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組織コンサルタントとはどんな仕事か?

Photo by zhang zifan on Unsplash

組織コンサルタントとはどんな仕事か?

「組織コンサルタントって、何をする人ですか?」と聞かれたら、皆さんはなんて答えますか?
そもそも組織コンサルタントの仕事は、お客様の状況や要望によって様々で、一言で説明するのはなかなか難しいです。そんな仕事ですが、私はこう答えます。
「組織が持つ可能性を引き出し、それを最大限に発揮できるお手伝いをする人」と。

課題はどこにあるのか?

お客様と初回面談をした時、こんな状況がありました。

社員はみんな真面目に働いている。数字だけ見れば、問題があるようには見えない。
そんな中、社長は深刻な表情で言いました。
「社員の業務の生産性が上がらないんだよね。みんな頑張ってるのに、何か噛み合っていない気がする」社長との数回の打ち合わせ後に、弊社の商材パッケージに”ヒアリング”というものが含まれているので、社員の皆さんに対してヒアリングを実施しました。その際、ある社員の方がこのように話してくれました。「自分のやっていることが会社全体に貢献できているか、よく分からなくて...」
私はこれが課題だ!と直感しました。

人と人、そして人と目標をつなぐ

組織の問題は、見えにくいところに潜んでいることが多いです。
「社員一人一人が自分の役割を理解し、それをどう会社全体の目標に結びつけるか」
これがうまくいかないと、どれだけ努力しても結果が出しずらく、社員はやりがいを感じにくいです。

そこで私たちは、「理念・ビジョンの浸透」ワークショップを提案しました。
このワークショップでは、社員一人一人が自分の理想的な働き方や成果を具体的にイメージし、自分自身の価値観を深掘りし、自分に対しての気付きを促していきます。そして、それをチームで共有し、価値観に寄り添うコミュニケーションを行います。その後、会社の理念やビジョンなどの理解を深め、自分自身の価値観と会社の理念やビジョンの重なる部分を見つけ出すことを目的としています。そうすることで、自分が大切にしている事や頑張っていることが、会社の理念やビジョンの体現に繋がっているということを実感でき、会社の一員としてチーム意識や自己肯定感があがり、やりがいを感じやすくなります。

小さな変化が大きな成果に繋がる

ワークショップを通じて、社員の皆様は自分自身の価値観と会社の理念・ビジョンとが重なる部分を見つけ出しました。すると、少しずつ職場の空気が変わっていった。これまで単なる「作業」として行っていたことが、「チームの成功」に繋がる行動へと意識が変わっていきました。
数日後、再度でお客様とのお打ち合わせに伺ったところ、「社員の行動が変わったのが、目で見ても分かる」という言葉を頂きました。
この瞬間こそが、組織コンサルタントとして最もやりがいを感じる瞬間です。

組織コンサルタントの役割

組織コンサルタントの仕事は、特別な答えを持ってくることではないと思っています。
むしろ、組織が自ら持つ答えを引き出し、それを活かすための仕組みや環境を整えるお手伝いをすることだと思っています。組織には、それぞれが持つ独自の強みがありますが、それが埋もれてしまっていることも多いです。私たち組織コンサルタントの仕事は、その埋もれた力を一緒に見つけ、活かすためのサポートをすることです。その始まりは、社員の皆様一人一人の声に耳を傾けることから始まる事も多いです。

最後に

組織コンサルタントとはどんな仕事か?

組織が変われば、そこに働く人たちの人生も変わります。
その瞬間を目撃することが出来る仕事であると思います。


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