Vol.8 梅雨の合間の優しい時間

うむさん噺（ばなし）～お客様とのエピソード～2022.07.16

梅雨の合間の、晴れ間がのぞく昼下がり。
とても穏やかな優しい口調で、「この前はどうもありがとう。」のお声に振り向くと、にっこりと優しい笑顔でこちらを見つめるお客様。

前回から間をあけずのご来店だったため、少し驚きながら、「ご来店ありがとうございます！」と返す私に、「この間サンプルで頂いた、あなたのおすすめの夜に塗るクリームがとっても良かったから、母もつれてまた来ちゃいました♪」と嬉しいお言葉に、思わずにっこりと笑みがこぼれます。

続けて、「クリームを使った翌日、すごくお肌の調子が良い気がしたの。だから、続けてみたくなって…」と仰った言葉に、思わず「私もナイトスリーピングマスクを使った翌朝は、メイクのノリが違うんです！一緒ですね♪」と返すと、嬉しい共通点から話が弾み、ぐっと距離が近づいたような気がして、梅雨の晴れ間の空模様と同じく、穏やかで気持ちのいい雰囲気につつまれました。

そんな私たちのやりとりをにこにこと聞いてくださった優し気な雰囲気のお母様。ふいに、「これはお顔用だから、さすがに踵のカサつきにはダメよね？」と茶目っ気たっぷりな笑顔で尋ねてくださり、それにすかさず、「えー！踵に使うなんてもったいないわよ！」と返す、お二人の息の合ったやり取りに、驚き、ついつい笑い声がこぼれました。

和やかなムードの中、それぞれのお気に入りを選んでご購入くださり、「またお二人で、遊びにいらしてくださいね！」とお伝えすると、心からの笑顔と共に、「親切にどうもありがとう。」と息の合ったお言葉。
思わず目を大きくひらきながら、「こちらこそ、ありがとうございます！」と満面の笑みでお見送りしました。

日々、お客さまからの「ありがとう。」という言葉が、本当に励みになる。
梅雨の合間の優しい時間を胸にしまい、すっと背をのばした。

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