1
/
5

名もなき育児について

こんにちは、はよんです。

街中を歩くとデコレーションやお店のディスプレイがクリスマス仕様になってきて、
見ているだけでテンショ上がる季節にになり、
季節の移り変わりの速さを実感しています。

さて今月は、人生で初めて出張に行ってきました。
(病棟勤務看護師は基本的に出張ないですからね〜)

シッターさんにお願いする日もありましたが、
基本的には夫に不在中の家庭は任せました。

唐突ですが大切なことなので最初に書いておきます。

大大大大大大大大大前提として夫には本当に感謝しています。

そもそも夫の起業に対する理解と応援がないと私は今の仕事はできていないし、
今回出張に行けたのは、
夫が多少仕事を調整し快く「行ってきなよ」と言ってくれたおかげです。

という大前提の元、続きを読んでください!

出張から戻ってきていつも通り、末っ子を幼稚園に朝連れて行ったら、
ここ数日朝夕の送り迎えを夫がしているのを見ていたママ友や先生から
「パパ偉いね」
と言われました。

そして私が数日出張に行ってたことを伝えると
「パパすごいね」
とも言われました。

この言葉に違和感感じる方っていますか?

私は正直、違和感しかなかったんですよ。

ママ友たちみんな毎日やってるよね?

基本的に毎日送り迎えをしている私とたまにしか送り迎えをしない夫。

毎日送り迎えをしている私含めたママ友は偉くなくて、数日した夫は偉いのか。

そして私が出張に行けるのは、私が不在中に問題が生じないよう、

  • ネットスーパーで必要な食材を買っておく
  • シッターさんへの引き継ぎを綿密にしている
  • 子どものイベントの有無や持ち物を数日分確認している

等、私が出来る限りの下準備を出張前にしてるからです。

我が家の場合、夫が夜遅くに帰宅することが多いので、
朝は基本的に私がワンオペ育児をしているのですが、
普段から子ども達に、出来ることはなるべく自分たちでさせています。

特に朝の準備はなるべく手伝わずに見守り下で自分達で時計を見ながらさせています。

遅刻しそうになるのも、忘れ物をするのも勉強だと思っています。
(スパルタだと感じる親もいるかもしれませんが、私はこうしてます

こういう日々の積み重ねの結果、
私が朝いなくても子ども達は朝自分達で準備できるし、
夫は困りません。

私が数日不在でも家族に大きな問題が生じないのは、
こういう私の日々の積み重ねの結果だと私は感じています。
(しつこいけど、もちろん夫には感謝してます!!)

名もなき育児とは

名もなき家事って言葉が流行った一時期流行りました。
https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/lifestyle/kajishare/ranking.html

私は最近、名もなき家事だけではなく、名もなき育児もかなりあるのではないかと感じています。

そしてこの名もなき育児って、実は名のある育児よりも圧倒的に多いと認識しています。
(名もなき家事が名のある家事より多いのと一緒ですね)

私は、私を含めた私の知り合いやママ友の状況から、
この名もなき育児を担っているのは、圧倒的に女性が多いという仮説を持っています。
(あくまでも私個人の仮説です)

もしかしたら女性自身も自分が担っていることに気づいていないかもしれない、
そしてきっと多くの男性は、そもそも名もなき育児が何なのか、
どれくらいあるのかにすら気づいていないかもしれない。

