代表プロフィール
株式会社ファストノット 代表取締役「齊藤 駿」(34歳)
自分に厳しい性格。人が「無理」だと言うことを本気で達成しに行く野望家。義理人情に厚く、家族・友人はもちろん、関わる社員の全員を幸せにしたいと考えている。仕事においては社員への期待感が大きく、部下に大きな仕事を任せることがよくある。
【経歴】
- BtoCリフォームの営業 兼 現場監督(20-24歳)
- BtoB専門商社(高級腕時計)の営業(24-28歳)
- BtoB求人広告媒体の営業(28歳)
- 株式会社ファストノットの創業(29歳)
ファストノットは、“マーケティング集団”である。
はじめまして。
ファストノットの代表をしている齊藤 駿(サイトウ シュン)です。
まず色々語る前にお伝えしたいのが、ファストノットは強着圧レギンス『BELMISE』を売る会社ではなく、“マーケティング集団”であるということです。
世の中には良いプロダクトが沢山あります。しかし、そのプロダクトを人に届ける手段を持っていない企業が非常に多い。それだけならマシで、現状は人に届けるのが上手い連中ばかりが市場に蔓延り、さほど良いプロダクトでもないのに人気を集めている始末。我々はそういった手段だけの連中とは違います。
ファストノットは良いプロダクトをユーザー視点で自社開発し、なおかつ人に届けるプロ。すなわち、D2Cメーカーとしての要素を兼ね備えた“マーケティング集団”です。
手段だけの連中は我々の眼中にない。なぜなら、イケていないプロダクトは自然淘汰され、最後には良質なモノだけが残るからです。ゆえに我々がやらなければならないのは自社プロダクトの「良い」を証明し、人々に届けること。それがマーケティング集団『FUSTNOT.』です。
改めて、ファストノットとは?
D2Cアパレル および マーケティングコンサルティング(セー[ルス・EC運営・CRM等)を展開しています。強着圧レギンス『BELMISE』に関しては、着圧市場で1位を獲得。ただし、着圧プロダクトはあくまで切り口であり、ファストノットが目指しているのはテックウェアです。
ユニクロ筆頭の市場ですが、テックウェアにおいて「涼しい」「温かい」といった機能は当たり前。我々が目指すのは体型や肌質の悩みですら自信に変える商品であり、モノではなく「体験と効果」を売る。今後は本質的な悩みを解決するようなアパレルブランドに舵を切っていきます。
【業績推移】
- 2019年:0円(同年10月に創業)
- 2020年:3億円(同年5月に販売開始)
- 2021年:30億円
- 2022年:40億円
- 2023年:100億円
※Amazon・楽天市場・Qoo10・ロフトで衣類販売1位を獲得
【組織特徴】
社員数21人(1人あたり平均4.7億円の売上)、平均年齢27歳。成果にコミットし、その成果は対価として還元するのが会社の信条。ゆえに圧倒的な上昇志向を持つメンバーが多い。
一方で仲間を蹴落とすような自己中心的な人材はおらず、お互いを刺激し合う部活動のような雰囲気がある。悪く言えば、社内競争的な風土はない。なお、代表を含め、ほぼ全員飲みベーションが高い。
過去:ファストノット誕生の裏側。
仕事のプロとして人格形成されたサラリーマン時代。
ファストノット誕生に至るまでに、3職種ほどサラリーマン時代があります。ちなみに、業種は全部バラバラです(笑)
■ 建築企業時代
まず初めに経験したのが、BtoCリフォームの営業 兼 現場監督。元々は服好きが転じてアパレルの売り子をやっていましたが、結婚と妻の出産を機に稼ぎが必要になったことが入社の動機になります。
営業 兼 現場監督となるので、建築における営業・仕入れ・職人のアサインまで、全ての段取りを自分で組む必要があったので、そこはかなり勉強になりました。ちなみにイメージ通り業種だったので普通にブラックだしパワハラでした(笑)
建築業界の面白いところは、権力が反転している点。要は本来元請けの自分たちが職人さんを指示する立場にあるのですが、職人さんそれぞれに”自分のやり方”があり、やり方が違うのであれば現場を途中で帰ってしまうなんてこともありました。当然、職人さんをコントロールしなければならないので交渉力は必然的に伸びたと思います。
