大阪で働くベンチャー企業 取締役の創業までのストーリー。
さまざまな困難を乗り越えて今がある。
早く行きたければ一人で行け、遠く行きたければみんなで行け。
彼のモットーを胸に、仲間と共に夢を叶えていく軌跡がここにあります。
挫折
幼稚園〜高校生までサッカーに熱中していて、大阪でベスト8に入る環境で、自分の好きなことに熱中していた人生でした。スタメンを取ることが当時できず悔しさから、勉強では見返したいと思い、勉学の方で2ランク上の関関同立に入り、自分に自信をつけたいと思い猛勉強を始めました。関西大学に指定校推薦で行けた可能性は高かったんですが、「指定校で学校に入学しても直感的に嫌だ、そんな選択は自分には長い目で見た時、何も価値を持たない」と思い、結果的には指定校の道を断ち、一般受験で受けたものの、見事に志望校全落ちし、受験代金も稼ぎながら宅浪をすることになりました。スタメンを取ることができなかった悔しさを原動力に、勉学とバイトに励み、志望大学の立命館に入りました。
しかし、期待していた学生生活とは大きくかけ離れており、何にも熱中できない環境が自分には苦しく、入学して2ヶ月ほどですぐに大学を退学したいと思いました。同じ学部の仲のいい友達と「大学なんのために入ったんやろうな、サークルでわいわいして、何のために高い学費を出して入ったのか」とよく話していたことを記憶しています。
周りからの目を気にせずに生きる
1回生の冬頃に、先ほどの友達が「海外のビジネスコンテストの運営を長期インターン生として夢中になって頑張る」と言っていた時、まさか半年前まで大学は面白くないから一緒にやめようと考えていた友達の考え方が、180度変わり、やりたいことに向かっている姿を見て、「こいつかっこいいな」と感じました。その時の自分は、女の子相手に「中華料理で鍋を振っている自分がカッコいいな」と思い、梅田の繁華街で中華料理屋さんのキッチンでバイトに打ち込んでいた生活を送っていました。
「このまま何も行動を起こさなかったら、友達に取り残されるかも!」自分の夢って何だろう?何を大学生中にしないと後悔するんだろうと考えた時に、昔スターバックスで「Macを開きながら、英語を喋っている大人を見て最高にカッコいいやん!」と考えていたことを思い出し、取りあえずノリと勢いで半年は留学に行くことを決意し、大学2回生から半年間、マレーシアへの語学留学を決断しました。
マレーシアは、中華、マレー系、インド系で構成される多民族国家で、様々なバックグラウンドを持った価値観も全く違う海外の人と過ごす生活の中で
留学先の大学でマレーシアの女の子とすごく仲良くなり、毎日のようにあってはお互いがどんな環境で育ったのかや価値観の話をしていました。
彼女に日本人の印象を聞いた時に、「なぜそんなにも人の目を気にして生きているのかが理解できない」と言われました。
「自分の興味ある分野の仕事を選ぶことをせず、周囲の期待や安定を重視して、無理に他人が望むキャリアを選んで人の人生を生きているよね」と言われた時、確かに自分も今まで周りからの目を気にしてキャリアの意思決定をしてきたなと感じました。その時、アドラー心理学を留学先で読んでいたこともあり、「承認欲求の奴隷になるのはやめて」人の目を気にせず、好きなことをして自分のために生きようと思いました。
大きく捉えると、日本は経済的には豊かだが、心の豊かさが欠けているなと。マレーシアは逆に日本より10年遅れた国とよく評されることから、マレーシアは経済的には豊かではないが、心は日本より豊かだなと感じたことをよく覚えています。その時から、日本人ももっと人の目を気にせずに自分の本当のやりたいことをできている「自分の人生を生きる人」を世の中にもっと広く輩出したいなと思い自分の人生のコンパスを持ったような感覚を覚えています。
自分の人生生きる人を創出する
3回生になり、就職活動が始まりました。
周りは、外資系企業に入って女の子からモテたい大手企業に入社すれば親からの見栄えもいいしだから安直に誰しもが知っている企業に入りたい!という現象に私は違和感を覚えました。
自分のために就職活動をしているのではなく、周りからの見栄で誰かのために就職活動をしている人が多いと感じました。「会社に入社することが目的化」されていて、「就職後何をしたいか考えている人」が少ない、就職活動という手段が人生のゴールとして目的化されている日本の就職活動の構造に疑問を持つようになりました。
そのタイミングで、先輩からキャリア支援団体NPO法人エンカレッジの立命館支部の立ち上げの声がかかり、「心に火を、生き様に志を、日本に変革を」というMissionに共鳴し、大学の残り1.5年間をエンカレッジに捧げることを決め、就職活動と並行して、学生団体の運営をHRの責任者としてひたすら打ち込みました。最終的には、京都大学、東京大学などをはじめ約130大学の中から圧倒的な成績を残し、日本1を獲得しました。
