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Googleビジネスプロフィールのやらなきゃ損な活用方法紹介

100の生業を持つ現代版百姓を目指す、破天荒フリーランスの山崎レモンサワーです。

今日も複業メディア「ウィズパラ」で発信した記事のご紹介です、Web系とわず自らビジネスをやってる方なら、誰しも知っておくべきWebマーケティングツール、Googleビジネスプロフィール(※旧Googleマイビジネス)について深堀りしていこうと思います。(元記事:https://wizpara.com/2003/

とくに店舗をもって商売している店舗ビジネス・ローカルビジネスの事業者にとっては、ある意味、Webサイトを自前で持つよりも、Googleビジネスプロフィールを賢く設定・運用する方が費用をかけずに集客効果をあげらるといえます。

※2021年11月4日、Googleマイビジネスが、Googleビジネスプロフィールへ名称変更することが発表されました。
この変更により、ビジネスプロフィールは、Google検索とGoogleマップから直接管理することができるようになり、2022年にはGoogleマイビジネスアプリも廃止になるなど、さまざまなアップデートが加えられていくようです。

Googleビジネスプロフィールは、超・超簡単に言うと、ここに自分のビジネスの店舗情報を登録しておくと、検索ユーザーが最寄りの店舗を検索した際に、検索結果のGoogleマップ上に店舗情報が表示されるというものです。

ひと通り登録するだけでも、検索にヒットするにはするので、効果はありますが、運用の仕方でさらに露出を高めることができます。

必要最低限の情報を一度登録しておくのみでは、フル活用しているとは言い難く、非常にもったいない使い方です。

今日はもう一段、ローカルビジネスの宣伝にうってつけのツール、Googleビジネスプロフィールの賢い活用方法についてお話しします。

Googleビジネスプロフィールを賢く使いこなす施策=MEO対策(ローカルSEO)


Googleビジネスプロフィールを賢く使いこなすということは、地域の店舗やサービスを検索したユーザーに表示される検索結果(Googleマップ)にいかに上位表示させるか・・それがいやゆるMEO対策を施すという事になります。

MEO対策(ローカルSEO)とは?

MEO「Map Engine Optimization」対策とは、Googleマップの検索エンジンで該当店舗のGoogleビジネスプロフィール情報を上位表示するための対策です。
施策が功を奏すとGoogleマップだけでなくGoogle検索の検索結果画面でも表示されるため、WEBからの集客が大きく見込めます。

「地名」+「業種」などのキーワードで特定エリアの情報を調べることを「ローカル検索」と言い、ローカルSEOとは特定のエリアに着目したSEO対策のことを指します。MEOもローカルSEOもGoogleマップで上位掲載して露出を上げるために行うGoogleビジネスプロフィール上での施策です。

MEO対策ではある程度の検索ボリュームがあるキーワードで上位3位以内に入ると、「ローカルパック」という部分に表示されます。
ローカルパックとは、Googleの検索結果画面のもっとも目立つ箇所に表示される上位3つのGoogleビジネスプロフィールリストのことです。

MEO対策を行いローカルパック内に表示されると、自然検索の検索結果よりも上に表示されますので、ある意味、自前のWebサイトを最上位に表示させる以上の効力を発揮することになり、その効果は絶大です。

MEO対策(ローカルSEO)の具体的施策

Googleビジネスプロフィールにアカウントを作り、ひととおり情報を入力して終わりの人が実に多い印象です。
本当に大事なのは、そのあとなんです・・・。

むしろMEO対策(ローカルSEO)の施策を精力的に行っているビジネスオーナーは少数派なので、ここにリソースを割く事で、多くの集客に発展させる可能性があります。

それでは、MEO対策(ローカルSEO)で効果をあげる実際の具体的施策を見ていきましょう。

ターゲットとする検索キーワードを選定してプロフィールに含ませる

ここでいうキーワードとは、Google検索エンジンやGoogleマップで検索する際のキーワードの事です。

例えば、中野駅周辺の美容室を探したいとしましょう。
その際は、検索窓に「中野 美容室」などと入力して検索する人が多いと思います。
キーワードとは、この「中野 美容室」のことを指します。

自分の店舗がGoogleマップ上で表示されるには、検索でヒットさせたいキーワードを洗い出してGoogleビジネスプロフィール上に入力する必要があります。

具体的には、以下のようにキーワードを含ませてください。

・ビジネス情報の詳細やメニューなどに入れる(実際のメニューには無いなど虚偽であってはならない)
・投稿機能を使って情報発信する際にキーワードを入れる
・クチコミの返信にキーワードを含ませることを心がける

