100の生業を持つ現代版百姓を目指す、破天荒フリーランスのざき山です。
今日も複業メディア「ウィズパラ」で取り扱ったテーマ「フリーランスが外国人メインに商売をした方が良い理由と商売をはじめるためのロードマップ」について話していきたいと思います。(元記事:https://wizpara.com/2810/)
最近、日々生活をしていると周囲に海外の人を多く見かけるようになったという実感は誰しもお持ちだと思います。
街中で旅行客を多く見かけるのはもちろん、コンビニのアルバイトの人などは、海外の人の方が多い印象ですし、工事現場で働いている人も海外の人が目立つようになってきました。
小学校や中学校でも海外の子やハーフの子は、もはや当たり前。
クラスの何割かが海外にルーツのある子供という時代になってきました。
日本は国の周囲を海で囲まれているうえ、移民も積極的に受け入れておらず、物価も高く英語もあまり通じない国で海外の人が定住するのはハードルが高かったです・・・そう、今までは。
今の日本は超少子高齢化で働き手が確保できない・・・アルバイトなどは海外の人を積極的に採用しないともう回らないのです。
また最近の円安傾向もあいまってインバウンド需要がすさまじく、2024年10月時点で、訪日外国人数(31万人、年間累計は史上最速で3000万人超と訪日消費額(1~9月で5兆8582億円、同期として過去最高)は過去最高を更新しています。
そしてこの傾向は今後も加速していくことが予想されます。
フリーランスであるじぶんが行っているビジネスでも、外国人がクライアントとなるケースが急激に増えてきた印象があります。
今日はこれからの時代フリーランスは、外国人(海外)メインに商売をした方が良い理由と、外国人(海外)相手に商売をはじめるためのロードマップや注意点をお話していきたいと思います。
フリーランスが外国人(海外)メインに商売をした方が良い理由
日本人は気づいていませんが、海外(外国人)を相手に商売するのに非常に恵まれた環境にあります。
それほどまでに日本の文化や資源、サービス、商品には世界的にも魅力やニーズが大きく一個人であるフリーランスであっても海外(外国人)相手に商売をはじめるべきアドバンテージ・理由がたくさんあります。
いくつか理由を見ていきましょう。
内需(国内の市場規模)の縮小傾向が続く
超少子高齢化社会が待ち受ける日本であっても、人口はそこそこ多く現時点ではまだ内需的にもある程度の規模があります。
とはいえ、人口減少傾向が続く以上、内需で商売を続けることは限られたパイを取り合うことを意味しているので、未来は暗く希望は感じません。
日本は今まで島国ということもあり、外国人相手との交流が少なく、今までそこそこ人口がいたため内需の商売だけでもそこそこ潤うことができたので、外国人相手との商売に不慣れな人が多いですが、今の日本を取り巻く状況を鑑みれば、フリーランス(個人)であっても海外(外国人)相手に商売をしなければ生き残れない状況が差し迫ってきています。
過剰サービス(競合が多い)な傾向がある
日本人は仕事熱心で商品やサービスの品質は高く、飲食業にしても製造業にしても観光業にしても非常にクォリティが高く、すでに多くのモノが行き渡った国内での需要が限られている以上、商売は非常に競争が厳しい状態にあります。
また日本人は、これら高品質な商品やサービスに目が肥え過ぎているため、生半可な商品やサービスを展開しても見向きもされないでしょう。
いわゆる日本自体がレッドオーシャンな状態にあると表現できるかもしれません。
であれば、日本の商品やサービスがまだ認知されなていない海外のエリアに向けて販売することによって、日本では見向きもされないモノやサービスがありがたがられる可能性は存分にあります。
世界的に見て日本は裕福ではなくなっていく
どう考えても商売で上手くいくのは、貧困であえぐエリアより裕福なエリアを選んで商売を展開する事でしょう。
かつてジャパンアズナンバーワンと呼ばれ、東京の山手線内側の土地価格でアメリカ全土が買えた時代1980年代からバブル崩壊、失われた30年を経て、日本は裕福な国から貧しい国に変貌しようとしています。
そして貧しい国になり稼ぐのが難しくなっていくのに、支払う税金や社会保障費は年々増加していく・・・。
人生のハードルが年々増加していっている・・・。
要は日本人が買い物をしぶる時代になってきているのです。
これからの若い世代は、否が応でも世界に目線を向けて活動せざるをえないでしょう。
日本の文化・商品・サービスは海外から高く評価されている
日本はマンガ・アニメ・すしやラーメンなどの食・伝統工芸品・家電など、海外の人を惹きつけるコンテンツやサービス・商品の宝庫です。
これを日本国内だけの販売目的だけで、商売を展開するのはもったいなさすぎます。
むしろ日本ほど海外を相手に商売をするのに恵まれている国は無いかもしれません。
フリーランス(個人)であっても海外(外国人)を相手に商売をはじめるべきなんです。
SNSやECプラットフォームなど個人でも容易に世界相手に商売できる
いかに日本が優れたコンテンツや文化・商品・サービスの宝庫であってもインターネットが無い時代では、個人で商売するのは難しいでしょう。
しかし時代はWebやアプリを駆使し放題の時代です。
個人であっても全世界の人を対象に商売できます。
SNSやECプラットフォームを駆使することで、簡単にそして費用もほとんどかからず世界を相手に商売することが可能なのです。
これを駆使しない手はないでしょう。
日本人は不思議がる意外なニーズが山のように眠っている
メルカリやジモティでダメもとで出品した商品が意外な高値で売れることがあります。
そしてそのほとんどが外国人からの購入でした。
どうやら日本人にはあまり価値のないモノが、実は海外では意外にニーズがあるというケースがめちゃくちゃあるんです。
海外を対象に商売するには、まずは常識にとらわれずに行ってみると、思わぬ商機を生みます。
