寝たきり高齢者旅行記④

あっという間に帰る日になった。少し朝早く起きたので、ホテルから少し歩くが駅前温泉にでも入っておこうと温泉に向かった。温泉はさすが温泉。京都って言うか関西は温泉が少ないんです。無くはないけど、身近には無いって感じ。その温泉をでてさっぱりしたなと思っていたそのすぐそばに、趣のある喫茶店があった。朝食を食べに入った。パンとコーヒーのセット。コーヒーもおいしく頂けたが、それよりもおかみさんの人柄に惚れた。何も話さない僕に気軽にこえをかけてもらって、なんで青森に来たの？故郷が青森の人がってその途中に青森の市場など観光名所にも少し立寄った。ほんと、青森にゆっくりと来たことは無かったが、いい街だった。

京都までの帰路はスムーズだった。行きに一回経験しているのでそれをもう一回やるだけ。本人さんは疲れた感じもなく、もう帰るのか？と。

下手したら、これが死にみやげになるかも。そんなことで始まったこの旅行だったのだが、帰ってきてびっくり。逆に以前より元気になった。それ以降、次はいつ行くんだ。青森が隣町にお散歩に行くようにたびたび言われた。デイサービスの職員にも話を良くされたようで、現在春に向けて計画中。まあ、資金が貯まればって感じなんだが。