第二創業期として変革を迎えているわたしたち、オルビス株式会社。そんなオルビスには、みなさんに紹介したい魅力的な社員がたくさんいます。
今回ご紹介するのは、2018年9月に中途入社した、マーケティング戦略部に在籍している諸町実希さん。インターネット業界、BtoBスタートアップ企業での勤務を経て、次のキャリアにオルビスを選んだ理由、どのような環境で業務を行なっているのかについて、話してもらいました。
◼️大きな基盤がありつつも、思い切り自分を表現できる環境だった
ーー諸町さんがオルビスに入社したきっかけは何だったんですか?
物心ついたころから身の回りモノについて「どうしてこの形、色に?」「もっとこうしたら良くなるかも?」と想像を膨らませるような子供でした。
次第に自ら創り手になりたいと思い、高校・大学ではグラフィックデザインを専攻、そこでコミュニケーションデザインに面白みを感じ、企業/ブランドとお客様とのコミュニケーションを考え、創りだす仕事に就きたいなとキャリアをスタートさせました。
そして昔から自分の頭の中にある思いや疑問をノートに書き出し、客観的に自分の状況を認識する習慣があるのですが、社会人になって数年経ったとき、「美しいものに触れた喜び、触れたい想い」が繰り返し登場していることに気がつき、やがて 「美しい瞬間に出会い、創造し、共有する」というテーマに辿り着きました。 ようやく自分のテーマが見つかったのだからと、新たな環境を探しはじめたときに、出会ったのがオルビスでした。
ーーテーマが決まったことで転職活動をされたとのことですが、コスメに携わるベンチャー企業ではなく、オルビスを選んだのはなぜですか?
オルビスのミッションやビジョンが自身のテーマとリンクし、強く共感したことは言うまでもないですが、 コスメ領域のなかでも、
1.チャネル横断で俯瞰したコミュニケーションデザインに携われること。
2.「新しく生まれる」「大きく変わる」などダイナミックな変化のなかで、そのブランドの創り手として参加できること。
3.お客様とのコミュニケーションを考え抜く先に、プロダクト・サービスの改善、開発まで携われる余地があること。
そんな観点で企業を探すなか、まさに3つが揃っていたのがオルビスでした。
特に2つ目については、社長の小林から第二創業期として「通販会社」から「ビューティーブランド」へ大きく舵を切ろうとしているという構想を聞き、これまでに築いた基盤を活用しながらも、まさにダイナミックに波を起こす仕掛け人側になれることにワクワクしたのを覚えています。
ーーご自身のテーマとミッション・ビジョン、そしてこれまでのキャリアがマッチしたのですね。オルビスではどんな仕事をしているのでしょうか?
今年から新設されたマーケティング戦略部コミュニケーション戦略グループに所属しています。
これまでオルビスはEC、カタログ、店舗…とチャネルごとに設けられた縦割りの組織構成だったのですが、 どのチャネルにおいてもお客様とオルビスの関係性は変わらないはずなんですね。
だからこそ1人1人のお客様がオルビスに触れていただく瞬間の体験価値を高めるためには 個別の最適化だけでなく、全体でのコミュニケーションをデザインしていく必要があり、 そういった俯瞰してチャネル横断でのコミュニケーションを描き、推進していく機能として新設されました。
はじめてオルビスを知っていただく所から、商品をご購入頂き、楽しく効果的に商品をご利用いただき、長くお付き合いさせていただく。そのなかで得たお客様のお声をまたコミュニケーションに反映して…と、お客様とオルビスの接点全てが対象となります。
新生オルビスが目指す「ひとりひとりの個性に潜む美しさを引き出し、解き放つこと。」そのために必要な自然体でいられる「ここちのよい毎日」を商品・サービスを通じてご提案するには、まだまだ交通整理が必要な状況です。
そこで今、お客様へのコミュニケーション方針を検討するにあたり 「お客様にお届けしたい価値は何か」「どのような体験を実現できればオルビスらしく価値を最大化できるか」「変わらない、変えないことはなにか」このような議論を重ね、 短期的な施策と、ありたい姿へ導く長期的な計画立ての両軸で進めています。
約30年間多くの方にご愛用いただき、今日も動いているブランドを進化させていくのは、道路を走りながら交通整理をし同時に新しい道を作っていくような、正直カオスな状況です笑。
ーーどんなところにやりがいを感じますか?
オルビスからの発信がお客様に受け入れていただけた、喜んでいただけたとわかった時ですかね。
新たな施策を世に出した日はドキドキしますが、その後店頭が賑わったり、SNSで反響があったりと お客様からの反響が届いてようやく「よかったな」「次はこうしなきゃ」と次なるエネルギーになります。
よく近隣店舗へ行きお客様の様子を見たり、ヒアリングやアンケートを通じてお声を聞いています。お客様のことを深く知り、一歩先のご提案を添えてお返しできることが「やりがい」でしょうか。
◼️自分たちの手で創っていけることが面白い
ーー実際に入社してみて、どんなことを感じましたか?
