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自分らしく、美しく生きる人で溢れる社会を実現したい。オルビス「2029年プロジェクト」リーダーの思い

2018年に「ここちを美しく。」というブランドメッセージを掲げ、リブランディングを行ってきたオルビス。現在は第二創業期としてさらなる挑戦を続けています。若手が活躍しているのも特徴で、10年後のオルビスのビジョンを立案する「2029年プロジェクト」のリーダーを務めるのは、入社7年目の田村陽平さんです。オルビスのあるべき姿に向かい、どのような戦略を描いているのかを聞きました。

目次

小林社長の就任を機にベンチャー感が生まれ、ゼロイチの事業立案も可能に
失敗しても、「次にどう活かす?」と受け止めてもらえる土壌がある
パーソナライゼーション事業を立ち上げ、グローバル展開を目指したい

小林社長の就任を機にベンチャー感が生まれ、ゼロイチの事業立案も可能に

―田村さんのこれまでのキャリア、現在のお仕事を教えてください。

田村:新卒でオルビスに入社して約4年間経理を担当した後、経営企画に約2年間携わり、2019年はマーケティング戦略部コミュニケーション戦略グループを経験しました。また10年後のオルビスのビジョン、戦略を立案する部門横断プロジェクト「2029年プロジェクト」のリーダーも務め、2020年からは専任でプロジェクトを推進しています。

▽経営陣に向けたプロジェクト中間報告の様子



―経理、経営企画を経てマーケティング戦略部というのは、独特なキャリアだと思うのですが、入社当初に配属された経理は、自ら希望したんですか?

田村:実は別の部署を希望していたこともあり、
経理配属は全然前向きではなかったんです(笑)。
ですが配属後、大学時代から海外に興味があったこともあり、自ら希望して台湾法人の経理に携わらせてもらいました。1年目からバックオフィス全体の管理を任せてもらえて、結果的にやりがいを感じながら楽しく働いていました。その後シンガポールのEC事業の立ち上げなどにも携わり、日本にいながら現地のスタートアップのバックオフィスメンバーのような感覚でしたね。


【Profile】
田村 陽平(Tamura Yohei )
上智大学卒業後、新卒でオルビスに入社。経理、経営企画、マーケティング戦略グループを経てオルビスの10年後の戦略シナリオを描く2029年プロジェクトのリーダーを専任で務める。

その後、経営企画では、社長の小林が推し進めていたリブランディングの第一歩目として、中期計画を立て直すためのプロジェクトが発足し、運営事務局として参画していました。

―2018年からオルビスはリブランディングや組織改革を進めていますが、仕事の仕方にも変化はありましたか?

田村:社内の物事すべてがフラットになりました。ベンチャー感がすごく出て、仕事がめちゃくちゃ楽しくなりましたね。「オルビスとしてお客様にお届けすべき価値を再構築する」という本質的な議論が、階級や年次、前例は関係なく行われるようになったのも大きな変化だと思います。


失敗しても、「次にどう活かす?」と受け止めてもらえる土壌がある

―現在進んでいる「2029年プロジェクト」はどのように立ち上がったんですか?

田村:「2029年プロジェクト」の前身が中期計画の立て直しから派生し、私は10年後を見据えた戦略のシナリオを描く役割を担っていました。

当時、小林と議論する中で、描いていた将来やビジョンは10年後ではなく感覚的に5~6年で来そうだと感じたんです。そこで、具体的に実行までを手がける部隊として翌年に立ち上げたのが、「2029年プロジェクト」です。

―プロジェクトリーダーにアサインされた時の感想は?

田村:オルビスの商品って、長年研究・蓄積してきたサイエンスの力をふんだんに詰め込んでいて、クオリティがものすごく高いんです。ですがこれからの時代、その価値を体感して納得いただくには、商品を利用する日々のシーンの「演出」がより重要になってきます。

それをどう作っていくのか、実現に向けてゼロイチで取り組めるのは純粋に楽しそうだなと感じました。正直プレッシャーはすごく感じていますが、同じ方向を向いて、フラットに議論できるチームがいることが励みになってます。


―新しいことに取り組むのは、正解がない分リスクも伴うと思います。そこに対しての不安はありますか?

田村:実は、プロジェクトの取り組み内で小規模ですが損失も出しているんです。ですが、オルビスには「未知の領域だから失敗はある。次にどう活かす?」と、失敗を受け止めてもらえる土壌もあるので、恐れずにチャレンジすることができます。

実際、1ヶ月でリカバリーし、失敗で得た経験は今の土台になっているので、全部が無駄ではないんですよね。

オルビスではしっかりとエビデンスがあってブランドのフィロソフィーに沿っていれば、あとはタイミングさえ合えば提案が受け入れられる環境です。入社前に予想していた100倍は裁量が与えられています。こういう環境だからこそ、未知の領域に取り組むのが好きになりました。


パーソナライゼーション事業を立ち上げ、グローバル展開を目指したい

―田村さんが今後、オルビスで実現したいことを教えてください。

田村:オルビスは、その人なりの美しい年齢の重ね方を実現する「スマートエイジング」がコアバリューです。その考え方に基づき「2029年プロジェクト」でパーソナライゼーションの事業の立ち上げを計画しています。アメリカなどではすでに市場が盛り上がっていますし、Z世代のキーワードにもなっている。創業当初から一人ひとりの本来の美しさを際立たせることを目指してきたオルビスほど、この領域に取り組むべきブランドはないと思います。

これを事業成長基盤の足掛かりとして、早期に事業ローンチするのが今のミッションですね。オルビスは本質的に良いものを提供できる会社だと思っているので、日本だけでなくグローバルに受け入れられるブランドにしていくのが目標です。


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