100の生業を持つ現代版百姓を目指す、破天荒フリーランスのざき山です。
今日も複業メディア「ウィズパラ」で取り扱ったテーマ「人生最後に後悔しないように・・人生後半を充実させるためのフリーランス出口戦略」を紹介していきます。(元記事:https://wizpara.com/2761/)
この記事を見ている皆さんはフリーランスやフリーランス志望のサラリーマンの方がメインだと思います。
また働き方に大きな関心を示し、自分に大きな裁量があって、よりやりがいがあって、よりワークライフバランスの良い働き方を見出したいという層が多いと思います。
自分も多くのブラック企業を渡り歩き、じぶんが幸せに生きるにはまず土台の仕事をどうにかするしかないともがき苦しんだ経験があります。
そして多くの葛藤の中、フリーランスとして独立することができ、その後も試行錯誤と試練はありましたが、ブラック企業時代と比べれば比べ物にならないほど幸せな働き方を手に入れることができました。
しかしそれでもフリーランスになることは決してゴールではなく、その後も多くの試練と課題が身に降りかかってきます。
特に若い時は、多くのお金が必要で、欲も旺盛なので、ただがむしゃらに多くのお金を稼ぐために働けばいいかというステージで、あまり深く考えずに仕事をしていましたが・・・
45歳という40代の中盤に差し掛かり
45歳か・・・いったいじぶんはなにやってるんだろう・・・このままでいいんだろうか・・。
自分は人生で何がやりたくて、どういった人生を送りたいかもう一回整理したほうがいいじゃないかという考えが日々頭をめぐるようになってきました。
人間は死ぬ間際に多くのことを後悔してしまうようです。
・健康を意識すればよかった
・他人の目を気にしすぎた
・心配し過ぎなければよかった
・リスクを恐れずにいろいろ挑戦すればよかった
・自分の情熱に従って生きるべきだった
・人との時間を大切にすればよかった
・仕事ばかりしなければよかった
これらは多くの人が死ぬ間際に後悔していることとして挙げた一例です。
残念ながら人間は賢いようで、後悔なく日々を過ごせるほど、賢くはないようです。
じぶんの健康や命を犠牲にしてまで、ブラック企業で働き続ける人が後を絶たないことからもわかりますよね。
今回はぜひフリーランスやフリーランス志望の皆さんにも、人生最後に後悔しないように・・とくに人生後半を充実させるためのフリーランス出口戦略というテーマで話をしていきたいと思います。
ちなみになぜ人生後半なのかというと、体力・気力・才覚・容姿・健康などがだんだんと損なわれていく人生後半は、よほどの工夫と対策をほどこさねばみじめでハードすぎる人生を送る羽目になってしまうからです。
若い世代のうちは、基本的に何をやっても楽しいし、才能や気力も充実していて、多くの仕事に奔走しつつ、ありあまる体力でプライベートを充実させるために奔走できるので、若い世代は無心につっぱしってもいいステージだと思います。
意外にじぶんでは気づけない・・・じぶんが人生で一番大切にしたいこと
人間というのは意外に賢くないんだなぁという感覚は昔からありました。
健康や命が一番大事なことは一見、わかりきっているはずなのに、じぶんの貴重な健康や命をすり減らしてブラック企業の理不尽な上司の指示を聞き続ける・・・。
じぶんは不条理に対する怒りを原動力に、たまたまそこから抜け出せましたが、誰しもじぶんの希望や理想通りに生きるのが苦手なようです。
これはひとえに日ごろから自分の理想や価値観を明確にしていないことと、世間の常識や声を過剰に気にして自分の心の声にふたをするからだと思います。
手遅れになる前に徹底的にじぶんと会話する
そして晩年、今から軌道修正するには遅すぎる段階となってからはじめて後悔するのです。
そうなる前に、まずはじぶんの人生、本当にこのままでいいのかじぶんと対話する必要があります。
そして自分と対話するために必要なことは、一時的にでも忙しすぎる環境から自分を解放することです。
価値観マップを作ってみる
結局、じぶんには何が大事でどう生きるべきかということを認識できていないことが人生を後悔することの元凶です。
それを回避するためにはじぶんがどう生きるべきか、何を捨て何を大切にするべきかを洗い出す必要があり、それを実施するために「価値観マップ」を作成することをお勧めします。
「価値観マップ」とは
価値観マップとは、人生の目的地を定めるためのコンパスとして、自分がどんな価値観を持ち、何に幸せを感じるか、人生でやりたいこと、人生の目標、お金との関わり方などを整理するものです。
価値観とは、自分が大事にしているモノの考え方やブレない考え方の軸で、物事を評価する際の判断基準ともいえます。価値観によって、自分が何を重要視するのか、人生のあらゆる場面における優先順位も決まります。
価値観マップは、自分の好きなことを並べたり、普段の習慣から考えたり、過去を時系列ごとに振り返ったり、自己を客観視したりすることで、見つけることができます。また、家族や友人に分析してもらう、就活の専門家に相談する、企業の価値観や理念と合致しているか確認するなど、さまざまな方法があります。
マインドマップと呼ばれるソフトウェアを使って作成することがおススメです。
そして例えば下記のような大項目から細部を深堀していきます。
・自分にとって大切なもの、そしてそれらの優先順位は?
・どんな働き方でどんな仕事をしたいか?
・人生で絶対にやらない/避けるべきことは?
・人生においてやりたいこと(バケットリスト)
実際にやってみた
自分にとって大切なもの、そしてそれらの優先順位は?
