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故人を生前の姿で見送るために:湯灌師の役割とその重要性

今回は、葬儀を支える重要なパートナー企業である『湯灌(ゆかん)業者』にスポットライトを当てます。湯灌とは、故人の身体を清める伝統的な日本の儀式の一つです。

葬儀を行うのには葬儀社だけでは無理です!!

多くの専門業者が協力のおかげで葬儀がなりたっています。

亡くなった方を丁寧に清め、美しい姿で送ることは、遺族の心の癒しにもつながります。この大切なプロセスが葬儀の価値を高め、故人への最後の敬意を深めるのです。

故人様を見まちがえるよういに美しく仕上げる湯灌師についてのコラムです。


病気で亡くなる方がほとんど


多くの方がご存知のように、亡くなる最後の1か月〜2か月は、病状の悪化で体調を崩し苦しい時間を過ごすことも。

最後に体力が無くなり亡くなるので、ほほがこけ、目がくぼんできます。

また、肝臓などが悪い方は黄疸がでて、皮膚が黄色く変色することも。

葬儀社の私ももちろん、親しい方が病気でやつれた姿を見たくはないです。

知り合いの方が亡くなられて、病院に行く時にはいつも心の準備が必要です。


キレイな姿で送りたい


皆さんも、出かける時は、キレイで清潔な姿で人に会いたいと思いますよね。

葬儀に来られる会葬者も、礼服を着て身だしなみを整えて参列されます。

亡くなった家族もできるだけ、故人が生前元気だったころの面影を残した、キレイな姿で。そして、穏やかな表情で、眠っているような姿で送ってあげたいものです。

目があいていたり、口がひらいていると、どうしても苦しい表情に見えます。

看護師や私たち葬儀社もできるだけ穏やかな表情になるように努力します。

口があいていたら、口をしめる専用のバンドを付ける。目があいていたら、まぶたを降ろしてとじる努力をします。しかし、なかなかとじてくれないものです。


湯潅師(ゆかんし)


そのような時に頼りになるのが、湯灌師(ゆかんし)です。

亡くなられた方の身体を洗い流し、死化粧、納棺までするスペシャリストです。

湯灌師は専用のバスタブを車に積んで、どこにでも来てくれます。

葬儀会館で湯灌ができるのはもちろん。

自宅に故人様を安置している場合は、自宅で湯灌も可能です。

身体をシャワーで洗い流し、キレイにしてくれるのはもちろん。

その後、ヘアセット、死化粧をするのです。




葬儀は最後にみんなに会うための舞台


亡くなった故人様が家族や親族、友人に顔をあわせるのは葬儀の時が最後です。

料金は77,000円と少々高額に感じるかもしれませんが、その理由は湯灌師の熟練した技術と特別なサービスにあります。故人を最も美しい姿で見送るための価値ある投資とご理解いただければ幸いです。

故人がキレイになるのはもちろん、女性の場合、見た目の年齢が10歳は若返ります。

最期のお別れの瞬間、可能な限り故人が落ち着いた美しい表情で皆様に見送られることが、ご遺族の心の平安にも繋がるはずです。



ぜひ、葬儀の打ち合わせがある場合は湯灌をえらんでほしいです。

故人にとって、葬儀はみんなと最後のお別れの舞台です。

シャワーで身体を流し、キレイになって、穏やかな表情に整えて大事な人を送ってあげてください。


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