というか女性がして当たり前という無意識が男女問わず多くの方の中潜在的にあるのではないかとすら思っています。

私自身、今回の出張は名もなき家事を考える1つのきっかけとなり、
自分が名もなき育児にかなり追われている時がある事実に、最近気付きました。

名もなき育児-各所からの連絡-

私の出張中に、学童から電話がありました。

外で遊んでいる時に息子が頭を打って怪我をした、自宅でも様子を見てください、
という旨でした。

私はその旨を夫にLINEで伝えました。

このnoteを書いてる最中にも習い事から1つ電話がありました。

コロナの関係で次回教室の日程を変更したいという連絡です。

我が家では、幼稚園や学校、習い事等、子どもに関する各所からの連絡は全部私が引き受けています。

恐らく第一連絡先が全部私になっていると思います。

これは名もなき育児の代表ではないかと最近考えます。

各所からの連絡は、予測不可能で急にくる上に緊急事態の可能性もあるので絶対受けなくてはいけません。

子どもの人数が増える程、連絡が来る施設も回数も増えます。

そしてこれは残念なことに、子どもの年齢が上がっても減らない育児だと考えています。

ご飯をあげる、お風呂に入れるといった名のある育児は、いずれなくなります。

でもこの育児は年齢上がっても減らない、むしろ増える傾向にすらあるかもしれないと、
最近実感しています。

名もなき育児-子ども達の要望-

我が家の場合、子ども達は様々な要望をほぼ全て私に言います。

夫の仕事の都合上夫が夜不在のことが多く、
私が夕方以降ワンオペで育児をすることが多いことが影響しているからかもしれません。

よってこれは家庭によって異なる可能性もかなり高いと思います。
子どもの要望というのは例えば、

  • 上履きが小さい
  • ノートがなくなる
  • ◯◯日まで牛乳パックが必要
  • 指の皮がめくて痛い
  • 学校の友達に無視された

といったものです。

これも残念ながら年齢が上がっても減らない育児、むしろ増えている育児です。

大前提として、当たり前ですが色々と要望を言う子ども達は全く悪くないです。

むしろ、子どもが自分の中で溜め込まずに色々言ってくれるのは本当に嬉しいことです。

子どもってそいうものだと思うし、何も言わなくなった方が心配です。

家で些細なことも含めて色々と言ってくれるのは、
少なからず子どもが発言しやすい環境を作れているかもしれない、
私と子どもの関係は悪くないかもしれない、
と私自身の中で判断する材料の1つとなっていて、
日々育児に関して「これでいいのかな〜」とどこかで思い続けている私にとって少し励みになっています。

しかし一方で、ほぼ毎日これを3人からそれぞれ言われると、
正直私の頭がパンクしそうになることが多々あります。

名のある家事や育児、名もなき家事をこなしながら、
事業推進のために毎日試行錯誤をしている私にとって、
3人の要望を全部聞くのは、時々疲れるのも事実です。

名もなき育児を分担することの難しさ

全体量と業務範囲が曖昧すぎる

名もなき家事育児の分担の難しさは、
そもそも全体量を私自身も把握できない点にあると思います。

名もある育児以外全部なので、言い出したらキリがないです。

今この記事はとある平日の夕方、間も無く小学生達が学童から帰宅する直前に記載していますが、
今朝子ども達が行くまでにした名もなき育児を振り返ってみると、

  • 長女が服を選ぶ時に「今日って寒い?」と聞いたので今日の天気をスマホで確認してアドバイスをした
  • 3人に体温を測らせて、小学生は体温表に書いて末っ子の分は連絡アプリに登録した
  • 鼻水が出ている末っ子に、幼稚園の制服も下に着るヒートテックを出して着させた
  • 水筒の紐が短いと言う息子の紐の長さを調整した
  • 小学生達と今日学童から何時に帰宅するか相談した(子どもには子どもの都合があるので)
  • 朝の準備が全部できた末っ子が、家出るまで見るテレビのセッティングをした
  • 手が乾燥している長女にクリームを出して手に適量を出した
  • 今日の給食表と炊飯器の中の白米の残り、冷凍ご飯の有無を確認しながら、夜の米をどうするか考えた

そもそも育児と家事の境界線も曖昧やし、これで全部かどうかもよくわかりません(笑)