1.自分と家族、親しい友人の健康
2.自由な時間
3.不快を減らし快を増やすための知恵
4.趣味や仕事のスキル
5.争いのない安寧な時間
6.お金・資産
どんな働き方でどんな仕事をしたいか?
・マックジョブのような時間の切り売りではなくスキルを活かせる仕事
・クライアントや仕事仲間は徹底的に選ぶ
・働く時間は1日6時間まで
・働く場所・時間帯は自由
・お金は二の次(少なくとも45歳以降は)
・仕事自体が楽しくて仕方ない内容の仕事を今後見つけたい
人生で絶対にやらない/避けるべきことは?
・特定の人物・組織に深く依存しすぎない
・不快な人と付き合わなくてすむように付き合う人は厳選したり生活パターンを構築する
・欲と不安に振り回されないようにする
・博打・ギャンブルは打たない
・競争に熱中しすぎない
・他人の人生を生きることは避ける(他人の価値観や世間の目に振り回されない)
・お金のかかる趣味(お金をかければより楽しめるとは限らない)
人生においてやりたいこと(バケットリスト)
・日本の有人離島をできるだけ多くめぐる
・子供のころできなかったお囃子を思う存分やって極める
・サーフィン三昧の日々を作る
・トゥクトゥクを運転する
などなど
細かいものを上げたらキリがないw
自分の価値観が洗い出せたら今日から働き方を変える
価値観マップを作ってみると、おのずとどのように仕事に向き合えばいいか、理想の働き方が見えてきます。
まず、価値観マップから再確認できたのは、
たかだかお金のために健康や最低限必要な自由な時間を犠牲にすることはできないということです。
また、仕事自体にも楽しさややりがいを求め、あまり合わないクライアントや仕事仲間とは仕事をしないということです。
どうでしょう?
わがまますぎると思いますか?
みなさんもそうしたいのは山々だけど、そんなにうまくいくわけないだろ・・と思いますよね。
ただ、それは皆さんの思い込みかもしれません。
自分もブラック企業に搾取されまくっているときは、働くというのは不条理に耐えることだと考えていた節があります。
しかしそれでも、諦めずに勇気を振り絞って行動をおこしフリーランスとして独立したら人生が良い方向に激変しました。
ただフリーランスになってからも、不条理や多少の失敗は皆無になったとは言えず、日々、学んでブラッシュアップを繰り返しています。
40代・50代・60代・70代はどのように生きていたい?から逆算するフリーランスの出口戦略
フリーランスとは働き方の一形態であり、生き方の一形態であると考えています。
全てが自己責任であるシビアな一面がある一方、他人の影響を減らしじぶん自身の力と知恵で自分自身の生き方をコントロールできる至高の存在だと信じます。
ここでは、歳を取るとともに難易度が増す人生後半において、それでも自らの知恵と工夫と勇気でよりよい人生にするための作戦を練ってみます。
40代はこう生きる
40代は資産形成の最終ステージと位置づけています。
ようはお金のために働くのが最後の年代と位置づけています。
かといってお金を稼ぐために健康や最低限必要な自由な時間を犠牲にしないという条件付きです。
やりがいや楽しさなどは、少々犠牲にしてもOKという感じですね。
あとは若い感覚や体力が必要な仕事内容も40代を最後に引退しようと考えています。
年代によって仕事内容も変遷していく(変遷せざるを得ない)ということですね。
それを予め計算して行動していくということです。
また40代はプライベート面でも、まだ体力があるうちにやりたいことをやっておこうと考えています。
上記のバケットリストでリストアップしたことを、出来る限り実現していく。
とくに旅行は若いうちじゃないとあまり楽しめないですからね・・。
プライベートも全力投球です。
50代はこう生きる
50代は仕事もプライベートもあきらかに減速させます。
50代なんてまだまだ若いと思われる方もいるかもしれませんが・・。
じぶんは若いうちに無茶をやりすぎているので、だいぶガタもきているので、おもいっきり減速します。
スローライフというやつですね。
具体的に言うと仕事は、じぶんの価値観に完全にあったものであれば引き受ける。
そんな仕事がなければないで別にいい。
そんなスタンスです。
おそらく収入は現時点の半分以下にまで落ちると思います。
世間では多くの人がステータスも収入も最高な状態に突入する中での決断なのでなかなかに勇気はいりますが、自分の価値観と決断を信じたいと思います。
まぁ、そもそも不本意ながら色々なものを犠牲にして築いた資産もありますので、働かなくても生きていける算段はついています。
それよりもはるかに貴重だと感じる時間を、楽しくない仕事に費やすリスクの方が怖いのです。
またスローライフといっても、べつに毎日をだらだら酒飲んで寝てを繰り返すわけではなく、じぶんの趣味に没頭はするつもりです。
60代はこう生きる
60代は仕事は完全に辞めます。
ただし、フリーランスを続けていると趣味の延長でやっていることが意外な収入になることがすごく多いことを感じていますので、何かしら収入は得られると確信しています。
60代は、社会貢献のステージかなと考えています。
それは後進に何かを教えたり、伝えたりする活動であったり。
地域やコミュニティの催しや活動の手伝いだったり。
お世話になっている親しい人の手伝いだったり。
そんな風に過ごしたいと考えています。
70代はこう生きる
70代までいったらもう無罪放免。
毎日、好きなように生きます。
地方の海沿いに移住して、家に露天風呂を作りたいです。
毎日、読書して猫と戯れて海を見ながら焚火して露天風呂に入る。
そんな感じの人生を送るために、フリーランスとして日々必死に活動しているわけです。
皆さんもぜひ、理想の人生を送るため、晩年に後悔しないため、自分の価値観を整理して人生を積み重ねていってください。