今回は、オーストラリアはブリスベンから日本統括責任者を務めるIDP勤続14年の前田剛さんをインタビュー。前田さんが新しい仲間と共に目指したい未来とは? お話を聞きました。
<前田剛さんプロフィール> 2002年にオーストラリアの永住権し、クイーンズランド州のブリスベン郊外に在住。2007年、IDP Educationに入社。ブリスベンオフィスの立ち上げ、クイーンズランド州及びパプア・ニューギニアのオペレーション・マネージャーとして留学部門・IELTS部門の統括を経験する。2017年からは日本におけるIELTSの事業開発や業務管理を担当し、文部科学省の「大学入試英語4技能評価ワーキング・グループ」の委員を2期務めるなど、意見交換会にも貢献。現在は、日本におけるIELTSの受験機会拡大に尽力している。
IELTS需要に応えるため、受験機会を増やす
―まず、日本でのIELTS需要は伸びているのでしょうか?
はい、確実に伸びています。いまや世界のIELTS年間受験者は350万人を突破。日本でも海外留学や国内の大学進学を目的とした受験が増えているんです。そんな需要に応えるべく、IDPは2016年より日本での事業を開始。日本のパートナーのみなさんに支えられながら、東京、大阪、福岡の順でテストセンターを開設してきました。初期は私が出張ベースで事業開発をしていたのですが、2018年に日本法人を設立。今では京都、札幌、仙台を含む全国16ヶ所以上で試験を実施しています。
―今後、IDP Japanとして取り組みたいことはありますか?
IELTS受験機会の拡充です。IELTSは、進学や海外への道を切り開く重要な試験でありながら、まだまだ地方では受験機会が少ないことも否めません。「アクセス圏内に試験会場がないから、IELTSのスコアを取得できず留学をあきらめた」なんてことがないよう、全国で受験機会を増やしていきたいです。
また、従来はペーパーベースのみで提供していたIELTSですが、2019年からコンピューター形式もはじまりました。現在、IDPがコンピューター対応している会場は東京と大阪の2都市だけなので、エリアを拡大したいです。
IELTS受験の先に続く、受験生の人生を応援する
―IDPがIELTSを提供する意義はなんでしょうか?
受験生が夢を叶える過程を伴走していることですね。言ってしまえば、IELTSは英語の4技能試験なのですが、受験生がスコア獲得の先で目指すのは、進学や留学、海外移住など、人生の次のステージ。IDPは、夢に向かってがんばる受験生に寄り添い、全力で応援する姿勢を貫いています。その一環として、できる限り無料で勉強ツールやウェビナーを提供していて。試験日には、受験生が力をだしきれることを1番に考え、快適な会場づくり、気持ちのよいサービスを徹底しています。
―前田さんとしては、どんな想いでIDPの仕事をしているのでしょうか。
私個人としては、IELTSを通じて日本をよくし、強くしていきたいと思っています。IELTSを通じて鍛えられるのは、英語で自分の考えを伝えたり、相手の主張を理解したりする力。そのスキルは、これからの不確実性の高い未来を生き抜く上で重要になると思うんです。
それから、かつての自分のように、夢への一歩を踏み出そうとしている人たちを応援したいという気持ちもありますね。実は私自身、20年前はIELTS受験生でした。あのとき必死で勉強して英語の基礎力をつけたから、移住の夢が叶って、今の人生がある。受験生のみなさんにも、あきらめずに夢を叶えてほしいと思っています。
■ 超多国籍なチームで働くよろこび
―IDPでさまざまな仕事をしてきた前田さんですが、今回募集している「試験実施責任者」の魅力はなんでしょうか?
英語をふんだんに使いながら、異文化をもつ仲間と仕事ができることです。仕事内容はざっくり言うと、大阪会場で行われるコンピューター形式IELTSの実施準備、当日の現場対応、そして実施後の事務処理になります。ただ、業務のためのマニュアルはすべて英語で、所属するオペレーションチームは超多国籍。オーストラリアをはじめとした世界の同僚と協業する中、異文化をもつメンバーと仕事を円滑に進めるスキルが身につきます。さまざまな考え方に触れ、自分自身の価値観をアップデートしていけるのも醍醐味ですね。
―入社後は、OJTで仕事を覚えていくのでしょうか。
そうですね。日本、そして世界の同僚がサポートしていきます。オンライントレーニングも充実しているので、活用いただけますね。
―勤続14年の前田さんが考える、IDPの魅力はなんですか?
まず1つ目は、人を大切にしている会社であること。各スタッフが尊重されていて、わりと個人の裁量に任せてもらえるんです。各スタッフ、各チームでどんどんPDCAをまわし、自己成長につなげていける。結果、みんなモチベーション高く働いていますね。
2つ目は、働きやすさ。仕事外の時間が充実していることが高パフォーマンスにつながるという考えのもと、ワーク・ライフバランスが考慮されているんです。「しっかり働き、がっつり遊ぶ」を実現できる環境です。
はじまったばかりのIDP Japanで、共に成長したい
―最後に、未来の仲間に向けてメッセージをお願いします。
日本での事業はまだはじまったばかり。現在のチームをつくる4名は、日々アイデアを交換し合いながら、会社としても個としても、前進していくことを楽しんでいます。新たにジョインされる方には、試験実施責任者という役職の枠組みにとらわれず、一緒にこれからのIDP Japanを創っていただけるとうれしいです。仕事の目的、もっと言えば人生の目標を共有し、共に成長していきましょう!
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