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【Inside Patagonia Vol.1】パタゴニアのITって他社と何が違うの?

Photo by Jeremy Bishop on Unsplash

◆Inside Patagonia vol.1

パタゴニアの職場環境ってどんな感じなの?
社員はどんな人が働いていて、どんな風に仕事をしているの?
他社と何が違うの?

求人の募集要項だけでは伝えきれない、職場としてのパタゴニアのリアル、そしてそこで働くスタッフがどのような想いでパタゴニアに入社し、日々仕事をしているのか。社員インタビューを通じてパタゴニアのリアルを感じ取っていただく、Inside Patagoniaシリーズは、職場としてのパタゴニアの魅力を発信していきます。

第一弾は、現在募集中の職種「ITビジネスアナリスト」のレポーティングライン(上司)となる石塚さんと、チームメンバーの本城さんに、採用チームの藤村がインタビューしました。

「パタゴニアのITって他社と何が違う?」

「どんな魅力があるの?」

「ITBAという職種は何が求められ、どんなやりがいがあるの?」

・・などの疑問にお答えしていきます。

この記事を読んで少しでもパタゴニアで働くことに興味を持った方は、ぜひ「話を聞きに行く」ボタンから気軽にご連絡ください!

◇Interviewer:パタゴニア日本支社 People & Culture部門 藤村

◇Interviewees:パタゴニア日本支社 IT部門 石塚&本城

入社のきっかけは環境問題への危機感:Green ITの取り組み

藤村:本城さんは、パタゴニア入社前もITでキャリアを積まれていたんですか?

本城:パタゴニアの直前に働いていたのはダイビングショップですが、その前は現在の職種(IT Business Analyst)と似たようなIT関連の仕事を海運会社でやっていました。ダイビングショップで毎日大好きな海に潜れるのはすごく楽しかったんですが、それと同時に海の中の変化がよくわかるんです。そして、この状況に対して何かしなければ、と思う。でもダイバーとしてできることは、たとえば毎日ゴミを拾うなど小さなことで、根本的な問題解決にはならないんです。もっと環境に対してインパクトを出せる場所にいかなきゃ、そう思ったときにパタゴニアに応募しようと思いました。

藤村:なるほど。IT分野で職を探していたのではなく、パタゴニアが企業として環境問題に取り組んでいるという点で選ばれたのですね。実際にパタゴニアに入社し、環境にいいインパクトを与えるために取り組んでいることはありますか?

本城:コロナ禍で一旦ストップしていましたが、ITチームでは週1回「Green IT」というミーティングをセットし、ITチームとしてできる環境アクティビズムについて話し合っています。

藤村:ITチームとしてできる環境アクティビズムとは、どんなものがあるのですか?

本城:直接的なものと間接的なものがあります。直接的なものでいえば、まずはチームと話し合い、「カーボン・ニュートラル」と「ゼロ・ウェイスト」をテーマにITでできることを考えました。一つは、私の入社前から課題として挙がっていた、リース契約終了後のOA機器の廃棄方法についてです。中古OA機器の多くが海外に輸出され、金属など価値のある素材のみリサイクルされ、それ以外はe-wasteと呼ばれる電子廃棄物となり環境汚染の原因となっています。当時の自分たちの廃棄処理方法を確認したところ、リユース・リサイクル率が低い廃棄方法であることが明らかとなり、より責任のある廃棄方法へ変更しました。また、新しいシステムやサービスを導入する際は必ずCO2排出量を算出しています。以前使っていたものやデータを残しておきたい気持ちはありながらも、使わない間もCO2を排出し続けるためなるべく早く廃棄するなど、チームとしての環境意識が高まってきています。

藤村:間接的なものはどんなものがありますか?

