株式会社ハウコレは、『一人でも多くの方に自信と笑顔を』というミッションのもと、様々な女性向けメディアを運営しています。
今回インタビューするのはSNSチームの三上さんと小田さん。担当しているのは20代後半〜30代前半女性向け「andGIRL」と、おしゃれ好きなママ向け「mamagirl」。それぞれのInstagramのフォロワー数は約20万。
同性ではあるものの、運営しているメディアの直接のターゲットではない2人。どのようにSNS運用に取り組んでいるのか話を聞きました。
◆登場人物:
株式会社ハウコレ / 三上恵茉(SNSチームリーダー)
東京都出身。美容部員やコスメECのメディアコンテンツ担当者を経験後、2021年3月にハウコレに入社。「andGIRL」の編集/SNS運用と「mamagirl」のSNS運用担当を経て、現在はmamagirlのSNS運用専任。現在は韓国に留学をしながらリモートワークで業務に臨んでいる。
株式会社ハウコレ / 小田 安里紗(SNSチーム インターン)
神奈川県出身。早稲田大学で異文化コミュニケーションを学ぶ。2020年4月にSNSチームにインターン生として入社。現在は「andGIRL」のSNS運用を担当している。
裁量権の大きさがSNSチームの特徴
──まずはハウコレのSNSチームに配属になった経緯を教えていただけますか?
三上:「女性向けメディアに携わりたいと思っていた中で、縁がありハウコレに入社しました。前職でメディアの更新業務を担当していたこともあり、代表の吉本さんに「SNSやらないか?」と打診いただき、このチームで働くことになりました」
小田:「私は就職活動を見据えたときに「何か経験を積みたい」と思って長期インターンを探していました。いくつかの企業から内定をもらったのですが、学生の意思を尊重してくれて成長を後押ししてくれる環境だと感じ、ハウコレで働くことにしました」
──早速ですが、SNS運用の仕事について教えてください。
三上:「私たちは「andGIRL」「mamagirl」という女性向けメディアのSNS、主にInstagramの運用を担当しています。Instagramのフィード投稿やストーリーズに、メディアのユーザーの皆さんが求めている情報を投稿しています」
小田:「Instagramのアルゴリズムで上位表示させるため、毎日投稿をしています。企画を立て、画像加工、ライティングの工夫をした上で投稿します。ユーザーの皆さんとコミュニケーションを取ることも意識し、時々ストーリーズを使ったアンケートも実施しています」
──投稿の内容は、メディア編集部全体で話し合いをするのですか?
三上:「最終チェックは編集長(宗像さん)にも入っていただいています。ですが基本的には、SNSチームが全ての企画を決めています。何を投稿するか、どんな加工をするか、小田さんと連携しながら決めていきます」
三上:「時々、編集部と一緒に展示会に参加することもあります。そこで撮影した写真をストーリーズにアップしたり、フィード投稿で紹介したりしています」
絵文字1つで、ユーザーのリアクションは変わる
──仕事で大変なことは何ですか?
三上:「担当しているメディアは、自分とは違う属性の方々がターゲットなので、ユーザーの皆さんの感覚を掴むことはとても大変に感じます」
──確かに……どんな風にターゲットのニーズを掴んでいるのですか?
三上:「当たり前のことですが「andGIRL」のターゲットが日常的に接しているメディアをチェックするようにしています。SNSや雑誌を見て肌感覚を養うことは大切です。また編集長からも色々教えてもらうことも運用に生かしています」
小田:「私もターゲット層にあった雑誌を読むようにしています。「この企画面白いな」「このタイトルキャッチーだな」と日々学ぶことを意識しています。他にも、分からない言葉が出てきたらすぐに調べて、自分の言葉や感覚をターゲット層に合うようにアップデートしていくように気をつけています」
──とても大変そうに聞こえます……
小田:「全く負担に感じていないです!新しいことを取り入れるのはとても楽しいし、やりがいを感じます」
三上:「自分がターゲット層ではないからこそ気付くことや提案できることもあります。自分の感覚というのも大切にしつつ、バランス良く企画を作っていくことがポイントかなと思います」
──具体的に、最近はどんな風に企画を立てたのですか?
三上:「「mamagirl」で企画を立てるときなんですが、もともと気になっていた「おうち時間」というワードをもとに考えてみました。夏休みだけど外出できないママさんが多くて、家の中で何をするかネタを探している印象がありました。そこで「おうち時間」を軸に、遊びや手作りスイーツの企画を考えました。1つのワードをそのままストレートに使うのは面白くありません。何かと掛け合わせたり、展開して考えたりすると、メディアならではのオリジナリティが生まれていきます」
小田:「具体的な企画ではないのですが、ユーザーの皆さんのリアクションを見ながら日々改善することを心掛けています。自分が「ウケる」と思っても、それはあくまで20歳の女の子からの感性であり、ユーザーの皆さんには響きません。ライティングは技術ですし、絵文字を1つ変えるだけでも全く反応が違ったりするんです」
結果は「数字」に反映される、だからこそ面白い!
──小田さんがインターンを通じて得たことは何ですか?
小田:「まずは時間管理能力ですね。先ほど毎日投稿の話をしましたが、シフトのペースによっては投稿が間に合わないことがあります。テスト期間や就活、卒論など、学生ならではの忙しさがあります。ですが仕事と学校のバランスを取って両立することは可能です。仕事で必要な時間を正確に把握しながらどう計画を立てるか、インターンを通じて自然と身につけることができたように思います」
──すごい!
小田:「とは言え、私自身のんびりしているタイプなので。過去には課題が間に合わなかった……なんてこともありました。長期インターンは社会人の皆さんとたくさん関われるので、自分の意識も良い方向に変わっていけたと思っています」
──SNSチームの仕事のやりがいは何ですか?
三上:「「いいね」「保存数」など、ユーザーの皆さんのリアクションがすぐ分かることです。投稿が伸びる / 伸びないという結果は悩ましいですが、やればやるだけノウハウが溜まっていくのは面白いです。ある投稿が伸びたら、その企画を別の形で展開したらどうか?などをSNSチームで考えます。ユーザーの皆さんからすぐ反応がある分、常に試行錯誤ができるのが楽しいですね」
小田:「私も三上さんと同じで、数字がすぐにわかることがやりがいに繋がっています。ストーリーズでのたった1つの投稿でも、たくさんの方が見てくださっていることが数字で分かります。良い反応も悪い反応もダイレクトにわかるので、もっと良くしていこうというモチベーションにもなります」
三上:「あとは、私はコスメやファッションが好きなので、メディアを通して発信する仕事に携われること自体も嬉しいです」
──今後の課題を教えてください。
三上:「SNSチームとしては、やはりフォロワー数増加を意識しています。Instagramをきっかけにメディアを知ってくださる方もいると思いますので」
小田:「フォロワー数を増やしていくために、投稿ごとに学びを得るようにしています。もしかしたら「毎日同じ作業をしているだけ」に見えるかもしれませんが、フォロワーの反応を見て、色々な改善を加えています。読みやすい言葉の選び方など、もっとスキルを磨いていきたいと思っています」
三上:「個人的な課題は、SNS運用体制の整備です。様々なスキルを持ったメンバーが、それぞれ働きやすい環境を作れれば、よりチーム全体の力が高まります。SNSチームは、自ら主体的に仕事を作っていく姿勢が大切です。「こんなことがやりたい」と提案できるような方と一緒に働きたいですね」
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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