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Webライター特集企画第2弾!!発注者視点で・・・依頼したい優秀なWebライターとは?

100の生業を持つ現代版百姓を目指す、破天荒フリーランスの山崎レモンサワーです。

今日も前回同様、複業メディア「ウィズパラ」で取り扱った「Webライター特集企画第2弾!!発注者視点で・・・依頼したい優秀なWebライターとは?」というテーマで話していきます。(元記事:https://wizpara.com/2158/
発注者(Webライターに依頼する)側は、どのようなWebライターを探しているのか、どのようなWebライターが喜ばれるのかという内容になります。

前回の「Webライター特集企画第1弾!!書く事を仕事に・・フリーランスWebライターとして稼いでいくには」も合わせてご覧ください。
https://www.wantedly.com/companies/company_3366457/post_articles/388230

じぶんもフリーランスのWeb制作者として、SEOコンサルの方と組み、SEO施策を支援している関係で、多くのWebライターを探す機会が多いのですが、当然、Webライターなら誰でもいいということはありません。

Webライターは参入ハードルが低い(簡単になれる)ため、ライティングスキルがピンからキリまでのWebライターが存在していて、優秀でいてさらに信頼のおけるWebライターは見つけるのが非常に難しいのです。

デザイナーやプログラマーは、ポートフォリオを確認すれば比較的簡単に優秀な方を見極めることができるんですが、Webライターは優秀かどうかを見極めるのが難しく、実際に仕事を依頼しても、期待外れだったりするケースが多いのです。

今回、発注者側はどのようなWebライターを求めているのかを紹介することで、Webライターを目指す人の気づきになってもらえばと思います。
また、今まさにWebライターに依頼を検討している事業者に、Webライターを探す場合、絶対おさえておいたほうがよい条件を挙げて、発注者側への気づきにもなってもらえればと思います。

信頼できるWebライターはわずかしかいない・・・信頼できるWebライターの条件


閲覧者が求めている生きたコンテンツを書けるライター

発注者がWebライターへ依頼する目的・理由は、サイトへアクセスを集められる記事を提供してもらうことであり、誰からも読まれない価値の無い記事を提供してもらっても、Webライターに発注する意味がなく、お金の無駄になってしまいます。

ようは、アクセスを集められる価値のあるコンテンツを書いてくれるライターかどうかが非常に重要になります。まぁしごく当たり前の話しではあるのですが。

ただ、この価値があるコンテンツかどうかを見極めるのは至難の業で、発注者の主観による評価になってしまうことがほとんどです。

アクセス解析ツールなどを駆使し、客観的指標で、価値のあるコンテンツかどうかを評価する手段を持ちたいところです。

自分のフィールド(得意ジャンル)を理解しており、フィールド以外のライティング案件に手を出さないライター

価値あるコンテンツを提供するには、自分が持っている知識・経験・スキルが存分に活かせる得意ジャンルの案件のみをひき受けるべきです。

仕事が欲しいからといって自分の専門外のジャンルの案件をひき受けるのは無謀であり無責任だと感じます。

優秀なWebライターは、価値あるコンテンツを提供することが、きちんと目的や信条になっているので、自分の専門外のジャンルの案件はそもそもひき受けません。

発注者側も、この手の姿勢(専門外なので断る)を見せるWebライターは、逆に信頼がおけると理解しましょう。

文字の羅列だけではなく図表やグラフ、イラスト、写真を自前で用意できるライター

記事を見た時に、単なる文字の羅列で終止するのと、わかりやすいようにグラフや図表、イラスト・写真などが挿入されているのとでは、記事からインプットできる情報量に大きな違いが生じます。

分業化が進んでライターはあくまでテキストのみでOKの案件も多いですが、この内容にはこの図表・グラフがなければコンテンツとして成立しないと判断すれば自ら、グラフ・図表を作成したり、写真を撮って挿入したり、最終的な記事のクォリティを担保するために、あらゆることをするという姿勢が、信頼を生みます。

Webライターの最終ゴールはあくまで、文字数を稼ぐことでなく、人を惹きつける/人の役に立つ記事を作り上げることです。

この意識があるか、希薄なのかが信頼できるWebライターかそうでないのかを見極めるキーポイントです。

ファクトチェックスキルがあり内容の真偽に責任を持つライター

以前、キュレーションサイトに健康に関する真偽不明のでたらめな記事が多数掲載され、その記事を見た閲覧者から健康被害が生じたなどの声が上がり社会問題となりました。

具体的にはDeNAのキュレーションメディア「WELQ(ウェルク)」が、医療・健康情報を扱うメディアでありながら、薬事法違反や他のサイトからの無断転載が多く見られることがブログやメディアなどで指摘され、問題視されるようになり、同じくDeNAが運営している「MERY」「iemo」などの他の9つのキュレーションサイトも、他のサイトからの文章や画像の盗用が多いことが分かり、すべて掲載中止となりました。

