人材領域において大きな成長を果たしながらも、社員による新規事業の立ち上げを積極的に推奨するNEWONE。代表取締役の上林周平と新規事業を立ち上げたばかりの阿部真弥に、NEWONEで新規事業を立ち上げる魅力について聞きました。
新規事業「E-Place」にかける想い
——阿部さんは新規事業を担当しているそうですが、現在はその仕事だけに注力しているんですか?
阿部さん:いえ、メインはコンサルタントです。若手社員を対象とした20代特化型の育成プログラムの開発と営業活動を行いつつ、これらを担うチームのマネージャーをやっています。ですから、NEWONEのメインである研修事業と並行しつつ、自ら立ち上げた新規事業に取り組んでいるといった感じですね。
上林さん:以前、学生向けの新規事業コンテストを開催したことがあるんですけど、阿部はその時の初代チャンピオンなんですよ。
阿部さん:そうなんです。実際、大学生の頃から採用に関わる事業を立ち上げたいと考えていて、就活の時はどの会社にもその思いを率直に伝えていました。もちろんどこの面接でも厳しいことを言われたんですが、上林さんだけは僕の思いを受け止めてくれたんです。
それでもNEWONEに入社してから3〜4年ほどは試行錯誤の連続。ようやく2021年から予算をつけてもらい、正式なプロジェクトとしてスタートさせることができました。
——それが「E-Place」なんですね。
阿部さん:「E-Place」は学生を対象としたスクール事業です。人事・人材育成の領域でキャリアを歩みたいと考えている学生に、専門性を深めるプログラムを提供しています。現在このプログラムを受けてくれた学生は100人を超えていますが、事業としてはまだまだこれから。最終的には、人事領域に興味のある学生と企業をマッチングさせる採用支援事業にまで広げていきたいと考えています。
上林さん:ついさっきまで「E-Place」のことで阿部とミーティングしていたんです。
阿部さん:ミーティングで話していたのは、それこそ事業課題についてですね。こういった事業は学生側の共感はすごく得やすいと思います。ただ、ビジネスとして成立させるためには、企業側からも共感を得ながらお金が入ってくる仕組みにしていかなければいけません。かといって組織に使われるような人事を育成してしまっては、単なる就職予備校になってしまいます。企業と社員の関係性が大きく変化している昨今、これからの新たな価値観と知識を身につけた人事を育てながらも、いかに企業にそういった人材の重要性を理解してもらうか。そこが難しいところだと感じています。
新規事業に込められた社長の夢
——社長である上林さんに伺いたいんですけど、どうしてNEWONEは社員に対して新規事業の取り組みを推奨しているんですか?
上林さん:会社を主語にした場合、理由は3つあります。まず、社員自身が「体現者」であってほしいからです。私たちはメインである研修事業を通じて、エンゲージメント高く働く人を少しでも多く増やしたいと考えています。でも、支援をする側である私たちがそれを実践してできていないとまるで説得力がありません。自らイニシアチブを持てる新規事業をどんどん立ち上げてもらうことで、社内にそういった体現者を増やしていきたいんです。
それともうひとつは、NEWONEが掲げるゴールを達成するためです。私たちの最終的なゴールは、社会全体でエンゲージメント高く働く人材を増やすことです。現在メインで提供している研修はあくまでワンオブゼムにしか過ぎない。目標の本質を捉えた事業は複数あったほうがいいと考えています。
そして最後の理由は、企業として変化をしていきたいからですね。そもそも社名にもなっている「NEWONE」という言葉は「新しい価値」を意味しています。新たな価値を提供し続けるには組織の新陳代謝は必要不可欠。社名を体現し続ける組織であるためにも、新規事業の継続的な立ち上げはとても重要なんです。
——上林さんの個人的な想いもなにか関係しているんですか?
上林さん:そうですね。自分より若い優秀な後輩たちが次々と事業を作り、大きくなっていく。それを支援していきたいという気持ちはすごく強いです。個人的な夢は、後輩たちが100社作って、全ての会社に私が顧問として入ること。そのためには私自身、いつまでも頼られる存在でいられるよう学び続けなければいけないと思っています。
どんな挑戦でも応援する環境が整っている
——そうすると新規事業をやりたい方は中途・新卒問わずウェルカムなんですか?
