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なにをやっているのか

■リスクのトレーディングを行う「金融の商社」■ 企業間取引において発生する信用リスクを「保証」という形で引受けるサービスを提供。一方で引受けたリスクを独自の企業情報データベースを用いて分析・審査した上で、外部の機関投資家へ流動化しています。 このように自社で抱え切れないリスクを外部にヘッジしたい「企業」とリスクの引受けを投資機会と捉える「投資家」、双方のニーズを満たすマーケットの機能を持つ当社は、リスクのトレーディングを行う商社の役割を果たしています。

なぜやるのか

■ミッション■ ・社会成長に貢献: 信用リスクの引受けによる信用供与と適正な社会資源の配分を通じて、企業の新たな挑戦と活力のある社会成長に貢献します。 ・サービスの創造: 自社の経営資源に拘らず、信頼できるパートナーとの協力と自社の専門性に基づき、常に先進的かつ夢の広がる金融サービスを創造します。 ・自立した人材の育成: 自分で考え、行動でき、信頼される魅力にあふれた社員を育成し、自由な発想を活かせる企業を目指します。 ■起業に至るまで■ ITバブルに沸く2000年に伊藤忠商事の社内ベンチャーとして設立。当初は電子商取引の決済関連の保証を手掛けていましたが、当時のEマーケットプレイスは活況とまではいかず、リアルビジネスにおけるリスク保証へと業態変化を遂げます。 ITバブル崩壊で同業企業の倒産が相次ぐ中、私たちは生き残りを果たしました。支払額が収益とする保証料を上回ったことによって多くの同業他社が倒産しましたが、弊社は引受けたリスクを流動化していたため、事業を継続できたのです。 また、引受けたリスクをファンド・金融機関・機関投資家など、異なる複数の金融機関に流動化することで、1社では対応できない巨大なリスクの引受けが可能となり、企業の挑戦を後押しすることにも繋がりました。 ■取り組む課題■ 実体経済では信用力が高い企業に経営資源が多く配分される傾向にあり、必ずしも社会に必要な富を提供している分野に資源が配分されるとは限りません。 企業は経営資源を事業拡大や技術開発に投下できる環境にあってこそ大きく成長を遂げ、そこから世の中に新しいサービスや製品を生み出していくもの。特にベンチャー企業は信用面で様々なリスクを抱えるため、従来の「担保を必要とする融資」だけでは充分な資源を確保することが困難なことも。私たちが提供するのは完全無担保のサービス。ベンチャーに対する信用力の補完にも有効です。 ■リスクを扱う商社 私たちのビジネスモデルは資本を背景にリスクを単体で背負う欧米型のモデルではなく、複数のパートナーと共に巨大なリスクを分け合う分散型のリスク流動化モデルです。リスクをヘッジしたい企業とリスクテイクにより収益を得たい投資家、双方のニーズを満たす市場として機能する当社はあくまでリスクをやりとりする場を提供するプラットフォーマーであり、信用リスクマーケットを創造する金融の商社と言えます。 ■事業の展望 信用リスク受託事業を一つの金融分野として大成させるべくアジアマーケットの開拓を目指します。足元国内の売掛債権のうち外部にリスクヘッジされている債権の割合は1パーセント弱、実に欧米の10分の1以下に過ぎません。他のアジア各国においても市場は成長途上。大きな潜在性を秘めたブルーオーシャンが広がっています。現在、日本、中国、韓国の100社以上の金融機関と提携する私たちは、今後も各国の現地金融機関と合弁・提携戦略を進め、アジアNO.1保証会社グループの設立し、リスクフリー・ボーダレスな取引の実現に貢献していきたいと考えています。

どうやっているのか

■事業の特徴■ ・企業規模・業種を問わず数千億円を超える企業の信用リスクを受託 ・投資家のリスク選好に合わせたポートフォリオを組成・流動化 ・Big Data AnalyticsとData Miningを用いた独自の審査モデル ■行動指針■ ・Nothing is impossible. ・Make a positive mind. ・Guarantee your word. 前向き、真摯、誠実に取り組むことを是としています。