と言う感じで、全体量と業務範囲が不明瞭なのでそもそも割り振りが難しいです。

それを夫婦間で平等に割り振るなんか不可能に近いのではないかとすら感じています。

アサインが難しい

幼稚園や小学校など各所からの連絡受けを夫婦で分担するのは現実的ではないと考えています。

というのも、例えば分け方として施設ごとで分けるとするとします。

  • 小学校→夫
  • 幼稚園→私
  • スイミングスクール→夫
  • 公文式→私

施設で分けるデメリットは子どもがまたがっていることです。

例えばスイミングは小学生だけが習って末っ子は習っていない、公文式は3人とも習っている。

夫婦でその都度コミュニケーションする必要があ理、逆にコミュニケーションコストがかかります。

そして何よりもややこしいし、情報共有の抜け漏れが発生する可能性が高いです。

例えばまた別の分け方として子どもごとで分けるという案もありますが、
これはもうどう考えても施設の人に迷惑がかかるからできません。

同じ小学校に通っているのに長女担当は夫で息子担当は私、みたいなのは一般的ではありません。

また別の分け方として時期ごとに分けるという案もあります。

例えば、夫が忙しい時だけ私が連絡受けをして、私が出張中だけ夫が連絡受けをするという形ですが、
これも各所に迷惑がかかるのは言うまでもないし、
各所にその都度連絡して、「来月から第一連絡先は母に変更です」と言うのは現実ではありません。

あとは子ども達の要望に関しても、
例えば体調のことは私、対人関係やお父さんというの風にできる訳がありません。

と考えると、この名もなき育児をまるっとどちらか一方が受け持った方が諸々の調整が不要だし、子ども達のことを考えても現実的です。

名もなき育児への理解

冒頭でも述べましたが、
この名もなき育児を受け持っているのは圧倒的に女性ではないかと私は考えています。

その結果、多くの女性が常にマルチタスクである意味では気を張り詰めていることを特にパートナーには知ってほしいと思います。

というのも数ヶ月前夫から、
「子ども達が大きくなってきて家事育児がだいぶ楽になってきたね」
と言われて私は大きな衝撃を受けました。

確かにトイレは勝手に行くし、ご飯も自分で食べられる、夜泣きもしないという観点では体力的にとても楽になった部分は大いにあります。

いわゆる名もある育児は減っています。

でも名もなき育児はどんどん増えています。

年齢が上がるにつれて習い事も増えている、
お友達との関係に悩む時もあるし、
宿題も毎日チェックしなくてはいけない。

私の所感では、全体量は全然減っていません。

夫がこの発言をしている時点で、見えている全体量の認識がかなり違うと認識しました。
いわゆる名のある育児って2~3割程度で、
実際は名もなき育児が8~7割を占めているのではないかと最近私自身考えます。
(完全に私個人の所感です)

男性が担う育児の多くが、
送り迎え、お風呂に入れる、等名のある育児ではないかと考えています。

名のある育児の一部を担ってるということは、育児全体量の1割程度しか担ってない可能性があります。

よくありがちな、
男性「結構家事育児している」VS女性「全然やってくれない」
という認識の違いは、
大前提として見えている家事育児の全体量がかなり違うからではないかと最近考えています。

男性はそもそも見えている全体量が少ないかもしれないという認識を持った方が良いし、
女性は自分がどういうことをしているか、何を考えているかを伝えた方が良いと思います。

私自身、最近はやったことだけではなくて考えていることや調べていることも、出来る限り夫に伝えるようにしています。

もちろん、毎日はではなく、お互いのタイミングや時間が合った時にです。

この作業はある意味では負担になる可能性もあります。

我が家のようにお互いを仕事をしている家庭は特にそうだと思います。

だからこそ負担にならない範囲で、夫婦のコミュニケーションの一環としてビール片手に話すくらいがちょうど良いと思っています。

話した所で私の名のなき育児が減るわけではないけど、
でもこれだけ色々とやっているというのを、一番身近なパートナーには知って欲しいし、
二人の子どもだからこそ、ある意味では知る義務もあると考えてます。

この辺り含めた家事育児の分担は、私自身日々模索している最中です。

うちは家事育児を夫婦で納得する形で分担できていると感じているよ〜
という家庭には、
この名もなき家事育児をどう可視化して夫婦で分担しているか是非教えてほしいなと最近思っています。

メディカルギーク株式会社では一緒に働く仲間を募集しています
1 いいね!
1 いいね!

同じタグの記事

今週のランキング

崔 賀英 ちぇ はよんさんにいいねを伝えよう
崔 賀英 ちぇ はよんさんや会社があなたに興味を持つかも