本格的なプログラミング知識を学べるこのプログラムは、異業種からエンジニアを目指す人は勿論、IT業界で活躍する人が、さらなるスキルアップを目指してプログラミングを勉強する際にもぴったりなものになっています。
今回の記事では、子育てと勉強を両立させながらスターターコースを受講し終えたSakikoさんにお話を聞きました。長年IT企業で働いてきたSakikoさんにとっても、プログラミング学習は、新たなスキルと視点を得られる良い機会だったそうです。
クラス制のプログラミング学習だからこそできた、多様な仲間
――Sakikoさんは、IT企業でお勤めとのことで、プログラミングスキルは元々お持ちだったのでしょうか?
いえ、ほとんど無いですね。ただ、仕事でコードに触れることはあるので、見て、何が行われているのかをなんとなく感じるくらいはできていました。ただ、決して自分でコードが書けるということはなかったです。
元々大学時代も理系でしたが、専攻は化学。新卒からIT企業で働いているものの、ずっとハードウェアを扱う企業で働いていて、ずっとソフトウェアのプログラミングとは縁遠かったんです。ソフトウェアを扱う企業に入ったのは現職からなので、最近ですね。
――Ms.Engineerのプログラムに参加しようと思ったきっかけは何でしたか?
IT企業で働いているのに、私自身プログラミングを習ったことがなくて。周りの人がプログラミングの知識を駆使して、世の中にサービスを提供している中、自分だけがスキルが無いというのがすごく残念だったんです。
かといって、自習もしてみたんですけど、なかなか進まなくて。Ms.Engineerのプログラムを知って「みんなと一緒だったらできるのかもしれない」と思って参加してみました。
※Ms.Engineerはオンライン参加型クラス制のプログラミングスクールです。
――実際にプログラミングを学んでみて、楽しめましたか?
とにかく勉強ができること自体が楽しかったです。本当に学ぶのが楽しかった。
8歳の子供が居るので、フルタイムの仕事と家族という二つの居場所の中で、毎日対応しなければならないことがあって、ずっと自分の時間を取るのが難しかったんです。だけど、今回Ms.Engineerに参加したことによって、時間を意図的に確保して、自分のために使うことができた。自分自身に投資している感覚がすごく楽しかったですね。
――Ms.Engineerに求めていた「みんなでやる」雰囲気はどうでしたか。
みんな背景が違う人が集まっているんですよね。お子さんが4人いらっしゃる方もいれば、まだ仕事を始めたばかりの人もいたり、はたまたこれから出産予定の人もいたり。ただ、そういった多様な人達が、様々な思いを持ってこのブートキャンプに参加して、同じ方向に向かって努力している。状況が全く違うのにも関わらず、みんなで同じ目標に向かっている連帯感に、「自分もついていきたい」「一緒に頑張りたい」と思えました。
自分だけでは頑張れなかったことも、誰かと一緒だと「一緒にやりたいな」「遅れたくないな」と思えるし、「あわよくば協力したいな」という気持ちにさせてくれる仲間だったので、最後まで続けられたかなと思います。
――クラスの雰囲気はどうでしたか?
クラスの途中で少人数でワークする時に、質問し合いながらも、「わかんないよ〜」「私もわかんないんだよ〜」ってやりとりすると気持ちが落ち着いたり。「じゃあこれってこう考えればいいんじゃない?」って教えてもらえたり。全く知らない人たちが少しずつ距離感を詰めていく感じが週を追うごとにあって。
同期生って、社会人になるとあまり得られないじゃないですか。だけど、Ms.Engineerには、意欲のある人が色んな所から集まっているので、サークル活動みたいに、その時間自体を楽しめたんじゃないかなと思います。
「ママが勉強するなら僕もやる」。学び続けるママが生み出す家庭への影響
――授業を最後まで理解しながら進めるにあたって気をつけていたことはありますか?