その他、企業が運営しているキュレーションサイトでも著作権侵害や、真偽不明な医療・健康に関する記事が跋扈していたことを問題視し、GoogleはYMYL(「Your Money Your Life」の略で、ユーザーの金銭・生命に重大な影響を与える可能性があるトピック)ジャンルの検索品質のジャッジを厳格化するという大幅な検索エンジンアルゴリズムのアップデートに踏み切りました。

これらの社会問題を契機に、記事の内容に対するファクトチェックやエビデンスの提示など、ライターとしてのリテラシーやモラルも、より厳密に求められるようになっています。

自分の書いた内容に責任の持てないWebライターには発注をすべきではないでしょう。

著作権について理解と配慮が完璧で、他サイトから引用したコンテンツのつぎはぎのような記事は作らない

残念ながらこれまで、他サイトで掲載されている内容をそのままコピペ盗用するような著作権侵害が横行してきたと言わざるを得ません。

当然、社会的にも著作権に関する意識が増してきましたし、著作権侵害を行うライター・事業者に対するペナルティも大きくなってきています。

当然、インターネット上の神的存在である、Googleにも盗用したコンテンツはすぐに判別され、インターネット上から存在が抹消されるようになります。

Webライターへ記事の執筆を依頼する事業者は、この手の著作権侵害を行うWebライターかどうかを見極めなければなりません。

著作権侵害(コピペ)を判別するツールもたくさんでてきていますので、これらを活用するといいでしょう。

https://service.plan-b.co.jp/blog/seo/12374/

率先して記事の拡散・露出を高める努力をしてくれる

コンテンツがどんな内容なのかよりも、誰が発信しているコンテンツなのかの方が重要になることがしばしばあります。

やはり影響力のあるアーティストや芸能人が、発信すれば、一般の名もなきWebライターが発信するよりも、影響力・説得力も高まりますし、やはり拡散力が桁違いです。

優秀なWebライターはこれまでこつこつ、SNSやブログなどで影響力・発信力を増す努力をしていることが多く、入稿した記事についても、自分がもっているSNS・ブログなどで積極的に告知することによって、拡散が見込めます。

単に良いコンテンツを提供してくれるというだけでなく、そのWebライターがリアルでどのくらいの影響力・拡散力を持っているかというのも、評価の指標となるでしょう。

SEOについてリテラシーがあり、SEO効果の高い記事について肌感で理解している

Webライターに執筆を依頼するのは、メディアを運営している編集社か、SEOコンサル会社であることが大半です。

これらの事業者は、検索エンジン上でいかに順位を上げられるか、毎日、試行錯誤しています。

記事の執筆を依頼するWebライターがSEOのリテラシーがあり、SEOを意識して執筆しているかそうでないかで、表れるSEO効果に天と地ほどの差が出ると言わざるを得ません。

SEOを意識しているWebライターであれば、検索する際に用いるであろう言い回しを記事中や見出しに含ませてくれるからです。
キーワードのチョイスも絶妙な事が多いです。

依頼する候補のWebライターには過去のSEO実績(メジャーなキーワードに対して、獲得した過去最高検索順位)を聞くのも判断材料になるでしょう。

こんなWebライターへの依頼は避けましょう


Webライターになるためのハードルは低く、Webライターと自分で名乗ればなれるため、そもそも多くのWebライターがおり、スキルも玉石混合ですので、発注者側からすると優秀なWebライターかどうかを見極めるのに、ある程度苦労が必要になってきます。