フリーランスが外国人メインに商売をはじめるためのロードマップ
もうこれからの時代フリーランス(個人)であっても海外に目を向けるのがが生き残るための必須の条件と言ってよさそうですと・・・。
では具体的にどのように海外(外国人)相手に商売をはじめるか、ロードマップを見てみましょう。
まずは自分のスキル、提供できる商品やサービスを整理する
海外相手に商売するといっても、何か提供できるサービスや商品が無ければ話になりません。
単なる個人に、世界の人が欲しがるような商品やサービスなんて創りだせないよと思うかもしれません。
確かに上手く商売を軌道に乗せるには自らのスキルや知識に加え、資金やネットワークなど多くのものが必要になります。
漫画家であれば漫画を売れるし、
日本の伝統工芸品を作る職人であれば海外向けにネットで販売すれば一定数の需要はあるでしょうし、
すし職人であれば世界のどこに行っても高給で雇ってもらえるでしょう
・・・でも一般人である自分にはそのような特殊能力は無い
・・・と悲観するのは早すぎます。
まず日本語が話せて読み書きできる時点で世界的に見ればかなり稀有で羨ましがられるスキル保持者です。
また日本国籍も有していて、日本に住居を構えているのなら、もうその時点でビジネスをするうえで、かなり恵まれた状態であると断言できます。
あとは何をどう活用するかです。
まずは国内の外国人を対象に商売してみる
海の向こうの外国人相手にビジネスをする前に、まずは国内の外国人相手に商売をして感覚をつかむことがおススメです。
理由は単純で、日本に来ている外国人は、その時点で日本の文化にある程度、理解があるし、商売をするうえで日本の商慣習で取引することが出来ます。
法律も税務処理もすべて慣れている環境下で活動できます。
海外の外国人を相手に商売するための各種プラットフォームを調査する
海外の外国人を相手に商売するためにはWebやアプリなどの各種プラットフォームの駆使が不可欠です。
海外の外国人を相手に商売をする際に利用できるアプリやWebサービスには、以下のようなものがあります。
これらのプラットフォームを使えば、商品やサービスを国際的に展開することが可能です。
1. オンラインマーケットプレイス
・Amazon (Amazon Global Selling)
・eBay
・Etsy
2. Eコマース構築ツール
・Shopify
・Wix eCommerce
・WooCommerce
3. クラウドファンディングプラットフォーム
・Kickstarter
・Indiegogo
4. フリーランス&サービス販売
・Fiverr
サービスやスキル(翻訳、デザイン、コンサルティングなど)を販売するのに最適なプラットフォーム。
世界中の顧客にリーチ可能。
・Upwork
フリーランスの仕事やプロジェクトを受注したい人向けのプラットフォーム。
国際市場向けのサービス展開にも利用できる。
5. ソーシャルメディアプラットフォーム
・Instagram Shop
写真や動画で商品を魅力的にアピールでき、直接購入リンクを追加可能。
海外のフォロワーにアプローチするのに適している。
・Facebook Marketplace
海外在住のユーザーにもアピール可能なマーケットプレイス機能。
6. 配送・決済サポート
・PayPal
国際的なオンライン決済に便利で、信頼性が高い。小規模事業にも対応。
・Stripe
クレジットカード決済やサブスクリプションモデルに強い。
・DHL / FedEx / UPS
海外配送をスムーズに行うための国際宅配サービス。
海外の商慣習・言語・文化、海外相手での商売での失敗事例などを調査する
日本でしか生活したことの無い人は、日本以外の国の法律や商慣習、文化などまったく想像がつきません。
日本と同じだと思って商売を進めると、思わぬ落とし穴、トラブルにつながりかねません。
特に失敗事例などの情報をネット上で集めておくと、じぶんの商売の失敗を未然に防ぐ事ができるでしょう。
また商慣習・言語・文化などは、海外と言っても当然、国ごとにガラリと変わるので主要な国ごとに調べておくのが無難です。
海外相手で商売する際の法律と税務処理について調べておく
日本では販売する事が可能なものでも、海外の国によっては販売が規制されている可能性があります。
また海外の人に向けて商売をしたときの税務の処理(税の扱い)についても事前に調べておくようにしましょう。
特に日本閣内で活動するならともかく、実際に海外に渡って商売する際は、念入りに調査してから活動するようにしましょう。
一番大事!・・失敗することを前提でまずは始めてみる
海外とくに、まったく知らない国の人を相手に商売をするということは、必ず想定外のことが起こるものです。
なかには非常に大きな失敗につまづき、嫌な思いをさせられたり、お金や時間の損失を被る可能性があります。
しかし、リスクがあるからこそリターンも大きいわけで、失敗を繰り返した分だけリターンが得られた時の喜びも大きいわけです。
ぜひ数々の失敗を味わうことを覚悟のうえで、海外を相手に商売してみてください。
すべてはSNSをいかに上手く駆使できるかにかかっている
海外を相手に商売をするつもりが無い人も、自分が作った作品のクォリティが高く、SNSにて上手く発信出来る人は、商売のつもりがなかったとしても自分の作品・コンテンツが世界中の人の目にとまり、クチコミで評判が広がり、売ってくださいと自然と注文が集まるようになります。
SNSでの発信も、人の購買意欲を刺激できる発信方法の上手さ下手さというものがあります。
これはテクニックもありますが、センスも必要となります。
人が惹きつけられるようなSNSでの情報発信を日ごろから磨いていきましょう。
日本にいると日本の暗い未来を悲観するデータを目にする機会が多いですが、Webやアプリを駆使すれば世界のすべてがマーケット・・・商売の対象になりえます。
ぜひ、一介のフリーランスであっても全世界を対象に商売をしているという視点で活動してみてください。