本当に、「わからないことを残さない」ということが大事ですね。次の授業までに、アドバンスドな内容はわからなくても基礎的な部分は確実にわかるようにしておこうと自分に約束していました。
そのおかげで、次の授業でそれまでの授業で出てきたことを活用する事になった時、あまり戸惑うことがなかったですね。
授業自体は、考える時間を沢山くださるし、先生も上手に誘導してくださるので、すごくいい環境だと思うんですが、やっぱり人それぞれ進み方に違いがあるので、時には内容が理解できないまま授業が終わってしまうこともある。そういう時に、次の授業までに2~3日あるので、最低限自分でわかることを増やしておくということを心がけておくと、最後までみんなと一緒に、「何言ってるかわからない」状況になることなく、楽しめるんじゃないかなと思います。
――Sakikoさんはお子さんもいらっしゃるしお仕事もある中、プログラミングを学ぶのは大変だったのではないですか?
すごく大変でした。職場ではマネージャーなので、その時々の状況に応じて柔軟に稼働しないといけない状況だったんですよね。だけど、5週間だけチームのメンバーに調整してもらって、かなり割り切って「この時間に仕事は終わらせる」と決めて、かなり密度高く仕事をしました。
授業は平日19:00~22:00と土曜朝から夕方までなので、家族の協力も必要でした。夫は反対するかな?と思っていたんですけど、軽く「いいんじゃない」と言ってくれて、息子と一緒に協力してくれましたね。私がスターターコースを受けていた5週間は、あえて家事も役割分担せずに、子供も夫も私も、できる時にできる人がするという感じで、最適化していました。
基本的には、チームにも家族にも協力をお願いしてできたことばかりなので、感謝しています。
――お母さんが勉強を始めたことで、お子さんの教育に影響などはありましたか?
息子は「ママは本当に勉強が好きだね〜僕も勉強は好きなんだよね」と張り合ってやってくれていて「ママが勉強しているから僕もやる」という状況につながったかなと思います。
ただ当初は、「プログラミングも一緒にやろうよ」と誘ってみたものの、私がコードを書いている、真っ黒なウインドウの上にコードが並んだ画面を見て「楽しそうじゃない」って言われてしまいました。彼の好みじゃなかったみたいですね。
でも、今週になって「スクラッチというプログラミング言語を使ってゲームをつくってみたいから勉強してもいい?」って言われたので「喜んで」と話しました。プログラミングや論理的思考というものを得られるチャンスに、少しは興味持ってもらうきっかけになったかなと思っています。
プログラミングは、毎日受け取る情報の視点を増やしてくれる
――プログラミングを学んでみて、視点が変わったことはありますか?
サービスを作る側の視点でモノを見れるようになったのはすごく楽しいですね。プログラミングを学ぶ前は、提供されたサービスをただ使う視点しかなかったですから。
例えば自動ドアを見ても、「あのセンサーの下に行くとドアが開くのは、◯◯の信号を受け取って、こういう条件の下、ドアを開けさせてるんだ、その後、こういう条件で閉めているんだ」という仕組みがわかると面白い。
自分がモノを使ったり与えられたりするだけではなくて、自分のアイデアを形にする技術を見つけられたようなワクワク感がありました。
――Sakikoさんは仕事でITサービスに触れることもあると思いますが、業務でもいい影響があったりしましたか?
これまで触れていた情報も、「あれとこれは関係しているんだ」「ここは連携しているんだな」と、点と点がつながるような感覚を得られるようになりましたね。これまで自分とは関係ないと思っていた情報も、自分ごととして聞けるようにもなりました。恐らくこれからも、世の中でより一層重要視されていくであろうエンジニアリングやテクノロジーの知識を自分でも吸収できていくんだろうなと思いました。
仕事でチームのメンバーから受ける相談も「なんとなくわかる」程度だったものが、「これはわかる」というものも増えて、彼らに対してもっと良い協力がしていけるんじゃないかと思っているので楽しみです。
――最後に、Sakikoさんはスターターコースの続きであるブートキャンプにも挑戦されると聞きました。大きな決断だと思いますが、参加を決意したのはどうしてですか?
まだ入り口しか学べていないことを自覚していて、せっかく学び始めたなら応用もできるようになりたい、と思ったんですよね。応用技術まできちんと習得して、何か自分でつくれるようになりたい。まずは自分のライフハックをできたらと思っているんですが、人のために何か創れるようになったらもっと楽しいんじゃないかなと思っています。
ただ、自分のための自己投資もありますが、一番大きいのは、単純に学ぶことが面白かったからです。楽しくて楽しくて、もっと続けたかった。それに尽きますね。
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