本城:間接的なものとしては、業務の効率化が挙げられます。ITを駆使して他部署の業務効率化を実現できれば、その分その部署が直接的な環境アクティビズムに使える時間が増えます。これはITという部署だからこそできるものだと思います。

魅力は、人。同じ意識を持った仲間と働く楽しさ

藤村:パタゴニアのITで働く魅力はどんなところにあると思いますか?

本城:これはITに限ったことではないのですが、パタゴニアの社員はみんなそれぞれが環境や自然、アウトドアスポーツ、社会課題などへの意識や情熱があります。自分と同じ意識を持った人に囲まれて仕事をしていると、何かを考えるときに環境をメインに考えたり、パタゴニアのITとして何ができるかを常にみんなが考えている。そういうところから刺激をもらうことができるのがやりがいの一つであり、面白いところだと思います。

藤村:そうですね、社員一人一人がそれぞれの領域で問題意識を持っているということは、日々の業務だけでなくその人たちのプライベートでも感じることがあります。常にミッション達成のために自分はどう動けばいいのか考えながら仕事をしていますよね。


リモートワークと出社、ハイブリッドな新しい働き方

藤村:パタゴニアはコロナ禍の初期、100%リモートワークに急転換しました。現在はリモートと出社のハイブリッドな働き方になりましたが、ITチームはどのように働いているのでしょうか?

本城:いまはリモートメインで働いています。フレックスタイム制も導入されたので、空いた時間に海に行ったり、朝一で海に行ったりすることができるので働きやすいです。

石塚:そうですね。僕はUS本社のチーム(西海岸)とのミーティングが日本時間の早朝にあったりするのですが、リモートワークだと早朝ミーティングでも朝起きて走ってコーヒーを淹れてから臨めます。通勤に使っていた時間も仕事に充てられるので効率も良いです。ただ、リモートと出社ハイブリッドになりもう3年。予定表だけで顔が見えないのは少し危惧しているので、チームには、週1回はオフィスに来られたら来ようという話をしています。この日に絶対!ということではなく、ゆるめに顔を見れる機会を作っていくことを心がけています。

藤村:たしかに、オンラインミーティングではなかなかできない雑談だったり他愛もない話だったりも、オフィスに出社すれば偶然出会った人とできたり、ランチを食べながらカジュアルにできたりしますよね。チームによって出社頻度は違いますが、最近は多くのチームが意識的に出社をするようになってきている気がします。一方でリモートワークをしたい日はできて、それをお互いが尊重できる環境でもありますね。

ITBAには何が求められる?

藤村:今回募集しているITBAという職種にはどんな経験やスキルが求められているのでしょうか?

石塚:今回の募集職種は、かなり専門的なITスキル(たとえばプログラムが書ける等)は必要ありません。簡単に言うと、IT分野におけるコンサル兼社内SEのようなイメージです。ただ、経理に関する知識は必要です。その他は最低限の経験があれば務まると思います。

藤村:なるほど。コンサルという点では、社内外の様々なステークホルダーと円滑にコミュニケーションを進めることができる能力は必要ですよね?

石塚:そうですね。ビジネス側からのリクエストに対し、それに関わる全ての人を巻き込み最適なものを検討・分析し、提供することが求められています。場合によって本当に必要なものはシステムやITではないこともあります。また、パタゴニアでは「最適」を見極める際に、環境という要素も入ってきます。そういった意味で本城さんが言っていたように、専門やバックグラウンドは様々でも、環境や社会への問題意識がありそれを解決したいと思っている人がパタゴニアには集まってきていると思います。

どんな人に向いている?

藤村:スキルや経験とは別に、こういう性格の人が向いているというのはありますか?

石塚:問題解決が好きな人は特に合うかもしれません。関係各所とバランスを取りながら課題を解決していく必要があるので、新しいことを試したり、失敗してもすぐ軌道修正することが苦手じゃない人がいいとは思います。簡単にコントロールできない部分も多くあるので、そんな中でも色々な人を巻き込んで進めていける人、そしてそれを苦に思わない人に向いている仕事だと思います。

(以上)

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