こんにちは。
前回の記事で、オルビスの作りたい組織風土・一人ひとりに発揮してほしいスタイルのお話をさせていただきました。 *もしまだご覧いただけていない方はこちらからご覧ください!
そのオルビスマネジャースタイルのカルチャー化の一環として、3月に実施したORBIS AWARD 2018では そのスタイルの著しい発揮&創出した成果に着目し、社員表彰を行いました。
ORBIS AWARD 2018って?
2018年オルビスはブランドビジネスに本格的に舵を切り ロゴやコーポレートカラーのブランドコントロール、お客様との接点であるEC、カタログ、店舗、アプリなどの刷新、 そして象徴商品である新オルビスユーの発売、またそれらを叶えるためのフルフィル領域・バックオフィスのフロー改善等々・・・ 各メンバー一人ひとりがブランド体験をつくっていく激動の1年となりました。
コンセプトは、「FEELING 10 PIECE」
去年1年間で、ブランドビジネス実現に向けてオルビスマネジャースタイルを発揮している取組みを各部でノミネートし、 その取組みを、どれ一つが欠けても成しえなかった、さらには関わった誰ひとりとして欠けても成しえなかったピースとして扱い、賛辞を送り合うイベントを実施しました。
今回はそんなORBIS AWARD2018の個人部門で表彰された 栗原(独創性賞・写真左)と鈴木(共創性賞・写真右)に対談インタビューを実施してきました!
サプライズ受賞だった!と語る二人に、
・仕事で大切にしていること
・去年苦労してくじけそうになったことなどからお互いのスタイルを深掘ってみました。
実は、インタビューのなかで自分では気付いていなかった自分らしい強みを知ることとなる2人!
オルビスには多様な個性を持つ社員がいることも、ぜひ見ていただけたらと思います。
ORBIS AWARD 2018でのパフォーマー部門での受賞おめでとうございます! まずはそのときの率直な感想からお聞かせいただけますか?(濱崎)
栗原(写真左)・鈴木(写真右):ありがとうございます!
鈴木:本当に想定外で・・・マネジャーからお手紙という形で受賞理由のコメントをもらう演出だったのですが、途中まで自分のこととわからず、徐々にわかってきて驚きました・・・!
栗原:私もとにかくびっくりしました!今回独創性ということで賞をいただきましたが、正直なところ独創性を持ってやろうと思ってやっていたわけではなく(笑)
そのようにおっしゃっていただけてこれって独創性って言ってもらえるんだ・・・!という感じです。
―― そうだったんですね!昨年に限らずこれまでのお二人のお仕事スタイルが今回の受賞に繋がっていると思うのですが、同じグループで仕事をしているお二人はお互いを見ていてどう思いますか?(濱崎)
栗原:まずさっきふたりで話していたのですが、同じグループで一緒に働いていてもおもしろいくらいにスタイルが違うなって思うんです。
鈴木:そうそう!なんだろう、思考の方向性というか目のつけどころがいろいろ違うんです。だからこそそういう風に考えるといいのか!と毎回発見があるなって思っています。
栗原:確かに。でもどうして自由に考えていけるかというとポジティブに受け止めてくれるメンバーがいるからだよ!
特に奈々ちゃん(普段の呼び方)は、周りのメンバーの意見を受け入れるのが得意だよね。
例えば新オルビスユーなんて企画担当である奈々ちゃんが一番考えているはずだし、そこに対してコメントするときはもう検討済みかもしれない・・・なんて思うわけじゃないですか?
それでもポジティブに話を聞いてくれるしその空気を作ってくれる、もうそれが私本当にとても素敵だと思うんですよね!
鈴木:本当ですか?うれしいです!!確かにいい意味で「みんなで一丸となって創っていく」という点は意識しているかもしれないです。
栗原:そうそう、その意識があるよね。私がぽんっと発言することも聞いてくれて話しやすかった~~(笑)
鈴木:栗原さんはその「ぽん」が出てくるアイデアマン!後から栗原さんの言っていたことがわかるとすごく納得するんですよね! すごく先を見て言っていたんだなって。
栗原:あはは!笑 私の頭の中では連想ゲームみたいに繋がっているんだけど、飛んでいることを言っちゃうこともしばしばだよね。
ーーさっそくお二人のちがいが出てきていますね!笑 お二人がお仕事をするうえで大切にしていることを教えてもらえますか?(濱崎)
鈴木:確かに考えてみると先ほどの「みんなで創っていく」ということは大事にしていますね。
栗原:それってともすれば自分の軸がなくなりそうになることはないのかな?
