクたちの『マルシェ』という大きな括りのプラットホームで展開できることは、対面のリアルマルシェの賑わいづくり、オンラインによって生産者や事業者を、ECサイトでの商品流通やオンラインでの情報の発信を、全国規模で展開できることです。

これを出店者が活躍できる環境として、そして、個性豊かな人、珍しいこだわりの商品を必要としている方々を繋ぐことでリアルとオンラインを送客できるチャンスと確信して、マルシェの新たな展開として力を入れていきます。

--島田さん自身、ECサイト構築の知識・ノウハウなどはお持ちだったのでしょうか?

ほとんどありませんでした。まったく知識ゼロからのスタートです。

今でもあやしいです(笑)

もともと既存のECサイトのプラットフォームを保有し、Webマルシェと称して、日頃お世話になっている出店者さんの人気商品を出店者ごとに掲載し、お客様から注文を受け、出店者さんに発注し、商品を揃えて梱包、発送と展開していました。既存のECサイトの機能を学びながら展開していく努力はしていましたが、素人以外のなにものでもありませんでした。

様々な方々のお力添えで、なんとか自社ECサイトが立ち上がり、0→1のフェーズは作れたものの、これから、ECサイトの充実、SNS運用、ライブコマースでのマルシェ展開、リアルマルシェとの送客、連携等々、次の楽しいフェーズに向けて、新たな仲間も加えて、強くスピード感をもって展開していきたいと思っています。

                     

「人々を繋ぐ手段が増えた」コロナ禍で形を変えた、マルシェへの想いとは?

--コロナ禍でマルシェ事業を継続するのは大きな苦労があったかと思います。当時は、どのような思いで取り組まれていたのでしょうか?

とにかく「なんとかしてマルシェを再開し、出店者さんやマルシェを楽しみにしてくれている方々と再会したい」という気持ちでいっぱいでした。

緊急事態宣言が出たあとも、クライアントはマルシェの再開を目指してサポートして頂き、ボクたちは継続して業務を進めることができていました。クライアントの想いにも応えたかったですし、とにかく全国各地にいる出店者さんのことが気がかりでした。

コロナ禍では可能な限り出店者の皆さんとコミュニケーションを取りながら、情報を共有し合うよう心がけていました。コロナ禍では生産者さんとしても苦しい思いをされていたと思うので、1日も早い再会ができる日が来ることを楽しみに地道に活動していました。

--コロナ禍を経て、島田さん自身のマルシェへの想いや考え方に変化はありましたか?

コロナ禍のおかげで、といったら変かもしれないのですが、生産者さんをはじめ、マルシェにかかわる人たちを「繋ぎたい」という想いがより強くなりました。

コロナをきっかけに、一般的にECサイトを利用する消費者が増え、オンライン上でコミュニケーションをとる手段が世の中に大きく浸透しました。

わざわざ現地に行かなくても、スーパーには置いていないような珍しい食材や加工品、雑貨などを購入できて、かつライブコマース(現在、準備中)によって生産者(出店者)と消費者がコミュニケーションを取れるなど、場所を選ばずマルシェの良さを体験できるのは、ある意味コロナ禍による恩恵なのかなと考えています。

一方、オンラインマルシェの誕生で気軽に買い物できるようになったからこそ、リアルなマルシェの魅力や大切さをあらためて認識できた部分もあります。

オンラインという比較対象があるからこそ「やっぱりリアルマルシェならではの空気を体験してもらいたい」「生産者さんと直接顔を合わせてお話がしたい」といった想いが一層強くなったと思います。

「全国の生産者さんと繋がることができる」クーリエオンラインマルシェの強みと課題点

--「クーリエオンラインマルシェ」の強みはどのようなところですか?

「リアルマルシェに出店が難しい生産者・事業者の方にも活躍の場を提供できる」という点が強みだと思っています。

弊社とお付き合いのある出店者さんのうち、物理的な距離や時間、人員、コストなどの問題で、なかなか定期的に出店できないという方が大多数です。それがオンラインマルシェであれば、リアルで出店できない方々でも、インターネット上でお客さまと繋がることができます。オンラインマルシェに出店したことをきっかけに、「やっぱり現地でも出店してみたいな」と、リアルマルシェに興味を持っていただくきっかけになればいいなとも思っています。

また、クーリエオンラインマルシェのECサイトでは、リアルマルシェと同じような体験をしてもらえるよう、様々な出店者さんの商品が買い回りができるのが特徴であり強みの一つです。
出店しているお店ごとに都度決済する必要はなく、まとめて購入することができます。
購入いただいた商品たちは、基本的に一度にまとめて梱包し、お客さまへ発送します(一部対象外あり)


リアルのマルシェで購入した商品たちを、帰宅後、テーブルに並べて眺めたときの満足感や感動といった「体験」をオンラインでも味わっていただけることを目指しています。

--「クーリエオンラインマルシェ」の現状の課題はどのような点でしょうか?

マルシェを再現するのに必要なライブコマースの導入が整備できていない点や、マーケティング部分が課題です。

現在は、ECサイトのみ運用しており、それ以外の部分は人的リソースや知識・経験不足もあり、整備できていないのが現状です。また、SNSなどを活用してオンラインマルシェの認知度を上げていきたいという考えはあるものの、こちらもノウハウやリソースの関係で進められていません。

「クーリエオンラインマルシェ」はまだまだ発展途上の段階ですので、まだまだ改善できる部分はあるし、それ自体、チャンスでしかないと考えています。

--クーリエオンラインマルシェをより良いものにするために、どのような求職者の方に来ていただきたいですか?

オンラインでのマルシェをより確立し充実させて、日常的に浸透させていくにも、先ずは、リアルマルシェの運営に携わることも含めて、楽しんで活躍してもらえる方を求めます。

ボクたちの会社では、定期開催されている『太陽のマルシェ(※1)』の事務局、『横浜北仲マルシェ(※2)』、『いそご丘の上マルシェ(※3)』の企画運営に携わらせてもらってます。

この3つのマルシェの業務を知り体験することが、新たなオンラインでのマルシェのサービス、環境の充実化に繋がると考えています。

実際、能力面でいうと、マーケティングの知識がある方や、ECサイトの運用・戦略立案の経験がある方に来ていただきたいと思っています。ご自身の知識やノウハウ、アイディアを思い切り発揮していただき、マルシェ事業をさらに盛り上げられるように尽力していただければ嬉しいです。

内面的な部分でいえば、シンプルに『食』や『マルシェ』に興味がある方。そして、商品の一つ一つの背景にある『人』や『物語』に関心をもってコミュニケーションが取れる方は、求めているというか、そのような思いがある方であれば、とても楽しんでお仕事をしてもらえると思います。

現状、小規模な組織ではあるので、素直さ・チャレンジ精神のある方、何事に対しても向き合って物事を進めていける方、そして、笑顔で『ありがとう』と感謝の気持ちを伝えられる、『ごめんなさい』と詫びる姿勢を怠らない、素直で誠実な方と一緒に働くことを望んでいます。

出店者さんと直接コミュニケ--ションを通して学ぶことが多いので、柔軟に吸収していける方にとっては、とても良い環境でお仕事ができると確信しています。

※1. 太陽のマルシェホームページ:https://timealive.jp/ 

           インスタ:https://www.instagram.com/sun.marche/

※2. 横浜北仲マルシェホームページ:http://www.yokohama-kitanaka-marche.jp/ 

           インスタ:https://www.instagram.com/kitanaka.marche/

※3. いそご丘の上マルシェインスタ:https://www.instagram.com/isogo_marche/

 
--島田さん、ありがとうございました!

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