漬物は野菜などを食塩、麹などとともに漬け込み、乳酸発酵や酵母の作用によって腐敗を防ぐとともに、熟成させ風味を良くした日本の伝統的な保存食です。ところが、漬物として販売されている商品の多くが保存料や旨味調味料の入った調味液に漬けられている事にお気付きでしょうか?発酵食品ではない漬物もあることは事実で間違いでも不正でもないのですが、だからといって本来ならば発酵の力で保存性を高め、旨味までを引き出した先人の知恵の賜物が、いつの間にか別のモノに置き換わっているようで釈然としません。
昔のモノが何でも良いとは思いません。しかし、便利さや経済合理性にかまけて失った本来の良さについて知り、考えたいと思います。そもそもの意味や、変わった理由を知った上で納得して選ぶならばそれで良いのでしょうが、知る機会もなく店頭に並べて売られているモノから選ぶしかないならば、知るところから始めて選びなおしてはどうでしょうか。買い物ひとつとってみても、自分と自分の家族や周りを良くするための投票のようなものだと思います。
株式会社錢屋本舗
▶錢屋本舗本館とは? コロナ禍を経て見つめ直した多様な価値観の発信をします。 そして、その価値観を共有、共感して繋がれる方々のコミュニティーをめざします。 価値観そのものは抽象的な言葉であって捉えどころのないものかもしれませんが、それらをヒト(交流)モノ(商品)コト(体験)を通じて取り入れ、日々の暮らしをより豊かなものにしていただきたいと思います。その豊かさは経済的な豊かさとは違い、失うことも減ることもありません。 減らないならば分かち合うことを提案します。 減らないどころか、その豊かさは共感の輪となって広がり増えていくはずです。 心の距離の近い人に囲まれて、その輪の中にいる自分はきっと幸せでしょう。 ローソクの灯を分てば、周りがどんどん明るくなっていきます。 何かの拍子に自分の灯が消えたとしても、周りが明るければ困らないし、また分けてもらえます。 錢屋本舗本館は、そんな幸せの灯のようなコミュニティーでありたいと思います。