stuが企画・制作を手がけた『AQUA+ TANK』が、「日本空間デザイン賞2023」において審査員特別賞 佐藤寧子賞(ショーウインドウ&ビジュアルデザイン空間)を受賞しました。
日本空間デザイン賞は、一般社団法人日本空間デザイン協会および一般社団法人日本商環境デザイン協会が主催する、空間デザインの価値を未来へ繋ぐために設立された日本最大級のデザインアワードです。審査は時代性、創造性、社会性、文化性、意匠性、革新性、持続可能性という基準で専門家によって評価されます。
『AQUA+ TANK』は、本年度の応募総数779作品からShortlist(入賞141作品)として選出。さらに、金・銀・銅賞以外の作品で三次審査員独自の視点で評価された作品(受賞11作品)として、佐藤寧子審査員の推薦により審査員特別賞を受賞しました。
プロジェクト概要
栗田工業株式会社が東京都昭島市に開設した新たな研究開発拠点「Kurita Innovation Hub」内の、トレーニングセンターの常設デジタルインスタレーションです。日建設計、SCAと協働で概念設計、体験設計、什器設計、映像コンテンツ制作を行い、stuは主に企画・クリエイティブディレクション・アートディレクション・シュミレーションおよび設計を担当しました。
企画意図
社員研修用プラント施設をショウケースとしてとらえ、実物のタンクを模した円柱型LEDディスプレイが空間照明と連動し、横幅70m程ある空間が水族館や舞台のように印象を変えながら、社員の実習風景や企業メッセージをショーとして見せていくことを目的として企画・制作を行いました。LEDタンクは社員研修、セミナー、時報、地域住民や来訪者に向けたメッセージ表示などに活用され、”企業と地域”、”企業と社会”をつなぐ顔として愛されています。
日本空間デザイン賞HP:https://kukan.design/