上林さん:もちろんです。ただ、事業を新しく作ることってそんなに甘いもんじゃありませんからね。思っている以上に愚直で、泥臭い。私もNEWONEを設立した時にイヤというほど思い知らされました。だから、ちゃんと覚悟を持って取り組める方と一緒に働きたいですね。
阿部さん:僕もそこは同じです。でも、きちんと覚悟を持った人ならばNEWONEはものすごく働きやすいと思います。とにかくチャレンジを応援する風土が強い。私の新規事業だってまだ1円も利益を生み出していないのに、社内のメンバーはいつも励ましの声をかけてくれます。それに今日もそうですが、社長である上林さんがわざわざ時間を作ってくれてサポートしてくれる。そんな会社って他にはないと思いますよ。
——NEWONEならではのポイントですね。
上林さん:新規事業はお金を生み出すかどうかもわからないから、組織内では煙たがられることもあるみたいですね。その点、NEWONEは社員のエンゲージメントを大事にしている会社です。新規事業のような挑戦を自然に応援できる組織だと思います。
それと、人材領域に特化したNEWONEで新規事業を立ち上げるメリットを挙げるならば、やっぱり始めやすいという点は大きいでしょうね。人材系の事業はビジネスモデルさえ整っていれば、それほど先行投資をせずとも始めることができます。立ち上げまでのハードルがほかの分野に比べてとても低いんです。
年齢や経験に左右されにくいのも特徴です。同年代のキャリアの課題は、それこそ同年代の人間が一番よく理解している。人材系の事業を展開する上でそこは大きな強みになっていくと思います。
弱い部分もちゃんと認めて好きになる。目指しているのは本質的マッチング
——おふたりとも今後の展望は?
阿部さん:まずは、E-Placeをちゃんと事業として成功させることですね。そのうえで今後実現したいのは、E-Placeを軸とした学生と企業の本質的なマッチングです。
現在の採用市場においては、企業も学生もお互いに表面的なマッチングしかできていないんじゃないかと感じています。なんとなく良さそうに見える会社にばかり学生が集まり、結局入社前とのギャップの大きさから離職してしまうことは珍しくない。
オープンな姿勢がますます求められるこれからの時代、企業側が不都合な情報を隠すのはリスクにしかなりません。だったら、むしろ組織の課題はさらけ出してしまっていいんじゃないでしょうか。例えば人事領域のプロを目指す学生に、実際の課題に対する解決方法を提案してもらうような採用インターンが実現できたら、お互いにミスマッチがかなり減ると思うんです。学生側は企業の課題を当事者として意識しながら入社できて、企業側は人事に深い興味をもった人材を採用できる。
人間だって、企業だって、完璧なんて有り得ません。イヤな部分や弱い部分も認めたうえでちゃんと好きになる。採用市場もそういった本来のあるべき形に変えていきたいですね。
上林さん: リモートワークの普及によって、これから地方の優良企業はますます採用が厳しくなっていくと思っています。これまでそういった企業は地元で働きたい優秀な人材を獲得できていましたが、いまや地元にいながらにして都内の企業で働ける。しかも、都内企業のほうが給与レンジも高い。ただでさえ人手不足が加速する中、大企業に優秀な人材を根こそぎ持っていかれてしまう可能性が高まってきています。今後は魅力的な地方企業をうまく救えるような仕組みも、提供していけたらいいですよね。
——応募を検討している方々にメッセージをもらえますか。
阿部さん:自分の置かれた状況を活かしてもっと面白く働きたい。そういった環境創出ができる人にとってのひとつの選択肢が、新規事業の立ち上げだと思っています。その意味では、単に新規事業をやりたいという人でなく、NEWONEの事業にも深い興味を持っている人のほうが、圧倒的に成長できると思いますし、自律したキャリアも歩めると思います。我こそはという方、ぜひ一緒に働きましょう!
上林さん:人材領域は、日本中のどの企業にとって大きな課題です。だからこそニーズがすごくありますし、事業を立ち上げるほど多くの人がハッピーになると言ってもいい。すべてが社会課題の解決に繋がっていくんです。
僕らの会社自体まだ設立して5年目。会社自体が成長フェーズにあるので、組織が生々しく工夫している点を参考にしながら新たな事業を立ち上げることもできる。キャリアとして得られるものも大きく、とても刺激的です。この領域でチャレンジしたい方、ぜひとも応募をお待ちしています。
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