あれから17年が経ちました
故郷の大阪を離れ、東京(正確には千葉)での生活をスタートしたのは2007年10月。
この季節になると毎年その時のことを思い出します。
あれから17年。
いろんなことがありましたが、何とか元気にやってます。
東京移住は同時に、僕の独立元年でもあります。
サラリーマンを卒業し、独り立ちを目指した当時の僕のマインドはどのようなものだったのか。
今日はそのことについて触れてみたいと思います。
17年前の僕
最後にサラリーマンだった塾講師時代、仕事は楽しかったし、良い仲間にも恵まれ、経営陣や上司の方達からも評価されていました。
続けていればきっと、それなりのポストに就いていたと思います。
でも同時に「井の中の蛙」化を強く感じており、もっとスリリングな挑戦をしてみたいとの考えが芽生え始め、独立へのあこがれが強くなります。
独立するにあたり、最低限これだけは身につけないとと考えていたスキルが3つあります。
それは
- 営業力
- ファイナンスの知識
- ITの技術
この3つさえあれば、どんな業種でもそれなりに戦えるのではないか、そう考えていました。
そして行動を起こす
3つのスキルを同時に獲得することは難しい。
そう考えた僕は2つに絞ることにします。
営業力とファイナンスの知識です。
IT技術については先送りです。
と言うのも、当時世の中のIT技術はかなり進歩していましたし、それをすでに身につけている、または身につけようとしている仲間も多くいました。
きっとこの分野では誰かの力を借りられるだろうという算段です。
スキルがないままでのいきなり独立は難しいので、狙いを定めた2つスキルを学べる、そして鍛えられる職に就くことが一番の近道だと考え、転職活動を始めます。
銀行、証券、生保、損保、先物取引、アセットマネジメント、ありとあらゆる金融機関の門を叩き、結局第2志望のジブラルタ生命に入社することになりました。
会社員という立場ではありましたが、給与の最低保証などのないフルコミッションの報酬体系だったので、実質独立と変わりませんでした。
結果的にこれが僕の独立元年となったわけです。
3つのスキルはどうなった
なんだかんだ狙い通りで、営業力とファイナンスの知識はめちゃめちゃ鍛えられました。
五右衛門が今順調に売れているのは間違いなくこの時に身につけた営業力のおかげです。
ファイナンスの知識のおかげで税金や社会保障の仕組みについてもそこそこ詳しいですし、自社の財務の健全化にも積極的に取り組めています。
これから直面するであろう相続問題にも、明確な方針を持って準備することが出来ています。
17年前に誓いを立てたことを今も続けていられることは心から幸せだと感じるし、この17年間に出会い支えてくれた人たちにもとても感謝しています。
来年のこの季節にはまた、こんな風に昔を懐かしんでみたいと思います。