ちなみに営業成績に関しては新人トップ。案件を取りすぎて社長から「もう、いいよ…」と言われましたが、「さばいてみせます」と豪語した結果、パンクしまくって炎上。その節は会社にご迷惑をお掛けしました…(笑)
■ 専門商社時代
続いて経験したのが、BtoB専門商社での営業。主に高級腕時計をドン・キホーテさんに卸す仕事をしていたわけですが、ファストノット創業当初に匹敵するほど働いた記憶があります。
というのも、取引先がドンキさんになるので権限を持つ担当者が各店舗にいるんですよ。つまり、商談の度に各店舗へ車移動しなければならないし、おまけに24時間営業なので商談が朝5時とかも当たり前。ある時は福島県→栃木県→岩手県の大移動を死にそうになりながらやったこともあります(笑)
とはいえ、学んだことは多い。特にサプライチェーン(物流・仕入れ・納品・アフターフォロー)に関してはかなり理解が進んだと思っています。あと決裁者から悩みをヒアリングする機会も非常に多く、自身の売上に全く繋がらないアドバイスなんかも良くさせていただいていました。
この時の経験が後のファストノット創業後に大きな影響を与えました。
■ 人材系企業時代
サラリーマンとして最後に経験したのが、BtoB求人広告媒体での営業です。
ここではテレアポ営業をやったわけですが、28歳にしてテレアポ初挑戦は心が折れそうでした(笑)「担当者は不在でして…」みたいなのがよくあるわけですが、どうやったら受付を突破できるのか。これまでの営業経験をフル活用することで徐々に結果が出始めました。
確か、最終的に架電60件に対し、8商談アポ獲得。2ヶ月目くらいには会社歴代記録を取りました。とはいえ、仕事として性に合わなかったですし、ファストノットの起業に至るキッカケが訪れて、在籍期間としては半年ほどで退社となりました。
ファストノットの創業に至るも、実質1人企業だった。
創業のキッカケは、オーナー(地元の友達)に共同創業の話を持ち掛けられたこと。ただ、それ以上にオーナーの持つ仕事の価値観に共感したことが大きな理由に繋がっています。
要はしばらくサラリーマンとして生きてきたわけですが、仕事に対する姿勢や考え方といった価値観が周りの人と合わずにいたんですよ。マイナスの意味で。もちろん尊敬できる人もいましたけど、それでも1〜2人。そんな中で、オーナーの仕事に対する価値観にシンパシーを感じたこともあって、新しい会社を作って一緒にやることになったわけです。
ちなみに事業としてD2Cを選んだ理由ですが、知り合いがD2Cをやっていて、1人で約20億円の売上を出していた。少人数でも売上のトップラインを伸ばせる かつ その方にコンサルに入ってもらえるということで、D2C事業がスタートしました。
業界未経験の雇われ社長、寝食を捨てた創業期を迎える。
創業当初、業界未経験でCPAとCPOの違いも、CVRの意味すら分からないド素人。なので、最初はとにかく勉強しましたね。疑問を解消するためにひたすら聞いて回る。バカだと思われても質問しまくるスタンスでした。
もちろん、プライベートなんてものはゼロ。会社にあった酸素カプセルに寝泊まりし、家族の住む自宅に帰るのも週1回。朝9時〜翌朝4時まで働く日々がしばらく続きます。
ここまで仕事にコミットした理由としては、まず家族。当時は子供が3人、家のローンで貯蓄も無く、おまけに前職から年収が700万円→400万円までダウンしていた。かつ30歳手前で営業からマーケに転身するとなると、これぐらい仕事に振り切らないと無理だと覚悟を決めていたからです。
当然、仕事において選択も優先順位もない。聞いたことや学んだことは、自分の持つロジックと紐づけば全て試す。もはやどれぐらいの施策をこなしたか覚えてないですが、朝昼晩事業のことしか考えていなかったと思います。
現在:創業から4年、売上は100億円に到達。
起爆剤『BELMISE』の誕生。
創業が2019年10月、商品開発・物流・カート連携・CS連携などの準備期間を経て、2020年5月にファストノットの主力商品『BELMISE』を販売開始。その後の業績推移は2020年3億円、2021年30億円、2022年40億円、2023年100億円という形でここまで来ています。