でも奈々ちゃんって譲れない部分はしっかりと持っているイメージ。なにか自分の軸を意識するきっかけとかあったの?
鈴木:それは新卒で入社して配属された当時から意識しているかもしれないです。
ちょうど1年目でマスカラの限定色の企画を担当したとき、キャリアもご年齢も大先輩の開発担当の方にオーダーする機会があって・・・自分の意思のちょっとしたぶれが周りを翻弄させて迷惑をかけてしまうことを学んだんです。
なので、まるまる受け入れるというよりは軸は持ちつつも周りの方の意見を聞いて一緒に噛み砕いて、合わせたほうがいいポイントを精査するというイメージでいますね。
栗原:なるほどね。新オルビスユーのときはどうだったのかな?
鈴木:全く同じです!企画のときもそうでしたが、特にお客様向けの発信に向けて準備をするフェーズのときはとにかく「関係者全員に自分事化してもらって、一丸となって頑張りたい」、「みんなで仲間意識を持ってやりたい」と思っていて・・・めちゃくちゃ多くの方に新オルビスユーのことを自分の足で自分の言葉で伝えまわりました!笑
立場によって知りたい情報も違うと思うし、なにより新オルビスユーを自分事化してもらいたくて相手によって発信内容を変えてみました。
東日本・西日本それぞれのオルビス・ザ・ショップのビューティーアドバイザー(以下BA)さんの商品勉強会にも商品企画担当として初めて直接出向いてプレゼンしたんです。終わった後にBAさんから涙ながらに「私たち頑張ります!」という言葉をもらえて目線を合わせられたことがとても嬉しかったですね。
また物流でお世話になっているお取引先様からも「通販でお客様の手にお届けするまでに最後に想いを入れられるのは私たちですよね」というこちらがまさに聞きたかった言葉を言ってもらって・・・感動してしまいました。
栗原:登壇したのは80回以上だよね。きっと言いたいことを言っていたんじゃなくて共感してもらえることを言っていたんだよね。
しかもそのプレゼンを毎回アレンジしていることが本当にすごいと思った!
それどうしてできたの?
鈴木:やっぱりお互いの立場がある中で押し付けにならないコミュニケーションをとろうと思っていて。毎回毎回のアレンジは正直骨が折れましたけれど・・・「自分の言葉で伝えることがこんなにも相手にやる気になってもらえるんだ!」って思えました。
栗原:しかも去年1年間でそういうコミュニケーションを取ることが結果に繋がることがよくわかったよね。相手の言葉の受け取り方や商品への思い入れが増していくのを目の前で見ることができて私も嬉しかったな。ベストコスメの受賞もそういうことの積み重ねの結果だと思う!
鈴木:おっしゃるとおりですね!本当に頑張ってよかったって思えます。
栗原:なんか話を聞いていると本当に「共創」だね。そして共創って相手視点に立てているからこそできることだよね。それをナチュラルにやっているなんてすごく強みだと思うな!
そのコミュニケーションがあるからこそ、私も発言できるんだと思うしBAさんやお取引先様からのうれしい言葉が引き出せたんだと思う。
その話を聞いているとまさにオルビスマネジャースタイルの「EMPOWER TEAM/チームから引き出す」にあたるんじゃない?
鈴木:あ!そうなんでしょうか?もう無意識でやっていて・・・いま認識しました!笑
そういうところを共創性って言っていただけるのであれば嬉しいです。
――お二人でお話を進めてくださってありがとうございます!笑
自分では当たり前だと思っているけれど他の人から見たら強みだと思うことってありますよね。鈴木さんはまさに共創性により強みがありましたね。栗原さんはお仕事でどういうことを意識されているんですか?(濱崎)
鈴木:栗原さんはやっぱり販促と商品の両方の目線があってロジカルに考えられることと、好奇心旺盛で感覚的に物事を掴むこととのバランスが本当にすごいなと思っています!
栗原:そうかな??でも確かに最終的に発表会やWEB・紙面でどう表現するか、とかを考えるときもあれば、アイディアを出したいときは意識的にあえて頭のネジを外して飛んだことを考えることはあるかも。
企画のときに急にカレーの作り方とかの例え話をすることもあるよね(笑)たぶんみんな今スキンケアの話ですよね?って頭にハテナが浮かんでいるかも・・・でも自分の中では繋がっていて!
あとは、相手の言ってくれていることは自分の考えているコレと合っている?というのを確認したくて、例え話を使ってたくさん質問したり会話する!