前項では優秀な条件をあげてきましたが、今度は避けるべきダメな条件について列挙していこうと思います。

文字数を満たすことだけが目的になっている

発注者がおもに案件募集の要件を提示するときに、文字数と記事タイトルを提示して募集を募ることが多いです。

この文字数というのが曲者で、Webライターは、文字数を満たすことを目的・ゴールにしがちです。

基本的に良いコンテンツであるのに、文字数が何文字であるなどは無関係で、単なる目安としてもあまり意味の無い指標であるのにも関わらずです。

以前、SEOでは多い文字数の記事が力が強くなり順位が上に上がりやすいという時期も一時あったのが関係しているのかもしれません。

これは要件を提示する、発注者側も悪いのですけどね・・・

文字数が多ければ情報を検索して記事にたどり着いた閲覧者が満足なのかを、本気で考える必要がありそうです。

文字数よりも、閲覧するユーザが読んで満足するかどうか、気を付ける指標はこれだけです。

文字数だけ満たし、中身がスカスカな記事を寄稿するWebライターは避けましょう。

そもそもコンテンツの内容が真実ではない

掲載内容が誤っているのは致命的です。

もちろんWebライターもわざわざ虚偽の内容を掲載したいとは思わないでしょうから、真実かどうかを見極める知識やスキルが欠落してるのでしょう。

じぶんの専門外のジャンルで執筆をひき受けた時ほど生じやすいです。

自分がいままで長年培った経験やスキルがあればリサーチの中で、それが真実かどうかを見極める事はできるはずです。

発注するWebライターに、依頼する記事のジャンルについて深い造詣があるかどうか徹底的に見極める必要があります。

提供記事が低品質記事・ペナルティ扱いになる

SEOコンサルが非常に意識する必要があるのは、いかに良質で高価値のあるコンテンツをサイトに増やすかという点と、もうひとつ、いかに低品質な記事をサイト内におかないかということが必要になります。

とくに後者の低品質の記事を置かないというのは近年、非常に重要になってきております。低品質の記事から被るネガティブな影響、マイナス評価が全体のサイトの評価を落とし、検索順位を下降させるためです。

GoogleAnalyticsやSearchConsoleでサイト内の記事を吟味して低品質であったり、ペナルティを受けている記事などで、Webライターが提供してくれた記事を、じっくりと評価しなおすプロセスが必要という事です。

案件のジャンル・業界についてそもそも知識がない

自分に知識が無い専門外のジャンルの記事を執筆する場合、基本的にはネット上で情報を調査して、それらの調査で閲覧した複数の記事から情報を取ってきて、つぎはぎで別の記事にする・・・そんな記事に何の価値があるでしょうか。

下手をしたら著作権侵害にも該当してくるリスクもありますしね。

この手の記事で参考元の記事群を検索順位で上回ることはありませんので、投稿する意味もあまりありません。

Webライターのプロフィールで、得意なジャンルが無駄に幅広いのも疑った方がいいと言えます。

逆にこのジャンルしか書けないけど、このジャンルであれば誰にも負けないという、特化型Webライターは信頼をおきやすいですよね。

誤字・脱字・・・・単純に日本語が下手

まぁ、これは論外ですよね。読んでて誤字脱字がある時点で、その記事の信用度が落ちるというか・・・プログラムの解説、ソースでの誤字脱字だったら、そもそもエラーで動きませんしね。

書いていたら誤字・脱字なんて生じるのは当たり前なので、これは執筆後にいかにつまらない校正作業をさぼらないでやれるかという点に尽きると思います。

誤字・脱字は無いことは大前提なので、誤字・脱字が無くてもWebライターの評価がめちゃめちゃ上がるということはないですが、誤字・脱字を見逃してしまった時の信頼を失い方は結構大きいです。

あとは言語の使い方ですかね。
言い回しとか、表現力とか、説明がやぼったいとか、発注者の好みもあると思いますが、言語能力が低いとそもそも書き手には向いてないですね。

納期・作業スピードとクォリティのバランスが悪い

自分も発注者側で数々のWebライターに発注したこともありますが、あまりプレッシャーをかけずに仕事をしてほしいという願いから、信頼してあえて締め切りなどを設定しないことが多かったのですが、もれなく仕事の進みが遅いことが多かったです。

もちろん早ければ良いというわけではないのですが、成果物のクォリティが高い上に作業スピードが早く、月々多くの作業量をこなしてくれるWebライターは重宝されます。

コンテンツのクォリティはもちろん大事なのですが、ときに投稿頻度の方が重視される事がおうおうにしてあるのが検索エンジンアルゴリズムの特徴です。

まとめ


ひとえにWebライターといっても実に様々なリテラシー・スキルを持った人たちが存在しているので、優秀なWebライターに出会えることは幸運なことだと思います。

まずは小さな案件で、できるだけ多くのWebライターに依頼をしてみて、優秀かどうかを判断するのが無難です。

成果物に著作権侵害などが無く、高品質で虚偽の無い信頼のおける内容であるかどうかを判断するには発注者側にもそれなりのリテラシーが求められます。

発注者側の編集社やSEOコンサル自体が、案件ジャンルについて深い知識を保有しつつ、そのジャンルを得意としていて、予め信頼関係を構築しているWebライターに依頼するというのが間違いのないWebライターへの依頼の流れになるでしょう。

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