錢屋ラリー亭開催!
「カフェで落語会しませんか?」と声をかけてくださったのは、今回出演いただく桂吉坊さん。
上方落語発祥の地の一つが、生國魂神社の境内であることを知り、なにかつくりたいと考え誕生した「うえほんまち錢屋ホール」。従来の通り、このホールでの寄席を依頼するために吉坊さんに相談すると、まさか返ってきたのが冒頭のお言葉でした。
寄席がはじまる江戸初期までは、噺家は湯屋や床屋、蕎麦屋など、人が集まる場所を使って噺をかけていたという説もあり、いまの時代でも蕎麦屋の座敷を会場にして開催されることもあるようです。
カフェで落語会
吉坊さんとお話していると、頭の中がほぐれてくるといいますか、いまの当たり前に縛られていたのは私たちだったのかも、とハッとさせられます。
「今までいろんなところでやってきましたよ。ある場所では所狭しと掛け軸が吊るされており、お客様の顔もほとんど見えない・・・ということもありました。」
こうでなければならない、というルールのようなものはきっと挙げ始めると多く出てくると思います。しかし、目の前にいらっしゃるこの会を共に作る方が“どうしたいか”“どう感じるか”を大切に、その場と機会を作っていきたい。そう感じました。きっとその方がお越しになる方のことも愉しませることができますから。
今回の特徴は、息遣いまで聞こえてきそうな距離の近さと、まくら(導入の語り)では食事も愉しんでいただける時間をつくるということ。開場しましたら、メニューをお渡ししますのでぜひ錢屋カフヱーもご堪能ください。ご提供の頃には、吉坊さんの一席目が始まります。せっかく、この場所で行うのですから吉坊さんと共にとことんやりたいですね。
伝統芸能といえども気軽に行ける場所をここから発信したいと思います。
うえほんまち錢屋ホールで開催する寄席とはひと味違う時間をどうぞお楽しみください。
Information ※こちらのイベントは終了しました。
◆錢屋ラリー亭
日時:2023年4月13日(木)第1部 19:00~20:30(開場 18:45)
第2部 21:00~22:30(開場 20:45)
料金:2,500円〈自由席・税込み〉※別途、ドリンク・フードの御注文をお願いします。
会場:錢屋カフヱー(大阪府大阪市天王寺区石ヶ辻町14番6号)