勝因としては、2〜3年目で新商品の開発・ディレクションをメンバーができるようになったこと。なおかつ、そのタイミングでオンラインのみならず、オフライン(ロフトなどの店舗)にまで販売チャネルを拡大し、一気にマーケを加速させたことが大きな要因になっています。
あと、これはD2C業界あるある話なんですが、「単品通販」や「定期通販」といった形で何年も同じ商材を同じ手段で売り続けようと頑張っている企業が多いわけですが、それでは店舗での売り場が取れないし、ブランド化もされない。小売出身の自分としては、皆どこを見ているのだろうと疑問でした。
ファストノットはあくまで『BELMISE』というブランドの下に、多くのSKUを用意する形式を目指したがゆえに今があります。
FastとUniqueの融合。(メガヒットの裏側)
『BELMISE』を開発する上でカギとなったのが、「Fast」と「Unique」。要は品質向上のために高速でPDCAを回し、なおかつ他社製品には無い独自性(機能)を生み出すということ。
商品設計の段階では本当に色々模索しましたよ。それこそサンプル制作時は1度に15サンプルは作ってもらって、その度にユーザーレビューを回収していた。『BELMISE』誕生までに通算200〜300サンプルは試したんじゃないかと思います。
その中で「着圧が強い方がむくみ改善効果の実感がある」と、多数のインフルエンサーからのフィードバックでもらっていたので、商品の方向性を「強圧」に振り切ったという背景があります。
ちなみに強圧製品に関しては他社が真似できないので、勝ち筋は見えていました。というのも、強圧であればその分クレームも増える。つまり、ユニクロのような小売メインの大手企業がCS観点のリスクを背負ってまで参入してくるとは思えない。逆に我々は自分たちでCSをさばける。これは勝てると強圧に舵を切ったわけです。
結果として、Amazon・楽天市場・Qoo10・ロフトにおいて衣類販売1位を獲得。さらにマレーシア、シンガポールへの海外進出。現在はアメリカのAmazon、台湾への出品に向けて動いています。
未来:Techという新しい軸。
D2C市場において、生き残るのは変革できる者のみ。
D2C市場は今後も伸びていきますが、従来のマーケティング手段に依存している企業は淘汰されていくと思います。現に法改正、メディアレギュレーションの締め付け等、大きな市場変化が既に起きている。
正直、これまでの国内D2C市場はピンポイントな手段でも勝てました。例えば、規制ギリギリ(っていうかほぼアウト?)の記事LPをゴリゴリ回して、「初回購入は500円です」「でも、実は縛りがあります」みたいなもの。広告を踏んだお客さんにいかに買わせるかみたいなものが、これまでの市場では勝ちパターンと言われていた。
でも、ユーザーも学んでいるのでそれでは勝てないし、そもそも本質的なマーケティングではない。国もそういった商法に規制を掛ける動きを強化している。ゆえに、そういった市場変化に対応できない企業は自然と滅びていく。
これからのD2C市場に求められるのはブランド化。我々も「D2Cテックウェア企業」として、新たな方向性に向けて動き出しています。
従来のアパレル企業の衰退、D2Cアパレル企業の未来。
今後のアパレル業界の動向として、より一層D2Cアパレル企業の重要性が増すと考えています。
一般的なアパレル企業はまず店舗を出店し、中国から安い品を仕入れ、自社のタグと値札を付けて商品を売っていた。対して、我々のようなD2Cアパレル企業は、顧客の声を聞いて商品を開発し、自社でマーケティングを行い、自社ECで売る。
顧客ニーズに応えているのはどちらか。言うまでもありませんよね。ゆえにD2C市場は今後も伸び続けると思いますし、海外では既にその潮流にあります。旧来式のアパレル企業が消えることはないと思いますが、少なくとも衰退はしてくんじゃないかと思っています。
Fast × Unique × Techで生み出されるもの。
これまでの「Fast」「Unique」に「Tech」が加わることで、D2Cテックウェア企業としてブランドを確立するつもりです。
