【私が「和」を大切にする理由|吉田章の想い①】
ストーリーをご覧いただきありがとうございます。
野々市運輸機工株式会社の吉田章です。
今回は野々市運輸機工株式会社でも大切にしている「和」ということを私の想いを通じてみなさんにお話ししたいと思います。
そもそもですが、私が経営をするうえで大切にしている内の1つに「仲良くする」ことがあります。
実は「仲良くいる」ことって簡単なようで実は難しいと思うんです。人と人が集まると、みんな違う人間なので、主張が異なることが多くあります。主張が異なること自体は全く問題なくむしろ、自分というものを持っているのでウェルカムです。
ただ、そのお互いの言葉に耳を傾けられなかったり、受け止められなかったりすると急に険悪なムードが漂ってきます。その最たる例が世界中で起こっている争いなのではないでしょうか?
世界平和のためにと大きなことをいうつもりはありませんが、野々市運輸機工株式会社にいる人、そして関わってくださる人々が仲良くすることがその第1歩になると信じています。
だから組織や組織に関わる人たちが仲良くなることが、私が経営をする究極の目的の一つなのです。これは売上をあげること、利益を出すことよりもっと大事なことなんです。
なぜなら、この「仲良くする」ことが人間の幸せの大きな部分を占めると思っているからです。
そんな想いから、野々市運輸機工株式会社の経営理念の一つには
私たちは、常に和と感謝の心を持ち成長し続けます。
と掲げています。
私たちの定義する「和」とは自由闊達に意見を交換すること、お互いを助け合うことを大切にすることです。
だから私は、会社で何か決断することがあったり、何か話し合う余地があるときには必ず、経営理念の中にある「和」を引き合いに出して話をするようにしています。
この「和」を大切にすることで、人間の根っこにある喜び・幸せである「人と仲良くする」ことができると思っています。
こんな話をすると「経営の目的がそんなんでいいのか?」「もっと競争しないとだめじゃない?」「もっと差別化して、成長しないんじゃない?」と言われることがあります。
確かにそうかもしれません。当社も差別化・成長を大切にしています。
でもその先に私たちが見据える未来は、「人と人が仲良く繋がる幸せ」なのです。
だからこれでいいと思っています。
私は、死ぬ瞬間のこと思った時に
友達がいっぱいいてよかったな。すごい楽しい人生だったなぁ。
人との勝ち負けをふりかえるのではなく、みんなと繋がれてよかった。
そんな風に、いい思い出をたくさん持ってその時を迎えたいと願っています。
だからこれを組織経営を通じて体現していきたいと思っているのです。
もちろん仲良しこよしでなぁなぁになってはいけないとは思っています。
「善」であるかどうか基準に正していくべきものは正していきますが、これからも、根っこの部分では、人との繋がりと「和」を大事にしていきたいです。
※【アナログな関係が大事だからデジタル化を進める|吉田章の想い②】に続く。