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需要拡大中!人々の安心を守る橋梁点検業務のご紹介

Photo by Manuel Mnvx on Unsplash

こんにちは!八州採用担当 青木です。

前回、営業小谷より、弊社の地理空間情報部が行っている三次元点群測量の業務について紹介がありました。今回はアセットマネジメント部が行っている橋梁点検の業務についてご紹介いたします!


アセットマネジメント部とは?

公共施設の維持管理に関わる業務を行う部署です。
インフラ長寿命化社会を維持し、安全で円滑な交通の確保、沿道や第三者への被害防止を図るため、道路、学校、公園等の公共施設の点検・補修設計・長寿命化計画を行っています。

橋梁点検とは?

橋梁はきょうりょうと読み、橋のことです。橋の状態を確認するために行う点検で、損傷を早期に発見して適切な対策を行うこと、また、点検データを蓄積することで効率的な維持管理や修繕計画に役立てるという目的があります。

日本の橋梁やトンネル等のインフラ施設は、高度経済成長期に整備されたものが多く、今後急速な老朽化による事故が懸念されています。全国の橋梁の数は約70万、このうち、建設後50年を超えた2m以上の橋梁の割合は2023年に約43%、2033年に約67%にのぼります。また、日本では5年に一度の橋梁点検が義務付けられており、今後も需要が高まっていく業務です。


現場同行①

2023年11月、相模原市内で行われたアセットマネジメント部による橋梁点検業務に、採用担当青木が同行いたしました。実際の現場の様子をお伝えします!


KYミーティング

現場作業はKYミーティングから始まります。KYミーティングとは危険予知活動の一種で、職場で起こりうる事故を未然に防ぐため、ミーティングで作業の危険な点などを確認します。チェックシートを活用し、現場全体の安全への意識を高めます。


点検作業開始

実際の点検業務を開始します。管理技術者のもと、主担当技術者は現場に立会い、業務全体の工程を管理しています。

この日点検したのは、箱桁と呼ばれるタイプの橋梁。大きくはない橋梁だったので、作業者ははしごなどを使って橋の下に降り、近接目視をメインに検査を行います。前回の橋梁点検記録を参考に、状態の大きな変化がないかを確認します。

漏水によってコンクリートが剥離してしまったり、疲労でひび割れてしまっていたりします。状態を目視で確認していき、損傷があればその大きさなどを計測・記録します。

また、橋梁をハンマーで叩き、音で状態を把握する打音検査を行ったり、写真を撮って状態を記録します。




橋梁下側だけではなく、表面も点検します。疲労によるひび割れなどの状態を、ひとつずつ丁寧にチェック。1日で5ヵ所の橋梁を点検しました。橋梁の規模や状態にもよりますが、この日は1ヵ所の点検が大体1時間程度ずつで終了し、全作業終了後は全員集まって最終チェックを行いました。


現場同行②

続いて、①よりも大きく、橋梁点検車を使用する現場への同行の様子です。


橋梁点検車とは?

橋梁点検車は、橋の側面や裏側等、通常目視できない部分に近づくための車両で、このような形をしています。(※別現場での写真)


橋梁点検車を使用するには、道路の交通規制を行う必要があります。事前に警察署に届け出て道路使用許可をもらっており、交通誘導警備員の方に車両の誘導を行っていただきます。実際の点検業務が始まる前の内業は、こういった届出や申請などの準備作業がほとんど。時には準備に2ヵ月かかることもあるとのことです。

規制看板がちゃんと設置されているかの確認も重要な業務です。

橋梁点検車を利用しない点検時と同様に、安全に作業を行えるようにKYミーティングから始まり…。


点検作業開始

点検作業者が乗り込み、点検開始です。

作業者が乗り込む部分はバケットと呼ばれ、講習を修了した作業者自身が操作パネルを操作します。



橋の下に潜り込み、①と同様に目視やハンマーを使用した点検を行います。


点検が終了した後は、やはり全員が集まって最終チェックを行います。

この日は2ヵ所の橋梁を点検し、終了になりました。準備や撤去があるため、1ヵ所の点検で3~4時間程度かかりました。


現場同行を終えて

弊社のアセットマネジメント部は、2020年に新設された、社内では比較的新しい部署です。しかし、高度経済成長期に整備された公共施設の老朽化が進み、維持管理の重要性が高まり続ける今、すでに大活躍しています。今回現場作業に同行することで、弊社アセットマネジメント部が人々の暮らしやすさや安全を守ることはもちろん、社会基盤のアップデートに貢献している実感を得ることができました。

アセットマネジメント部の業務では初めて行く場所での現場作業も多いとのことでしたので、外に出ることやいろんな場所に行くこと、自然が好きな人にはとても楽しく感じられるだろうなと思いました。また、知識のアップデートが欠かせないことや、ドローンなど新技術に触れる機会も多いことから、好奇心が強い人にも向いているのではと感じます。

今後も引き続き高品質なサービスを提供することができるよう、新技術を用いた点検方法に積極的に取り組んで参ります。
アセットマネジメント部の社員と共に、社会基盤をアップデートする仕事に携わってみたい!という方は、いつでもお気軽にご連絡ください!

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