既に世の中は商品で溢れかえっています。しかし、ユーザーが求める本質的なニーズは「機能」でしか解消できない。ゆえに自社製品に機能性を取り入れる。
とはいえ、我々が目指すのはヒートテックやエアリズムのようなマス向けの製品ではありません。もっとパーソナルかつ大手が参入できないような攻めた機能性。「こんな商品無かった」を生み出す組織でありたいと思っています。
また、現状ユニクロをはじめとするテックウェア企業はWeb販売比率が低いんですが、我々の売上はWeb販売が大半。「22年連続成長中のEC市場 × N数(ニッチな機能性)」という方程式により、既存のテックウェア市場の超越を目指します。
向こう2年で、売上200億円を目指す。
今後の事業計画として、まずはこの2年で売上200億円達成に向けた準備を行っていきます。具体的なアクションとしては「MA戦略」「新規事業」「社長の輩出」の3点。
まず1点目の「MA戦略」によって、メーカー&小売におけるサプライチェーン機能を保有する。物流・コールセンター・商社・システム開発・Web広告運用など、主にフロントと流通。これらの機能を自社で持つことにより、急速に変化する時代に対して臨機応変に対応できる組織体制を構築します。
そして、2点目の「新規事業」。我々はマーケティング集団である以上、EC領域以外も開拓する必要がある。BtoCはもちろん、BtoBもその対象。教育・人材・美容に関する事業を手始めに、Web&リアルマーケの融合による、手段・常識にとらわれないコンサルティングサービスを展開していきます。
最後が「社長の輩出」です。現在、自社のプロジェクトを遂行しているメンバーはもちろんのこと、世の中には将来的に起業したいと考えている人が一定数いると思っています。とはいえ、起業ノウハウも無く漠然とした恐怖と、ただ一刻と過ぎていく時間や環境の変化で断念しているのではないか?
そんな人に我々は環境を提供する。企業や経営に関するノウハウの伝授はもちろん、何なら創業資金も気にしなくて良い。本気でその覚悟があるのであれば、我々がそのチャンス(環境)を提供します。
必要なのは、固定概念を壊せる者。
ファストノットが求める人物は、固定概念を壊せる人間です。
成長力は学習量×柔軟性/素直さで決まる。ゆえに成長意欲・柔軟性・素直さが無い人間は成長しません。仮に一部の能力に長けていても、その能力や考えに固執している人は不要。我々は新しいものを生み出す組織である以上、「今まではこうしていた」という固定概念を常に捨てて物事を捉える必要がある。
これらは主体性という言葉でまとめることもできます。要は教えを請うのではなく、自ら学び奪う。仕事においては、自分の意見を常に持つということ。もちろん、その意見が組織の目指す方向性と合っているかどうか、客観的に判断する視野も必要ですけどね。
我々としても各個人の意見は組織最適化において重要視しています。だが、その意見が組織目標に対して、明後日の方向を見ていることがある。もっと言うなら「この仮説が正しい」「〜であるはずだと」と勝手に自己完結してしまうケースもある。これは、ただのエゴです。
まあ、エゴすら持っていない人よりは断然マシですが、組織としての必要条件を理解しつつも、その枠内で最大限自分のエゴを発せられる人材。「ファストノットで修行して、社内起業で新ブランドを作る!」ぐらいの人がちょうど良いと思っています。
最後に。
ファストノットは第二創業期を迎え、マーケティング企業 兼 D2Cテックウェア企業として新たな市場に参入していきます。
最終的な目標は、世界最大クラスのアパレル企業「ユニクロ」の打破、そして業界を席巻し、テックウェア市場のリーディングカンパニーとして業界を牽引すること。我々にはそれだけのポテンシャルがあると思っています。
そんな我々に賭けたい人は来て欲しい。でも、生半可な気持ちじゃ話になりません。来るなら、人生賭けて来てもらいたい。我々は世界を変える自信がある。それだけの覚悟を持っています。
そんな私たちと一緒に仕事をしたいと思ってくれた方は、ぜひご応募ください。お会いできるのを楽しみにしています!
募集はこちらから
【OP(オープンポジション)】
【マーケター】
【総務】
【フロントエンジニア】
【カスタマーサポート】
おすすめのストーリーはこちら