大学時代を総括すると、最初は、大学に入ったのに目的を見出せず、すぐに辞めようと思いましたが、「環境を変えることにこだわり、とにかくチャレンジをすること」を意識すれば自然と出会う人も変わり最高の大学4年間でした。
起業
その後東京のベンチャー企業に「一人に1つの志を」という理念に共感し、新卒で入社しました。
役員転職の人材紹介をする会社に勤めることにしました。
もちろん学生上がりで青二歳だったことは重々承知している上で、当時率直に感じたこととして
会社の理念は素晴らしいが、理念を体現できている人材がいなく、会社員として組織の状態を下から直すよりも、もしかすると自分で会社を設立した方がもっと上手くできるんじゃないかと思い2ヶ月で退職を決意し、大学生の時から繋がりがあった代表の佐々木と一緒にビジネスを立ち上げる事を決断しました。
いつも何一つ相談もせずに物事を決断する性格なので、母親に電話で会社辞めたことを事後報告し今後のキャリアに対して強く心配された記憶があります。この選択を正解にするために全力で結果を出すこと。まずは前職の月の給与を下回らないようには絶対しようと思っていました。
大学生の時から、UberEatsの代理店業はコミットし組織だけ作れば事業としてグロースできると考えていました。最初は、当時3回生だった平山と代表の佐々木と私3人で当初はオフィスも持たず近くのカフェで代理店営業に奔走しました。
代表の佐々木も、私もお金を稼いで自分だけがお金持ちになるという考えはなく、好きな時に好きな仲間と勝つことが共通した価値観でした。人の幸せは、「お金、時間、仲間、健康」この4つが人の幸せに大きく寄与すると考え
会社の方針として、まずは会社の仲間を勝たせること。これを共通の価値観として定める意味合いも込めて「物心両面で豊かな人を創出する」という企業理念を建てました。
ここから約2年間地獄の起業生活が待ち受けていました。
朝起きれば、不安感に押しつぶされそうになり、公園で走ったりと不安感を紛らわせる生活。
親からお前今何してるんだ?いいからバイトでもしなさいと家族からのプレッシャー
フルコミッションで最初は営業していたので、営業をして何も成果が出せなければその日の給与が0円になる恐怖感。
その当時は必死すぎて、とにかく成果を残す。決めた道を正解にする毎日でした。
0円起業でしたので、最初は正直な話をすると全くお金もなく自転車操業でバイトもしながらの泥臭い毎日でした。泥臭い毎日でしたが、この沈んでいる状況が最高に気持ちく、沈んだ分上がれると考えていたのでそんな毎日でも一歩一歩成長する日々が新鮮で私にとっては狂ったように当時は楽しかったです。
しかし、唯一1番しんどかったことは仲間が辞めていく瞬間でした。勝たせたい仲間が、経営陣の不甲斐なさで勝たせれなかった瞬間は今までの人生の中でも相当メンタルに来る瞬間でした。こんな瞬間が毎回来るのであれば、この先どうなるんだろうと凹んだ時期もありました。それでもついて来てくれる仲間がいたので、「下を向いて凹んでいる時間は1秒も必要ない」と割り切り無我夢中で走り続けた毎日でした。
1年間ほど経った頃、徐々に代理店業として頭角を出し始めた時に、個人事業主契約ではなくそろそろRebozuさん法人化してくださいとなり、2023年の4月にRebozu合同会社を設立しました。
その後すぐに、トラブルで取引先から当時2ヶ月分の売り上げが振り込まれないというRebozu史上で一番大きなトラブルが発生しました。
本当に会社が倒産しそうな事態でしたが、従業員の助力もあり、何とか切り抜けることができ2023年は幕が閉じました。
2024年は、今までの苦労が嘘だったかのように、皆さんのお陰様で大きくさせて頂き、従業員規模もリファラル(紹介)だけで13人まで増えました。企業としての責任も増え、会社の売り上げの成長率としても約400%増収できた1年間となりました。
企業の役割として、どうしても営利活動で売り上げを追っていかないといけない側面はありますが、ただ単に売り上げだけを大きくしてRebozuを大きくしたい訳ではなく、売り上げ達成する中でメンバーの夢を叶えていけるような、自己実現できる会社にし、Rebozuのメンバーになったから「人生変わりました」。きっかけを与えられるよう組織作りに想いを燃やし続けたいです。まずは会社の内側の幸せを大きくし、その先にクライアントへの価値貢献の最大化ができる企業へと成長していきます。
最後まで記事を読んで頂きましてありがとうございます。学生から社会人の方までどんな方でも、挑戦しようと思って遅すぎることはないと思っています。
もし一歩踏み出して環境を変えてチャレンジしたいという方がいらっしゃればまずはカジュアル面談という形でお話できればなと思います。
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