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『わからない』が素直に言える環境。フラットな関係性で実現する挑戦

西村さんは、2024年4月に「地域おこし協力隊」として神奈川県から韮崎市に来た移住者。現在河原部では、「関係人口創出プロジェクト」メンバーの一員として、地域活性化に向けた取り組みと同時に、Miacis(ミアキス)の運営に関わる業務を行っています。


エンジニアとして首都圏で活躍していた西村さんが、なぜ韮崎に移住してきたのか。また、なぜ最初の就職先に河原部社を選んだのか、街や会社の魅力を聞いてみました。


【西村直樹さんプロフィール】

山梨県甲斐市出身。旧竜王町で生まれたが、人生の大半を神奈川県で過ごす。工学部の大学を卒業後、IT企業に就職しエンジニアとして活躍。変化のない毎日に物足りなさを感じ、転職を決意。河原部社に採用され、「地域おこし協力隊」として2024年8月に入社。現在は、韮崎市と連携して行う「関係人口創出プロジェクトencle(エンクル)」のメンバーとして地域活性化事業に携わりながら、Miacis(ミアキス)の運営サポートも行う。移住後にポーカーと麻雀にハマる。


都会で育つ中で気づいた「自分らしさ」。縁のあった山梨へIターン


――西村さんの今までの歩み、経歴を教えてください。


生まれは旧竜王町なのですが、県外で育ちました。幼少期から小学生までは静岡、それ以降は直近まで横浜にいました。神奈川県の大学で工学部に通い、卒業後はIT企業でエンジニアとして仕事をしていました。


もともと人混みが苦手で、満員電車は絶対嫌だと思っていたんです。幸いなことに、エンジニア時代はほぼ在宅ワークでした。ただほぼ毎日一人だし、淡々と作業するだけの生活が続くので面白くないなぁって。それでここに来ました。


――横浜から韮崎に来てどうでしたか?


人が多すぎず、自分に合っている環境だと感じました。生まれは山梨でしたが、生活はしていなかったので、いいところだったんだなぁって。横浜にいるときとは違って、時間がゆっくり進んでいる感じがしました。もともと車の運転が好きだったので横浜でも車移動でしたが、やっぱりこっちのほうがゆったりしているので運転もしやすいですね。


ここなら受け入れてくれる。理事長の懐の深さに入社を決意


――現在の業務内容を教えてください。


現在は「関係人口創出プロジェクト」のメンバーとして企画やイベントのサポートや、Miacis(ミアキス)の運営サポートをしています。


「関係人口創出プロジェクト」とは、市の活性化につながる活動をする取り組みのことで、河原部社が韮崎市から受託して企画運営をしています。韮崎に興味を持ってもらえたり、もっと好きになってもらえたりするようなイベントの企画をしています。


また、中高生の第三の居場所として空間を提供する「Miacis(ミアキス)」の運営サポートもしています。受付のほか、学生と交流して楽しく過ごせる環境づくりを意識しています。



――河原部社を選んだポイントはなんですか?


きっかけは求人です。当時転職をそこまで意識してはいなかったのですが、ふらりと寄ったハローワークで河原部社の求人を見つけたんです。生まれが山梨だったこともあり、なんとなく縁を感じて、すぐに問い合わせました。一度会いましょうということで、実際に韮崎にきたんですよね。初めて韮崎市に来たのですが、降り立ってすぐに「いいなぁ」って。山に囲まれて空気がきれいで時間がゆったりと流れている感じが魅力的でした。


その時に理事長の西田さんが迎えてくれて、会社や施設の紹介をした後に、車で市内を案内してくれたんです。とにかく親切で、真剣に話を聞いてくれて。「初めて会った人なのに、なんでこんなに話せてしまうんだろう」と、自分でも驚くほどでした。


でもこの時間でほぼ心が決まったんですよね。きっかけは西田さんの人柄だったかもしれません。



――入社後のギャップはありましたか?


まだ入社して間もないのですが、ギャップは一度も感じたことはありません。むしろいいイメージが募っていく感じです。時に社員全員が立場に縛られずフラットな関係であることが心地良いです!


――西村さんが感じる「河原部社のいいところ」ってなんでしょう?


立場に関係なく、フラットに交流できるところです。


多くの場合、社長や上司と交流するとなっても、なんとなく壁を感じるじゃないですか。相談しにくかったりちょっと見栄を張ってしまったり。ここは本当にそういうことがないんです。だから自分も分からない時は素直に「わからない」といえるし、それに対する先輩方のアドバイスも素直に受け入れられます。心理的安全性みたいなのはすごいありますね。


結果的に、自分の「できること」「できないこと」が明確になるので、スキルや能力を伸ばせる環境だなとも感じます。


「効果」を意識した企画の難しさを痛感。さまざまな角度から実現を図る


――河原部社に入社して苦労したことはありますか?


目的や効果を明確に示せる企画を考えるのが難しいです。自分がやりたいというだけでは、企画として通らないという現実を体験しました。


特に「関係人口創出プロジェクト」の場合は、韮崎市と連携して行っている事業なので、企画を立てても市で承認されなければ実行できません。誰に何を届けられて、どんな効果が期待できるのかなど、明確なビジョンと目的がないとダメなんですよね。そこはこれから頑張っていきたいところです。


――難しいなと思うときはどうやって対応しているのですか?


経験豊富な先輩方の力を借りています。


さっきも言いましたが、本当に何でも相談しやすい環境なんですよ。だから企画を考えたときもすぐに見せて、難しいと感じる場合はどうやったら認められるかとか、別の企画と合わせてみようかとか、一緒に練ってくれます。難しくても「どうにか形にできないか」と、自分の考えを受け入れてくれるので頑張ろうって思えます。


――ここだからできた!と思うことはありますか?


まだ入社して数カ月なので何とも言えませんが、ここならなんかできそう!と思える気がしています。自分の居場所とか挑戦できる雰囲気とか受け止めてくれるメンバーとか、自分の居場所と思える環境なので、これから貢献できたらと思います。


「できること」「やれること」を一歩一歩積み重ねていきたい


――最後に、西村さんの今後の目標を教えてください!


直近の目標としては、韮崎市と連携している「関係人口創出プロジェクト」の企画を積極的に発案することです。活性化につながる企画ができれば、街も嬉しいし会社へも貢献できますからね。


あとは、前職だったエンジニアのスキルを活かした活動もしていきたいです。システムを作って活用していくことはもちろんですが、仕組みや用語などの基礎知識の定着のほうが大事な気がしていて……。企業や行政、学生などDXの理解を深める活動もやっていきたいと思っています。


西村さんチラ見せオフショット


麻雀やポーカーが好きでよくやっています。

Miacis(ミアキス)に来る学生と対決することも……。負けられない戦いが、そこにある!


ゴルフも始めました!


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