「性別は関係ない」女性の社会課題解決に向けて男性マネージャーが目指す未来とは

プロフィール

大学卒業後、大手人材会社に入社。文系大学生でも即戦力エンジニアとして活躍するきっかけにしたいという想いからスタートした新卒・第二新卒の就職支援部署の立ち上げメンバーとして参画。3年目ではチーム長としてエンジニアのキャリア創造に没頭。その後は会社の戦略に合わせてITエンジニアの雇用機会をつくるためにエンジニア人事部門をゼロから立ち上げた後、マーケティング、スタッフィング業務など多岐にわたるマネジメントを担当。転職直前の部署ではグループ社員が3万人に拡大。ロングセラーカンパニーとして社会から信頼され続ける会社を目指すため、企業理念や文化を継承することを目的とする部署の立ち上げを行った後にベルタに入社。ベルタでは、コーポレートデザイン室室長兼カスタマーサクセスDiv.マネージャーとして、会社全体の経営や事業推進に携わる。

ーなぜ女性の悩みを解決しようとしているベルタへ転職を決められたのでしょうか？

女性向けのサービスだからと言って躊躇することはありませんでした。
フェムテック市場が注目されるように女性の健康課題に関して、課題を解決することが社会的貢献に繋がり、ビジネスの観点からも市場づくりができるという点に魅力を感じたからです。

フェムテック元年が2020年。女性の健康課題や日常の不安や悩み、仕事と家庭の両立など、あらゆることが社会課題として表面化してきました。このような社会課題を解決することで、世界人口の約半分の人のサポートができる大きなインパクトがある市場です。それだけ可能性と挑戦のやりがいがあると感じた点が大きなポイントかもしれません。

また、前職でも「働きたいと願う女性が誰もが安心して働ける社会づくり」を目指す会社で仕事をしていたので、異性向けのサービスだからといって抵抗感は全くありませんでした。

ー実際にベルタで仕事をする中で『男性だから』を感じられたことはありましたか？

全くありませんでした。男性とか女性と表現をすること自体に違和感を感じます。
仕事は誰かのため、何かのために貢献をすることです。私自身の時間を使って女性のライフステージ課題が解決に導くことに貢献ができるのであれば、それはとても嬉しいこと。

特に私たちが大切にしている考え方は「マーケティング思考」。これは男性とか女性とか全く関係はなく、お客様になりきって物事を考えて行動することができるかということ。その考え方に男性や女性は関係ないですよね。むしろ異性の思考と行動をマーケティングできる力ってすごくないかなと感じたりします。
もちろん、人事制度（福利厚生）に若干の違いはありますが、こういった取り組み自体が社会から評価を受けて真似してくれる会社が増えると良いなと思います。

ーでは、あえて男性だからこそベルタで発揮できる価値はありますでしょうか？

それは、男性目線での考えを共有してあげられることですかね。
例えばお母さんたちに、旦那さんに育児を協力してもらいたいけど協力してもらえないという悩みがあった時に、男性は男性の目線・女性は女性の目線があるので、女性の周りで〇〇という不満が出たとしても、男性の立場だと△△だよねっていうところは伝えるようにしています。

これも性別は関係ありませんが、葉酸サプリの新たな訴求を考える時に「妊娠に必要な体づくり」という話が出ていました。そこで私が提案したのは、不妊治療に行く時間がもったいないし、不妊治療と仕事の両立はとても大変であるということ。不妊治療をするにしても、男女問わず仕事を休まなければいけませんよね。今の世の中は「休ませてください」と相談できないのが当たり前なので、そこに寄り添うという意味合いで訴求できないかと提案しました。
結局は、男性だから・女性だからではなく、課題の持ち方次第だと感じますよね

ー「現在の女性のライフステージの変化による課題や悩みごと」をどのように捉えているのか教えてください！

これは女性だけではありませんが、食の健康が大きな影響を与えていますよね。「人生100年時代」という言葉がありますが、それは現代だけに特化している話だと思っています。昔は添加物や農薬などを使わない「自然」のものを食べていましたし、過食ではなく粗食でした。その後、経済の発展と共にモノが大量生産されるようになって、売る期間を長くしてコストを削減する社会になりました。

フラミンゴってピンク色の鳥として知っている人も多いと思います。なぜピンク色なのか、それは赤い餌を食べているからです。人間も含めて動物は食べ物の影響を受けやすいということ。現代における生活習慣、食習慣によって癌や精神疾患、生活習慣病が全体的に増加位傾向です。

このように日常的にライフステージ課題が増えていく状況の中で、自分の人生が大好きと言えるようになるために、人それぞれのライフステージの不安や悩みを解決に導きたいと考えます。

ーベルタのビジョン実現に向けて、個人としてはどのように向き合い、挑戦していくのでしょうか？

ビジョンである『世界40億人の女性が「私、周り、世の中を好きになれる」社会』の実現。これは女性一人ひとりの不安や悩みを解決に導き、解決することで自分を好きになることから始まります。
自分自身の課題が解決されることで、人の不安や悩みに共感することも、誰かを好きになる余裕も生まれてくる。こうやって自分だけではなく、人やまわりを好きになってもらうことを増やしていきたいということ。

課題の解決と言うと物凄い大きなことと感じるかもしれませんが、そんなことはありません。とにかく話を聞いて差し上げること、アドバイスをして差し上げること、知識を提供すること、勇気づける言葉をかけて差し上げることなど…
私自身、カスタマーサクセスのマネージャーとして「言葉で人それぞれの課題を解決する力・言葉で人に共感を生み出す力」をメンバーと常に共有しながら向き合っていきたいですね。

挑戦したいこととしては、ブランディングの観点から海外進出を進めていきたいですね。ビジョンには世界40億人と言っていますので、世界各国のライフステージ課題がベルタに集まるような仕掛けとか、それぞれの国の文化や慣習に合わせたフェムケア商材を提供することなど、夢は広がります。特に不妊治療の領域における最新事情や情報、各国の不妊との向き合い方なども情報発信したいですね。

最後に、この記事を見ている方やベルタに興味がある方へのメッセージをいただきたいです！

男女関係なくビジネスを楽しみたい人に入社してもらいたいですね。フェムテック・フェムケア市場において人生全てのライフステージと向き合いながら市場づくりをすることを一緒に楽しみたいです。まだ90万人の会員基盤ですが、この先、私たちは世界40億人に向けて、ワクワクすることはいっぱい創る機会が多くあると思います。

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