「このあま市の小さな会社から、建設業界の当たり前をぶっ壊して行きたいんです。」そう意気込むのは、実はまだ5/1に入社したばかりの水町朱理さん。会社の総務、人事を担当しています。
水町さんは入社してからのキャリアはまだ浅いものの、持ち前の明るさと圧倒的な実行力で業界では難しいと言われている職人の採用を複数名行い、そしてもっと働きやすい職場づくりに率先して取り組むなど早くも周囲からの信頼を獲得しています。
今までなかった事、誰もやっていなかった事に取り組みつつ、子育ても行う水町さん。たくさんの困難がある中で、彼女のモチベーションの源泉はなんなのか、聞いてみました。
プロフィール
水町朱理さん(27歳)
埼玉県出身。愛知県には住んで3年目。伝統派空手を14年経験した根っからのスポーツマン。新卒で現NXグループに入社し、国際貿易の新規営業として奔走。1年目にトップセールスとして成果を残す。海外赴任する夫に帯同し、ドイツで1年暮らす。帰国後現場監督を務める父から建設業界の現状を聞き、建設業界をもっと働きやすく、人がたくさん集まって行く業界に変えて行くべく2024年5月、解体業を営む株式会社香に入社。
スピーディーな意思決定、意見を尊重してくれる満足感
いわゆる3K(きつい・汚い・危険)と呼ばれる建設業界。実際昔とは大きく変わっているものの休みがまだまだに少ない会社も多く、令和に年号が変わった今も”ブラックな業界”のイメージが依然として強く根付いています。そんな中、何故今までのキャリアから建設業界に転向して頑張ろうと思ったのか。お話を伺いました。
___まずは水町さんから見た、最初の建設業界のイメージを教えてください。
私の場合、父がゼネコンの現場監督だったのでとにかく大変なんだろうなってイメージが強かったです。朝早く出社したかと思えば、仕事が終わって帰ってくるのは9時〜10時になる事は当たり前、土曜も仕事に行って帰ってこないので子供の頃は父と家で会う事はあまりありませんでした。しかしどんなに疲れていても家に帰って嬉しそうな顔で仕事の話をする父の姿は、昔からかっこよく、憧れておりましたが私は絶対この業界では働きたくないなと思っておりました(笑)
___絶対働きたくないと思ってたんですね(笑)そんな中、どうして入社を決めたのかお聞きしたいです。
これも父の影響がとても大きいです。前職では営業をしておりましたがある程度社会人としての経験を積み愛知に引っ越した後、久しぶりに父とお酒を飲みながら仕事の話をしました。そんな中で建設業界の現状を聞いて愕然としたんです。令和のこの時代に未だに休日出勤、長時間残業は当たり前、ゴリゴリのパワハラ、残業代はつかない会社もあるみたいですよね。先ほど話したイメージも相まって人はもちろん集まりません。でも人がいないので労働環境も変えて行く事が出来ない。そんなジレンマがこの業界にある事を初めて知りました。そんな中で父が誇りにこの業界をもっと盛り上げるべく、気がついたら飛び込んでおりました。
___なるほど。実際建設業に入って見て、どんな印象を受けましたか?
現状だと3つ感じた事があります。1つ目はまずオフィスがピカピカです。当たり前かもしれないけど、なんかみんな仕事しながら事務所でタバコを吸って、ゴミが散乱して、怒号が飛んでるみたいなイメージがあったので(笑)入社初日の第一印象はとても良かったです。2つ目はメンバーの人の良さでした。こんな建設業ど素人の私にも丁寧に業界知識の説明をしてくれたりランチを奢ってくれて悩みないか?とか聞いてくれたり。みんなとても面倒見の良い方なんだな、と感じました。そして何より風通しの良さです。入社早々ですが私は忖度無く社長に”こう思います”とか”それは違うと思います”を伝えています。社員の新しい意見をどんどん取り入れてくれて、かつ入社したての私の意見も尊重してくれて、入社してから僅かですが、大きく会社の環境は変わったなと感じております。
___例えばどんな事が変わりましたか?
私に与えられたのは採用のKPIですが目標の採用人数達成の為にたくさん大胆な提案をしました。職人の給与体系を安定感のある日給制から月給制に変えたり。休みを週休2日に選べる様にも変えました。営業に関しては完全週休2日の年間130日休みに変えて、リモート勤務、フレックス制度OKも導入してます。福利厚生で入社半年以内が有効期限の特別休暇などの福利厚生も新設しました。今は評価制度を改め、より頑張った人がもっと評価される制度にまるっと変えている途中です。その結果、今話した改革も一因だと思うのですが営業の方が1名、職人さんに関しては4人も採用に至る結果となりました。
___素晴らしすぎますね!!なかなか大きな改革だと思いますが、社長にもすんなり話が通りましたか?
すんなり通りました(笑)元々ずっと社員がもっと働きやすい環境は考えていたそうなのですが、私の提案にすごくいいね!と言ってくださって。私がその場で話してからすぐに意思決定をしてくれた事に大きな満足感がありました。ちなみに私も子育てをしながら働いておりますが、時短勤務や突然のお休みなども柔軟に対応してくれております。子育てしながらの勤務に関しても、私を筆頭に制度化していけたらなと日々打ち合わせをしております。
___逆に会社で困っている事はありませんか?
前職と比較するとかなり小さい会社にはなるので、やはり前例が無い事がも時にはあります。採用を強化している傍ら、新しく入社してくる人がこの先増える事を想定するとみんながもっと楽に、そしてやりがいを感じれるような職場にもっとして行く為に、色々な事を考える必要があるので今は正直大変です。しかしその度に自分で考えて提案して、それを実行する。成果が実った時はとてもやりがいを感じています。
業界の既存の固定概念を”解体”していく
___会社の業績を上げつつ、自己成長の場とも捉えているんですね。そんな水町さんの今後の展望を教えてください。
まずは会社を”日本で一番働きやすい解体業”にするべく制度を整えて行きます。入社してからたくさん色々な事を変える事が出来ましたが、正直まだまだ不十分です。色々な事例を参考に改善して、業界の当たり前を改善しもっとたくさんの人に興味を持ってもらえる様な組織作りに貢献していきたいです。そしてゆくゆくは、まだまだ小さな会社ではありますが、弊社の当たり前が業界の当たり前になり、全ての建設業界で働く人がもっと笑顔で楽しく働ける様な世界を作っていけたらなと思っております。
___最後に、どんな人と一緒に働きたいですか?
私も含めてですが、営業も職人も職種も未経験から始めている方が多いです。まだ決まっていない事がたくさんまだまだあるので。手を挙げたら挑戦出来る環境です。失敗してもいいので、とりあえず色々な事にチャレンジしたい!みたいな方にはとてもオススメだなぁと思っています。
皆さんの応募を心よりお待ちしております!