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育児に介護、これから迎えるライフイベントに全力で向き合ってほしい。

BASICS代表小畑です。
今やIT企業の7割以上が導入するほどスタンダードな働き方であるリモートワークは、全国どこにいてもPCさえあれば業務に取り組めるところが魅力です。当社でも選択肢のひとつとして『フルリモート』を採用していますが、今回は僕たちBASICSがその制度を導入するまでに至ったストーリーを少しお話しさせてください。

前職ではデスマーチが横行。根性論だけでは幸せになれなかった

デスマーチとは…
主にシステム開発現場での過酷かつ劣悪な労働環境やマネジメント状況を指す。不適切なプロジェクト管理や進行によりメンバーの物理的・精神的負荷が高まり、チームが疲弊・混乱。プロジェクトが破綻寸前にある状況から「死の行進」という意味を込めた「デスマーチ(death march)」と名付けられている。

まず、僕がエンジニアだった時代のブラックなお話をさせてください(笑)
10年以上も前の話ですが、思い返せばかなり過酷な労働環境でした。朝9時に勤務を開始して、仕事が終わるのは翌日の夜中3時。そこから仮眠をとった後、また9時から仕事開始…そんな生活が1ヶ月以上続くことはザラでした。減らない残業、繰り替えされる休日出勤、犠牲になるプライベート…いわゆるデスマーチに陥ってましたね。

陣痛室でもPCを開いた時に「誰のための仕事か」分からなくなった

もうひとつ、僕が「プライベートを大切にしたい」と思えた決定的な瞬間があります。それはもうすぐ我が子が産まれるという瞬間に、僕が陣痛室で仕事をしていた時です。
迫る納期にばかり気が向きいつものようにPCを持ち込んでふと僕の隣で苦しむ奥さんを見た時に「僕は今、誰のために仕事をしているんだっけ?」と我に返ったんです。人生にそう何度も訪れないこの大切な瞬間に、なんで僕は家族と向き合えていないんだろうと。その後は奥さんにひたすら謝ることしかできませんでした。

この出来事をきっかけに、僕は「何よりも仕事を優先すること」が家族のためだと考えていましたが、それはただの自己満だったと気付かされました。目の前の家族に向き合う時間を仕事に遮られてしまっていては本末転倒。ならばこれからは仕事とプライベートのどちらかを疎かにするんじゃなく、どちらも両立できる環境をBASICSで作っていこうと心に決めました。

大切なライフイベントを「迷惑」と捉えてほしくない

ここ20年で共働き世帯は1.5倍に増えていて、全国にいる約7割の夫婦が共働きというデータがあるくらい、夫婦で仕事をしているのが当たり前な世の中になりました。
BASICSでも、僕を含めて子育てや介護をしているメンバーがいます。

たとえば子育て中の方は、急に子どもが熱を出したり、急遽保育園のお迎えに行かないといけなかったりと突発的な連絡がくることも珍しくありませんよね。前職ではその連絡があるたび、周囲のメンバーに謝りながら仕事を抜ける方を多く見掛けました。
こういうやりとりが積み重なるのは本人にとっても負担なこと。真面目な方ほど「これ以上みんなに迷惑をかけるのは申し訳ないから」と職場を去る決断をしてしまう。どれだけ優秀なエンジニアだったとしても罪悪感を感じてしまう環境では、思いっきり活躍できないのではないか?という課題を感じていました。

だからBASICSでは、本人の働く希望とスキル・案件を照らし合わせて、柔軟にフルリモートに切り替えてもらっています。出社をして罪悪感を感じるくらいなら、いっそのこと出社をせずに働く方が負担は少ないですし、何より大切にしたいはずのライフイベントを「迷惑」だと思ってほしくないですからね。

仕事とプライベート、どちらも大切にしてこそのプロだ

また、BASICSの営業はすべて僕が担っています。過去にデスマーチを経験したからこそ「無意味にエンジニアへ負担を掛ける案件」は徹底的に避けるように調整しています。
無理な納期だと分かった時点で先方と交渉して、調整が難しければその案件自体をお断りすることも。多少の無茶をすることで得られる案件は増えるかもしれませんが、結局無茶をするのは僕ではなく、現場のエンジニアですからね。現にBASICSを設立して10年ほど経ちますが、当社ではまだ一度も過度な残業や休日出勤は発生していません。
ただ正直なところ、意図せずトラブルが発生することもあるので「今後絶対に残業や休日出勤が発生しない」とは言い切れませんが…無茶をする前提の案件を取ってこない、という選択はフロントである僕が調整できるところですから。

プライベートも大切にできてこそプロのエンジニア。BASICSではどちらも全力投球できる環境です。
育児や介護で職場に迷惑をかけてしまう…そんな心配はいりません。「地方にいる親のそばで介護をしながら働きたい」「子どもの成長を間近で見守りながら、エンジニアとしてのキャリアも諦めたくない」そんな風に悩んでいるエンジニアがいたら、ぜひBASICSを働く先の選択肢に入れてください。
僕たちは、ともにエンジニアの人生設計を考えていくためにこれからも働く環境を整えていきます。

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