9/1(木)は防災の日でした。当社では全社員を対象に安否確認メールの動作確認を実施しました。
1923年(大正12年)9月1日午前11時58分、マグニチュード7.9の超大型地震が南関東一円を襲いました。関東大震災です。死者・行方不明者は10万5千人を越えたと言われています。そして、平成の時代に入り、1995年(平成7年)に阪神・淡路大震災が、2011年(平成23年)に東日本大震災が発生したことは、記憶に新しいと思います。
日本は地震大国です。日本列島周辺で4つのプレート(東から時計回りに、太平洋プレート、フィリピン海プレート、ユーラシアプレート、北米プレート)が押し合い圧し合いしている訳ですから、いつどこで地震が発生してもおかしくないのです。NHKの「ブラタモリ」という番組を見て「フォッサマグナ」「糸魚川静岡構造線」「中央構造線」といった単語に興味を持ち、色々な本を読んでみました。日本列島の成り立ちは世界的に見ても極めて稀有な例らしく、地震大国となる素地を十二分に備えているそうです。
地震を予知することは技術的に非常に難しく、日本に住んでいる限り地震を避けることは不可能です。そして、最近では記録的な豪雨による自然災害も頻発しています。企業としてそのような災害に遭遇した際の対応策を事前に準備しておく必要がありますが、当社も東日本大震災時の社内対応への反省からBCP体制を整備しました。新型コロナ感染症拡大といったパンデミックへの対応も含め、現時点では問題なく(つまり、業務に支障を来すことなく)、当社のBCPは機能しています。
しかしながら、どのような非常事態、緊急事態が発生するかは、しばしばマニュアルの想定範囲を超えることがあります。そのような場合には、現場で対応する人間が自らの判断で動かざるを得ません。マニュアル依存、上層部からの指示待ちの体質では、機敏な対応を期待することはできないのです。当社では、権限移譲や分権化を進め、個々の判断力を高める施策を採っています。今後も、非常時に業務が停止してお客様にご迷惑をお掛けすることがないよう、「いつでも、どこでも、誰でも」対応できる体制作り、体質作りを進めて行きます。
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