【2年目突入】オンライン研修授業やってみた!/自分も受講生も楽しんで学べる環境作りを目指す!講師視点から現場をリポート!
こんにちは。人材開発部の秋山です。
2019年10月に本格始動を開始した教育事業部の一貫として、
2020年4月に新たなプロジェクトとして『新入社員向け研修授業』をスタートし
無事に2年目を迎えた弊社。
今回は、2年目の研修の感想や来期に向けた課題などについて、
講師として研修を進めている山崎さんに感想等をお伺いしました。
▼研修が終わった感想
秋山:まずは3ヶ月お疲れ様でした!
今年もオンラインでの研修となりましたが、いかがでしたか?
山崎さん(以下 山崎):
秋山さんもお疲れ様でした!
感想は…疲れました(笑)。
と言っても、心地の良い疲れです。色々と刺激を受けた出来事も多く、チャレンジもありました。
個性豊かな受講生が集まったので、大変な部分もありましたが、終わってみれば楽しかったですね。
秋山:去年までとは違い、新型コロナウィルスの影響で第一志望業界への就職が難しく、
第二希望・第三希望業界としてIT企業を選択して、エンジニアへ方向転換を行った新入社員のメンバーもいたので、色んな学部出身・様々な個性を持ったメンバーがいましたね。
受講したメンバーの経歴やエンジニアを目指すお話を聞いて、改めてコロナの影響を感じました。
去年との大きな違いはありましたか?
山崎:
去年と今年では、同じオンライン研修ですが、大きな違いが2点ありました。
1点目は、学習スタイルの違い。
去年は講義スタイルで進めていたので1日中講義を行っていましたが、
今年は受講生が自分でテキストを読みながら学習を進めるスタイルだったので、実際の講義はほとんど行っていません。なので受講生に直接レクチャー出来るのは、受講生側から質問が発生した時を基本としていたため、日々『教えたい欲求』を押さえながら過ごしていました。
逆に受講生からすると、自分のペースで進める事がで出来るので、やりやすい部分も多かったのではないかと思います。
自発性・自主性を促す事、そして自分で時間を調整する力を身に付ける良い環境になったのではないかと思います。
2点目は、プログラミング未経験者の秋山さんをメンターとして迎えた事。
去年までは、アシスタントとして一緒に受講しケアをしてもらう役割を高坂さんにお任せしていたのですが、今年からは高坂さんが不在です。
受講スタイルも変わった事もあり、受講生との距離が遠く感じる可能性がありました。
より受講生の目線を深堀していく事と、新しい感覚を取り入れるには…と考えていた時に、ちょうど秋山さんとMTGで話す事があり、そのままジョインの流れになりました。
秋山さんには、講義内容以外の全般を幅広くサポートしてもらいました。
新社会人でいきなりオンラインかつ自分で進めるスタイルの研修という事もあり、受講生が不安や孤独にならないように、毎朝10分程度のMTG、週末の全体MTGと個別MTGを開催。
「全体だと話しにくい事を個別でだったら話してくれるんじゃないか」と秋山さんから相談をもらって、個別MTGを実現しました。個別MTGの時間は今思い返しても、趣味の話やプライベートな話や雑談も出来たので、ひとりひとりとの良い思い出になりましたね。
そして『プログラミング未経験者としての秋山さん』のポジションについてですが、
受講生にとってはありがたい存在だったのではないかと思います。
全体MTG等で短時間の『ミニ講義』を行う事があったのですが、少し難しい内容の時は、受講生側からのリアクションが無くなる場面がどうしても発生します。
そんな時、秋山さんの「そうだよね。難しいよねー」という「神の合いの手」が入ります!
私としては、事前に「分からない事があれば質問しましょう」を伝えているので、
質問がなければ進めなくてはなりません(もちろん、鬼ではないのでフォローや確認はします)。
ですが、プログラミング初心者の受講生にとっては
「分からないけど、どう質問したら良いか分からない」「これを難しいと思っているのは自分だけかもしれない」と、一歩踏み出せない時もあります。
そんな時、こんな一言があると受講生は「分からない・難しいに同意する事」で意思表示が出来るので、一歩踏み出す事の後押しに繋がっていたと感じます。
講師の山崎は質問した受講生を一本釣り、
未経験者の秋山さんは脱落してしまう受講生が出ないように地引網漁、
そんな役割分担が自然と出来ていたような気がします。
秋山:そんな重要な役割になっていたとは知らず(笑)お褒めいただき、恐縮です。
とにかくオンラインでよくある、孤独で誰に何を聞いたらいいか分からないという状態にならないように、声掛けは意識していました。
山崎さんには学習内容について、私には体調面や何て聞いたらいいか分からない時のSOSの出し方を連絡してくれるように、受講生の皆さんが自然と理解してくれていましたね。私が受講生の立場だったら、「プログラミング詳しくない奴が何してんだろう」と思っていたと思います(笑)
雑談もすんなり受け入れてコミュニケーションも取れるメンバーが多かったですし、体調やメンタルを崩すメンバーもいなかったので、良かったです。
▼2年目の感想
秋山:2年目を終えて、感想・手応えはいかがでしょうか?