入社した翌月にリブランディングがはじまり、象徴商品が一新され、その後も組織や社内の雰囲気まで進化していくのを肌で感じ、想像以上の変化が立て続けに起こる状況でした。
それも日が経つにつれてその盛り上がりは加速しているように思います。 前職のスタートアップ企業にいた際に「変化しない現状維持は後退だ」という言葉が繰り返し登場しており、市場やお客様を取り巻く環境が変わり行くなかで、オルビスの進化には非常に納得感がありました。
これまでの歴史があり、成功体験があり、お客様もいらっしゃる中でブランドを進化させていくことは、そう簡単ではなく、今では難しさも痛感しています。ですが、せっかくダイナミックな波が起き始めている、波を起こせるフェーズにいるのですから、オルビスの培ってきた資産を総力に、自ら変化を起こし、波乗りを楽しみたいと思います。
個人的には、社長の小林がよく話す「1ORBIS」という言葉が好きです。役職や部門の垣根を飛び越え、全社一丸となって総力戦で戦おうというメッセージなのですが、自分ひとりだけでは叶えたいことは成し得ませんから、仲間を巻き込み、同じ想いのメンバーが集まることで大きな力にしていきたいと、私も日々思っています。なにかアイデアが浮かんだ時いつでも相談できる仲間がいて、ポジティブに議論できる。自分たちが主体となってブランドをつくっていると実感しながら毎日わくわくして働いています。
ーーそんな諸町さんがオルビスで働いている中で見えてきた課題点はありますか?
そうですね。今は本当に様々なことが同時に立ち上がっていて、混乱もたまに起きます。
それ自体を課題だとはあまり思っていませんが、気をつけなければならないのが ありたい姿、お客様にお届けしたい理想が大きくなりすぎて、アクションが遅れること。 ともすれば新しいこと、変えることがいつの間にか目的になってしまうこと。 このバランスを取りながら前に進めていくことでしょうか。
良し悪しを決めるのはお客様なので、早くにお届けできるようスピード感と体験品質とのバランス感を持ってチャレンジしていきたいです。
◼️進化の芽が育ち太い幹になる 過程を楽しめるかどうか
ーー諸町さんが一緒にオルビスで働きたい人とはどのような人ですか?
「確かめる人」ですね。
ーー「確かめる人」とは?
言われたことをそのまま受け止めるのではなく「本当にそうかな?」「本当に自分もそう思う?」と、1回自分に落とし込み、必要であれば自ら一次情報を取りに現場へ出向き、目や耳、肌で確かめられる人のことです。 そういう方は、自分の言葉で想いやビジョンを話せるんですよね。
そして今オルビスは、各部門で進化の芽が出てきている状況です。今後はその芽を育てていき、お客様とともにブランドとして太い幹へと形作っていくことが必要です。 その過程を楽しみたい人は、ピッタリな環境だと思いますし一緒に働くことができると嬉しいです。
◼️オルビスの環境を活かし、新しいことに挑戦したい
ーー諸町さんが、今後挑戦したいことを教えてください。
まずは現在進めているコミュニケーション戦略、UXを形にしたいです。
ブランドは、日々の積み重ねで厚み深みが増してくるものと思いますが 「ここちのよい毎日」に寄り添い、お客様がすでに持っている美しさ・魅力を引き出すパートナーとして オルビスが在り続けるために必要なことなら、何でもチャレンジしていきたいです。
そして、一緒に挑戦を続ける仲間の輪を強く大きくし、「ここちよい空間」を創り出せる集団になりたいと考えています。 また自身のテーマである「美しい瞬間に出会い、創造し、共有する」、「広義のビューティー文化を創りたい」という想いを具体化したいです。
ミッション・ビジョンにもある通り、毎日オルビスでは美しさについて考え、言語化する時間が本当に多く、個人では得られない情報や刺激的な機会があり、共感してくれる仲間がいます。 そんなオルビスだからこそまさに転職動機でもある、仕事も個人テーマも境目がなく自分にとって「ここちよい」時間の使い方ができ、全てが自分の挑戦に繋がり、自然と前に進めているような気がします。
【プロフィール】
諸町 実希(もろまち・みき) マーケティング戦略部 コミュニケーション戦略グループ
新卒から約5年半、様々な業界のクライアントの課題解決に向けたデジタルマーケティング支援に従事。コミュニケーション戦略づくりから実行まで担当し、UXの最大化を目指す。 その後、製造業向け調達購買プラットフォームを提供するスタートアップ企業へ参画。 経営陣直下で創業間もない企業のPR活動を展開し、新規事業に携わった後、2018年9月にオルビスへ入社。
同年10月よりはじめたリブランディングにおいて、CX・UXの向上を図り、新たなブランドコミュニケーションを展開するべく、コミュニケーション戦略を立案、通販ビジネスからブランドビジネスへの転換を推進。
また2019年からは10年後の「オルビス」、「ビューティーのあり方」を見据えた長期視点での事業構想に取り組む『2029PJ』メンバーにも抜擢され活躍の幅を広げている。