ディテクトで活躍するメンバーの思いをお届けする、【社員インタビュー】。第2回となる今回は、取締役・営業部主任を務める浮谷 和輝さんに話をききました。
「ディテクトの営業」の “今” の魅力や面白みと、“将来”の展望とは――。
日々進化続ける商材に、商売の面白みがある
- まずは、浮谷さんのこれまでのキャリアから教えてください。
大学の商学部でビジネスの基礎を学んだ後、自分でものづくりやビジネスを動かしていく仕事に惹かれ、電子部品メーカーに就職しました。ここで、国内における法人顧客向けの直販営業と、入社当初からの目標であった中国での海外営業を経験。次のステップへ、とキャリアチェンジを考えていたタイミングでディテクトに入社することになりました。
経営に携わる父や祖父の影響もあり、“自分もいずれは経営の立場に立って商売をして生きていくだろう” と小さい頃から思い描いていて。そのぼんやりとした像が、進路・キャリア選択の根底にあり続けていたなと振り返ります。
- ディテクトへの入社を決めた経緯とは?
この先経営に携わるために人事・経理・総務領域の知識を身につけようと、コンサルティングや人材系の企業への転職を考えていた中で、ディテクトの代表である父から言われた「この会社で実務として学んでいくのがよいのでは」という言葉が大きな契機になりました。
考えてもいなかったことで驚きましたし、父が経営しているとはいえどのような会社かもまだ分かっていない中で、人生のかかった大きな決断をすることに不安もありましたが……私が幼い頃から会社についてたくさんの対話を重ねていた父と母の姿は鮮明に覚えており、二人が社員に対する責任をとても強く感じながら経営をしていることも、よく知っていましたから。私も家族の一員としてそれを守っていきたいなと、入社を決断しました。
- 実際に入社してみて、印象としてはいかがでしたか?
みなさん気さくな方々ばかりで、会社の雰囲気がとてもよいなと感じたことを覚えています。もちろん、経営者の親族である私に対して心の中で思うことはさまざまあったのではと思いますが、入社を歓迎していただいてスムーズに入ることができました。
また画像処理ソフトウェアとハイスピードカメラという、日々進化していく商材は特徴的かつ魅力的だなと。そこに商売の面白みを感じましたね。
営業の“型”がないからこその、可能性の幅広さが魅力
- 現在の仕事内容を、教えてください。
現在は営業活動を行いながら、並行して採用業務や、人事・経理関連の体制整備なども担当しています。
- ディテクトにおける営業業務とは?
一部ドアノック営業を行う商材もありますが、多くは大学や民間企業の研究所、クリニックなどさまざまなお客様にお問い合わせをいただいたり、展示会や学会などでお引き合いをいただいたりするところから、お仕事が始まります。
「この商品を販売する」という決まった型がある訳ではなく、お客様の課題を一つひとつ引き出し、それを解決するために社内で連携しながら適切な答えをご提案していくことが求められる仕事です。
- ディテクトの営業には、どのような面白みがあると感じられていますか。
例えば、ゴルフシミュレーターならゴルフ業界の中でも「インドアゴルフ」、精子運動解析ならメディカル領域の中でも「男性向け生殖医療」と一つひとつの業界が狭いため、そのマーケットを極められる可能性が十分にあります。
営業担当として間違いなく成長できる環境ですし、“マーケットで一番詳しい人” を目指せるという意味で、各業界で戦っていくことの価値は大きいのではないでしょうか。
また営業に決められた型がないからこそ可能性の幅がとても広い、という点も面白いところだと思います。お客様のニーズや課題に対して既存の製品がうまくマッチしなければ、課題を社内にフィードバックして新しいソフトを作ることもできますし、他のメーカーさんのデバイスにディテクトの新しいソフトを載せてご提供する例もあるほどですから。
デジタル画像処理技術で解決できることなら、アイディア次第で何でも形にできる。この自由さは、お客様をあっと驚かせるような面白いものを作りたい、お客様の課題に応えて喜んでもらいたい、という価値観が根付いたディテクトならではのものかもしれませんね。
新たな仲間に求めるのは、専門性ではなく “アイディア”
- 今後の展望をお聞かせください。
国内の大学や研究所では多様な研究がなされていて、“何か新しいことが生まれる可能性” は各地にあります。そして、そういった研究に携わる先生方から「こんなことはできますか」というさまざまなお問い合わせもいただいていて。国内の各分野の先生方が持つ知見や技術と私たちの技術をかけ合わせて、新しい商品を作ったり、ソフトをさらに進化させたり……まだまだやれるだろうという感覚と今後への期待がありますね。
また画像解析の領域においては、基本的に日本で作られたものは日本で、アメリカで作られたものはアメリカで売れるというドメスティックなビジネスになっており、「画像解析といえば〇〇」と業界全体を支配するような存在はまだいないのが特徴です。
そういった意味で、今後商品や営業体制をさらに強化していくことによって、世界市場でシェアを拡大するとともに、世界の研究分野にも貢献していけるのではないかと。そんな将来を描いています。
- さらなるシェア拡大や技術の進化に向けて、浮谷さん個人として、そして組織として、今後挑戦したいことを教えてください。
個人としては、経営を引き継いでいくために、少しずつ営業業務からマネジメントの方へ軸足を移していきたいなと思っています。
特に、小さなベンチャー企業だったところからここ数年で大きく会社が成長してきているので、今のディテクトに合わせて社内のシステムや制度などを改めて整えることに注力していきたいところです。
組織として考えているのは、海外進出です。すでに海外の展示会への出展は始めていますが、今後はさらにアメリカ・中国・ヨーロッパでの支店開設と、現地での販売体制構築に取り組んでいければと思います。
- 実現に向けて、今後どのような方と一緒に働きたいですか?
“自由に、自分のアイディアで勝負したい” という思いがありながら、今の仕事でくすぶっていると感じている方、職場で自分の力をうまく発揮できていない方に特に合う環境なのではと思います。
ディテクトでは多様なバックグラウンドを持つメンバーが、入社前の解析関係の業務経験や知識の有無に関係なく活躍していますから、ぜひ飛び込んでみていただければ嬉しいです。
新しい “アイディア” をもたらしてくださる方と一緒に働けるのを、楽しみにしています。