鈴木:そうですね、後からなるほど!となることが多いんですよね!どうして未来のことから逆算した発想が得意なんですか?
栗原:今すぐには使わない情報だとしても何かに活きるだろうと脳内にストックしているイメージです。そして連想ゲームみたいに一人でぽんぽん考えちゃうくせがあるんですよね。「例えたらこう?」「~っぽいな」って自然と考えているかも。それが繋がるからかな?
鈴木:そうなんですね~!栗原さんの興味の範囲ってとても広いですよね。オルビスマネジャースタイルでいうとまさに「OUTER ORIENTED/外部志向」とか「CONCEPTUAL/概念的・全体的」だなって思いました。独創ですよね!
栗原:わあ!そうかな??今改めて考えてみるとそうなのかも?
鈴木:本当に栗原さんの強みですよね。そうやっていくなかでなにか困ったことはありました?
栗原:別の場所から引っ張ってきて考えたり、自分と相手の認識を確認したくて質問しまくるのでまどろっこしいかな・・・と心が折れそうで悩んだことも・・・。でもマネジャーはもちろんメンバーも、皆そんな私の話を最後まで聞いてくれたんですよね。そしてマネジャーから言われた印象的な言葉があって。
鈴木:なんですか?
栗原:「あなたにしかできないことをやって」って言われたの。そこではっとして。
これまではなんでもやろう、化粧品って、オルビスってこうあるべきかなと考えていたけど、私個人や自らの感性に添って表現していいんだ、自分は自分のスタイルでいいんだと思えたんです。
今回のORBIS AWARDでも猪突猛進でいくマイスタイルもいいんだ、と再認識させてもらったように思います。まずはやっちゃえ!と背中を押してくれるグループの環境も自分らしさを解放させてくれたんです。
――なるほど。マネジャーや周囲のメンバーも栗原さんを後押ししていたんですね。お互いちがいはありますが、それぞれのスタイルが素敵で強みが活きていますよね。(濱崎)
栗原:今こうやって話していたり、ORBIS AWARDを経てお互いの強みがわかったなと思っています。
鈴木:本当にそうですね。周りの方のご協力があってこそですが、こうやって進めていいんだ!と思えました。
――オルビスが創業以来大切にしてきたひとりひとりの力を最大限に引き出すこと。その一歩としてORBIS AWARDがお互いの強みを知る機会になれていることが本当に嬉しいです!
マネジャースタイルのお話も出して下さいましたが最後にお二人が今後どのようにオルビスで働いていきたいか、教えてもらえますか? できれば意識したいマネジャースタイルも教えてもらえると嬉しいです!笑 (濱崎)
栗原:関わる人の「あなたならでは」を見つけていく対話を大切にして、そのワクワクする熱量で仕事をしていける仲間を増やしていきたいです。
また外からの視点は大切にしたいので、やっぱり「OUTER ORIENTED/外部志向」でしょうか。自分をアップデートしていってかつ相手の好きなことと掛け合わせて仕事をしたいと思っています。
鈴木:私は常に誰かと一緒におもしろいことをしていきたいなと思っていて、その架け橋になりたいなと思っています。
1→100のほうが得意かなと思うので、やっぱり「EMPOWER TEAM/チームから引き出す」ですね。
栗原:お互いに強みを伸ばしていくスタイルだね!お互い自分のスタイルを大切に自分らしく働けるといいなと今回の受賞をきっかけに思わせていただきました。
――「自分らしく働く」とても素敵ですね。 これからもHRでは自分らしさ、ひとりひとりの個の力にフィーチャーするさまざまな取組みを行っていきます。ありがとうございました。
【プロフィール】
栗原 美幸(くりはら みゆき)商品企画部 商品企画Iグループ
2009年新卒入社 広告制作部門を経て、2015年より現職の化粧品企画を担当。
現在はスキンケアユニットのリーダーを務めるかたわら、10年後の「オルビス」、「ビューティーのあり方」を見据えた長期視点での事業構想に取り組む『2029PJ』メンバーにも抜擢されている。
鈴木 奈々絵(すずき ななえ) 商品企画部 商品企画Iグループ
2013年新卒入社 入社時より化粧品企画担当。 メイク担当、スキンケア担当を経て、現在はメイクユニットのリーダーを務める。
2018年10月に発売された、リブランディングの象徴商品である新オルビスユーの企画を担当。美容誌やファッション誌が選ぶベストコスメでは、オルビス至上最多の36冠(19/6/28時点)を達成。