当社第81期(2021/4/1-2022/3/31)の決算報告は以下の通りです。
売上高は、単体で前年同期比+24%の「大幅増収」となりました。エレクトロニクス業界向けの材料・部品販売が全般的に好調でしたが、特に当社の最大ユーザー向け売上高が倍増したことが大きく貢献しました。一方、モビリティ業界向けビジネスは自動車減産の影響を受けて伸び悩みましたが、パワーモジュール用部材等のEV化の流れに乗った商品は着実に売り上げを伸ばしています。
損益面では、業績連動型賞与を導入していることから賞与引当金が大幅に増加しましたが、それ以外の販売費及び一般管理費は前年度レベルに抑えることができました。業績好調であった米国拠点からの配当もあり、営業損益・経常損益共に「大幅増益」となりました。
2年前の赤字決算からV字回復を遂げることができたのも、まずは社員全員の協力と努力の賜物であり、更には取引先各位(ユーザー各社、メーカー各社、金融機関、その他取引先各社)のご理解とご助力のお陰です。この場を借りて、心から御礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。
さて、第82期(2022/4/1-2023/3/31)の決算見通しですが、ロシアのウクライナ侵攻や中国・上海市のロックダウン等、下振れ要因を抱えたままでのスタートとなりました。新型コロナウィルス感染症の拡大は漸く落ち着きを見せて来たものの、国境を跨ぐ移動にはまだ多くの制限があり、営業活動の足かせとなっています。当社としては、どのような状況下でも黒字を確保できるよう体質強化と経営改革を進めて来ましたので、今年度もしっかりと結果を出したいと思います。
新中期経営計画“Challenge 25”も2年目を迎えました。「人と社会の永続的な幸せのために様々な価値を創造します」を企業理念とし、「周りの社会から認められる会社、必要とされる会社」であり続ける三昌商事を、これからも宜しくお願い致します。
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