キーワード選定のコツですが、競合の多いメジャーキーワードではなく、マイナーキーワード(検索ボリュームの少ないキーワードは競合も少ない)を複数大量に含ませ、マイナーキーワードそれぞれ、確実に上位表示を狙うロングテールというやりかたです。

自分のビジネス(店舗)情報を充実させる

簡単に言うと、自分の店舗・商売の説明をしつこいほど、詳しく書いておこうという事です。

内容が多ければ多いほど、検索されるキーワードの候補も増えますし、よりビジネスの説明が詳しく書いてある方が、Googleから高評価を受ける可能性もありますし、検索ユーザーが説明を見て、お店に行こうと決定する機会が増えるためです。

写真の数やクォリティでも、検索順位にいい影響が出ると考えられるため、極力、登録できる写真や入力できる情報については、制限いっぱいまで情報を登録しておくことをおススメいたします。

入力内容は定期的に見直し最新かつ正確に保つ

WebサイトのSEO対策でも言える事ですが、この点は非常に重要です。

Webサイトを作ったはいいものの、更新をまったくせずに、放置すると検索エンジンの順位はみるみる下がっていきます。

Webサイトの更新は行う人は多いですが、Googleビジネスプロフィールの入力内容を、日々見直したり、更新したりする人は少ない印象です。

逆に、ここを手間を惜しまず、こまめに更新することで、MEO(ローカルSEO)的に、有利になることが可能です。

各種プラットフォームでの掲載NAP情報を揃える

NAP情報とは「Name(名前)、Adress(住所)、Phone(電話番号)」の略で、このNAP情報はGoogleがクローリングしているなかで、各々の店舗を識別する際に、非常に重要な情報になります。

このNAP情報はMEO対策に重要で、具体的には、自社のホームぺージやSNSなどすべてのWEBサービス上に掲載されている情報とGoogleビジネスプロフィール上の情報を一字一句統一することが有効になります。

漢字・カタカナ・全角半角などが異なるだけで別店舗扱いされる可能性もあるため、「一字一句」同じにが重要な訳です。

クチコミ・レビューの数を増やす/評価を上げる


MEO(ローカルSEO)で一番大事なのはいかにこのクチコミと高評価を増やすかということです。
クチコミの数が多く高評価が高いお店ほど、Googleは当然、上位表示させようとします。

これは実際にGoogleがローカルSEO(ローカル検索の掲載順位を上げる施策)に有効として推奨しています。
Googleビジネスプロフィールのヘルプで、クチコミを増やすためのポイントとして、以下のように言及しています。

お客様のビジネスに関するGoogleでのクチコミは、お客様とユーザーの両方にとって貴重な情報です。
お店やサービスのクチコミは、GoogleマップとGoogle検索のビジネスプロフィールの横に表示され、注目度を高めるのに役立ちます。

そのため、クチコミを集めるやり方は、以下のような手段が有効です。

・会計の際に口コミの投稿を直接お願いする
・レジやテーブルに口コミの投稿をお願いするポップを設置する

ただし、クチコミの投稿の見返りとして特典を提供したり、サクラを使って嘘のクチコミを増やすなどはGoogleのポリシーに違反します。
ペナルティを受ける可能性がある行為は絶対に控えましょう。(絶対バレます)

また、クチコミの数はただ増やせばよいというわけではありません。
ただサービスが良かったなど、抽象的な表現ではなく、メニュー名、何がどのようによかったのかなど、来店見込みのあるユーザーに訴求できるようなクチコミを投稿してもらうのがベストです。

ただ、見返りが違反とはいえ、お客さんの善意にのみ訴えかけるのは、限界があるので、ここからは工夫のしどころです。

クチコミにはまめに返信する

お店側がクチコミを増やすのはサクラ的な行為でNGなので、お店側にやれることとしては、もらったクチコミへの返信です。

良いクチコミへの返信であれば、気持ちよく返信できますが、クレームであったり、中には誹謗中傷に近いものも現れたりします。

クレームであれば、ありがたいダメ出しとして実際のサービスに反映して改善し、お客様にダメ出しへのお礼などをするのが効果的になるでしょう。

誹謗中傷などは論外なので、放置せずGoogleに通報するなりしかるべき対処をするようにしましょう。

投稿機能で近況やニュースをアップする

Googleマイビジネスには店舗のお知らせなどを投稿することができる投稿機能があります。
この投稿機能を使って、新しいキャンペーンやイベント、新メニューなどの告知・宣伝が可能です。

それだけでなく、店舗内の雰囲気を伝えたり、スタッフからの日常風景の切り抜きなどを伝えるのも、ファン獲得に有効です。

もちろんこの投稿機能の投稿頻度もMEO(ローカルSEO)に大事な指標で、リアルタイムで店舗や企業の最新情報を掲載することでGoogleマップ上で上位表示されやすくなります。

