アーリーステージに突入
ベンチャー企業の成長は、その性質によって、4つの段階に分けることができるそうです。
㈱マツリブは、シード期からアーリー期へと変革しようとしているところです。
シード期とはまさに種のような状態で、ビジネスが本格的に動き始める前段階や準備段階を指します。
アーリー期とは、主力事業が収益化し、メイン顧客やその見込み客が明確化され、ビジネス像がくっきりしてくる段階を指します。
シード期の活動をざっくり整理すると下記です。
- 2016年に個人事業MTRとして独立
- 2019年に㈱マツリブとして法人化
- 2020年に初のアルバイトを採用
- 2022年に初の正社員を採用
ここまでは試行錯誤の連続の日々でした。
そして、2020年~2022年で、ありがたいことに主力事業が形になり、積極的な採用をスタートしたのが今です。それまでは、アルバイトとして1名サポートしていただいてはおりましたが、基本的に僕一人で会社を回しておりました。
ステージの違いを実感
そして現在、社員2名アルバイト2名で僕含めて活動しております。
当社の今の人員は2022年に採用したメンバーがほとんどです。それまでは、僕自身がほとんどの仕事を行っている状況でした。
ではなぜ急に採用しだしたかというと、会社主力事業が形になり始めたからではありません。僕の病気がきっかけです。
2022年1月10日に突然片耳が聞こえなくなりました。
突発性難聴という難病の一つです。お医者さんの診断では「疲れ・ストレス」が主要因とのこと。
その時は、第2子を授かって、妻のつわりがひどく、家事・育児も担っており、満足に睡眠のとれない日々を送っていました。
その結果、片耳の聴力を失ってしまいました。ただ、仕事に穴をあけるわけにいかず、休むことなく仕事をしておりました。つらく苦しい時期でした。
この経験を経て、一人で事業を回す危険性を実感。お客様に迷惑をかけないためにも、また家族を守るためにも、新規採用を決意しました。
そして、2022年中に3名の採用ができ、そのうち2名は正社員になってくれました。
時は移り、2023年1月5日、新型コロナにかかりました。
2日間熱がひかず寝込み、その後も隔離のため合計10日間は全く外に出れなくなりました。
突発性難聴の時とは異なり、家から出ることができませんでした。ただそんな状況でも仕事が止まることなく動きました。今年は仕事を覚えた社員がおり、特に大きな遅滞、トラブルなく僕の隔離期間を終えました。
1年前は病気をしても休むこともできず、必死に動いていたけど、今は信頼できる社員がいる。そのことに感謝しました。
㈱マツリブは、主力事業が安定するか否かではなく、僕の体調の変化がきっかけではありましたが、人が入り、結果として主力事業に安定感が生まれ、シード期を脱しました。
これから
次はミドル期を目指し、営業・人事などの能力を増強すべく、採用を続けてまいりたいと思います。
こんな当社で力を発揮していただける方お待ちしております。すごく助かります。
追伸
新型コロナが治り、隔離期間から明けて、2週間ぶりに社員と会えるということで、ワクワクしてテンションあがりながら「おはよう!!」と声を掛けたら「おあうござぁす~」と特に変化のないいつもの挨拶が返ってきました。
もう一声「久しぶりだね!!」と声をかけたら「そうですね。お久しぶりです。」と特に変化のないいつもの返しでした。