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「リスクを冒して攻める」サッカー名将の言葉に学ぶ

Photo by Sven Kucinic on Unsplash

元サッカー日本代表監督のイビチャ・オシム氏が逝去されて1ヶ月が経ちました。

コロナ禍でサッカーを見る機会も減ってしまったのですがオシムさんが、ジェフ千葉・日本代表の監督を務めていた時はワクワクしながら試合を見たのを覚えています。

知的でウイットに富んだオシムさんの言葉は、サッカー素人の私にも深く刺さるものでした。

氏は1990年代に内戦下の旧ユーゴスラビアで代表監督を務めW杯でベスト8という実績を残しています。

レアルマドリードなどビッグチームからオファーがあるほどヨーロッパで高く評価されてましたが

「チャレンジ」を重視し強豪ではなかった当時のジェフ市原の監督に就任し、初のタイトルをもたらすなどその手腕は高く評価されました。


オシムさんの名言は数知れませんが「リスクを冒して攻める」というのは有名な言葉です。

失敗を恐れず果敢に迫る姿勢が、見るものを惹きつけるアグレッシブなサッカーにつながったのだと思います。私もそうですが、日本人はとかく「失敗」を恐れ「チャレンジ」を敬遠する傾向があります。

これはビジネスにも言えることではないでしょうか。


経済・ビジネス先進国だった日本企業はバブル崩壊以降、イノベーション(デジタル化・AI等)に欠き国際競争力が低下し「失われた30年」と言われています。

原因は様々ありますが、一つは「過去の成功体験・現状維持に甘んじて、チャレンジをしなかったこと」とも考えられています。

天才と呼ばれるスティーブ・ジョブズはiPhoneやiPadなど革新的な点がとりあげられがちですが、過程に山のような失敗があったそうです。

シリコンバレーでは「失敗=学びの宝庫」という考え方が浸透していると聞きます。

失敗を恐れず、チャレンジし続けた結果が世界を揺るがすビッグビジネスにつながったのでしょう。

慎重になるのは責任面・心情面で共感できますが、変化は世の常。

失敗を恐れてばかりいるのではなく、どこかでチャレンジしなくては進化・成果は得られません。

そして、失敗から学ぶことが大切なプロセスになります。また、チャレンジには日頃の鍛錬・努力も必要です。


オシム氏もサッカーを通じ、日本人にそのことを伝えたかったのではないかと感じています。

小心者の私は、とかく失敗を恐れチャレンジを躊躇いがちです。

でも、オシムさんの数々の言葉を思い出し、小さなチャレンジを積み重ね、自身をスキルアップさせていきたいと思っています。


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