山崎:
最終的な研修成果としては、なかなかうまく着地させられたのではないかと思います。
経験者と未経験者では理解度に差がありますが、研修の最終目標は『チーム開発』です。
その最終的な成果となる『チーム開発』ですが、道のりは大変でした。
今年は学習スタイルの関係で、受講生同士が直接顔を合わせてやり取りが出来る状況が、ほぼ無し。
そのため、『チーム開発』を実施するにあたって、お互いが相手の事をよく知らない状況で進めなければなりませんでした。
比較になりますが、同じオンライン研修でも、去年は毎日1日中講義を行っていたので画面越しでも受講生同士のやり取りがありました。リーダ決めも、去年はお互いの事を分かっていたので満場一致の人選になったのですが、今年は少々難航していましたね。
また、去年の課題は難易度が高かったので、今年は大幅に調整したのですが、結果 優し過ぎてしまいました。
様々な受講生がいるので、各方面の調整はオンラインのみだと難しいと痛感ですね!
『チーム開発』は、これからの社会人生活に向けての良い経験になったのではないでしょうか。
スキルの成長はもちろんですが、それよりも『他のメンバーと協力して作業を進める』という部分です。
『相談する・抱え込まない・勝手な事をしない』等、本番前にこの研修で失敗しておくと良いですね。
常日頃伝えていましたが、研修は失敗するためにあると個人的に捉えています。
実際のところ、スキルについては実際の業務に入ってからが勝負で、研修の何倍ものスピードで各自勝手に成長します。研修では、その時に困らないくらいの知識を習得出来ていれば大丈夫です。
今回の研修を通して、失敗した経験を活かし他のメンバーと協力して動く事の大切さを学んで進んでくれていればと思っています。
ただ、講師としての手応えとすると若干物足りなさは残っています。
それは「直接の講義形式ではない」というのが一番大きいのですが、「もう少し受講生からの質問が欲しかったかな」と。この辺り、何か改善出来る事がないかは来年への課題ですね。
秋山:ワクチン接種で解決されるのか不安な部分もありますが、本来の通学スタイルの研修で、顔を見て直接やり取りが出来る環境に戻って欲しいです。
エンジニア以外の仕事でもプライベートな部分でも、『チーム開発』で得た他の人と協力するための動きは大切な事なので、前向きに色んな事へ繋がってくれていると嬉しいですね。
山崎:
あと、今年の研修で嬉しい出来事がありました。
研修スタートの前日、顔合わせのために上野オフィスへ受講生が全員集合したのですが、去年の受講生が先輩社員として、受講生を引率して来社してくれました!
1年ぶりの再会も嬉しかったのですが、顔立ちもずいぶんとしっかりしていて、成長(と、おそらく現場での苦労)が見て取れました。自分の教えた事が役に立っているかどうかは見えませんが、エンジニアを続けてくれているのは嬉しいですね!
先輩エンジニアとして成長した姿で来年も会えたらいいな、と思っています。
▼これからの目標
秋山:3年目に向けて、今後の展望についてはいかがでしょうか?
山崎:
貴重な新人研修を任せてくれた企業のご担当者様も、オンラインではなく集合研修を望まれていました。
もちろん、また対面での講義が出来るようになればなによりですし、私自身もそうなる事を望んでいます。
ですが、現状では自分たちで出来る事には限りがあるので、まずは出来る事から進めています。
年内を目標目安にテキストの大幅リニューアルを進めています。
現在使用中のテキストは、前任者から引き継いだものです。
本来のリニューアル作業としては、テキストの内容は変えずに形式を変えるだけの予定でしたが、
「せっかくのリニューアルだ」と、あれもこれもと取り込んでいるうちに、想定よりも作業ボリュームが増えてきました。
時間はかかってしまいますが、気分が乗ってきたので仕方がありません!
「より良い教材のために、これからの受講生のために」を大切にして、リニューアルを進めています。
これからの話として、リニューアル作業が完了したら新しい教材を作成したいと思っています。
現在のテキストは、基本を学習する範囲を扱っています。
プログラミング学習の序盤は、文字を表示したり計算をしたりと、地味なものが続きます。
それとは別に、プログラミングの『楽しさ』を体験出来るような要素を取り入れたいと考えています。
基本学習の本筋とは別に、少し難しい内容だけど面白そうな教材を用意したいな、と。
この教材の目的は「気分転換」「モチベーションアップ」ですね!
教材を作る私自身が楽しくないと、楽しいものはうまれないと思っています。
そして去年から変わっていませんが、教育事業の根本は「人材育成による社会貢献」だと考えています。
そこにプラスして、『自分も受講生も楽しんで学ぶ事が出来る環境』が実現出来れば、とても素晴らしい事ですね!
3年目に向けて、様々な刺激を受けながらより良い教材と学習環境作りに励んでいきます。
‐山崎さん、改めて研修お疲れ様でした。
3年目に向けて、東京ITカレッジも盛り上げつつ走りましょう!
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