目安としては、Googleから新しい情報を更新し続ける”生きた”コンテンツとして認識してもらうためには、最低週2回程度、情報を発信するのが良いでしょう。

Googleビジネスプロフィールのヘルプにある投稿に関するヒント

・高品質を心がける: 誤字、奇抜な文字、意味不明なコンテンツ、自動生成コンテンツ、閲覧の妨げとなるコンテンツは避けます。
・敬意をもって投稿する: わいせつ、冒とく的、または攻撃的な言葉や画像および動画の使用は控えます。
・信頼できるウェブサイトへのリンクのみを投稿する: マルウェア、ウイルス、フィッシング、またはポルノへのリンクは許可されません。
・規制された商品やサービス: 規制されている業界で商品やサービスを提供する場合、投稿の使用は許可されますが、商品自体に関連するコンテンツを投稿することはできません。規制対象の業界には通常、成人向けサービス、アルコール、タバコ、医薬品、ドラッグ、健康および医療向け機器、ギャンブル関連サービス、花火、武器、金融サービスが含まれます。
・ファミリー向けの投稿を心がける: 性的なものを暗示する、または露骨な性表現を含むコンテンツの投稿は控えます。

自社サイトや他SNSも同時並行で露出をあげる

SNSや自社サイトを、並行して育てていく事で、GoogleビジネスプロフィールでのMEOにも相乗効果で良い効果をもたらす可能性は高いです。

これはサイテーションが増えれば、SEO、MEO的に効果があることからも推察できます。
サイテーションとは、自店舗、自サービスの情報をリンクなしで別コンテンツ・別媒体で言及されている状態を指します。
ここでいう具体的に情報とは、会社名やブランド名、住所、電話番号、a要素ではないテキスト上のURLです。

外部でサイテーションを得ていることは、それだけ信頼性や専門性のあるコンテンツとしてみなされるわけです。

そのため、とくにバックリンクなどの小手先を多用せず、検索ユーザーに有益だと思う情報を、様々な媒体でこまめに発信していくのが有効になります

最重要・・・いかに高評価のクチコミを増やすか

MEO(ローカルSEO)の成功の秘訣はいかに高評価のクチコミを増やすかに終止していると言っても過言ではありませんが、これがなかなかに難しいです。

そもそもお店の商品やサービスの品質が悪ければお話しにならないので、話はお店のサービスを練磨しつくしてからです。

自分のお店のサービス、商品のクォリティを極力高めた上で、どうやってクチコミ・高評価を集めるかということです。

ガイドライン的にクチコミ・高評価にたいして、割引やサービスなどを付加することはNGです。禁止されています。

まずは、クチコミ・高評価が増えることで、お店の商品やサービスのクォリティがさらに向上することをお客さんにアピールします。

また、お客様の負担にならない形でクチコミ・評価をしてもらう工夫が必要です。コツとしては、Googleマップのクチコミに直接繋がるQRコードを活用する方法がお勧めです。

要注意!Googleのガイドラインを遵守してブラックハットな施策はやめよう

まず大前提として、ガイドライン違反は絶対バレますしペナルティも考えて絶対にしないようにしてください。

その中でもやってしまいがちな点が挙げていきます。

1.クチコミ投稿に対し、報酬を提供してはいけません。
 クチコミコミの自作自演は絶対にNGです。

2.店舗名にキャッチフレーズや商品名を含めてはいけません。
 宣伝文句などを含む名称は全てガイドライン違反となります。

3.ビジネスの説明にURLを記載してはいけない
 キャンペーンやクーポンを過度に強調することも禁止

Googleビジネスプロフィール経由の集客はどのくらい?効果測定はできるのか?

Webマーケティングに効果測定は必須です。

MEO(ローカルSEO)の施策が、功を奏しているかを知るには、Googleビジネスプロフィールのインサイト機能を利用します。

インサイトとは自店舗・自サービスのビジネスプロフィール情報がWeb上・GoogleMap上でどのように検索されたか確認ができるアクセス解析機能です。

例えば、Web上で見られた閲覧数やその検索方法の割合、検索キーワードなど、検索ユーザーがどのようにしてビジネスプロフィール情報を知ったかを詳細に確認できる機能となっていて、この機能を上手く活用することで、新しい情報をどのように発信すれば良いか把握できます。

GoogleビジネスプロフィールはWebマーケターの高度な知識・スキルがなくても、Web業界ではない、ビジネスオーナーが自ら情報発信をできるように敷居が低くなっています。ぜひ、Googleビジネスプロフィールを活用して、自身のビジネスへの集客に活用しましょう。

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