私たち総合アドは、従来の広告代理店の枠にとらわれず、お客様の可能性を最大限に引き出すパートナーです。LINE公式アカウント開設・運用やMEO対策サービスを中心に、オンラインとオフラインを柔軟に横断する施策を強みとしています。
今回は代表取締役の小池社長にインタビューを実施。事業における強みや、今後の展望などをうかがいました。
【プロフィール】
小池 祥:代表取締役。入社以来、営業部門でキャリアを積み重ね、2014年より取締役社長に就任。旧来のマス媒体中心の施策からデジタル施策にシフトするなど、数々の事業変革に従事している。
事業転換の成功に至った「意思決定」の軸
――総合アドはLINEヤフー株式会社認定「ダイヤモンドパートナー」に選ばれたこともあります。LINE公式アカウント開設・運用事業が大きく成長した理由を教えてください。
当社は元々求人広告やマス媒体の広告を強みとしていましたが、10年ほど前からお客様からもLINE関連のお問い合わせをいただくことが増えてきました。ちょうど私が当社の取締役に就任し、デジタル施策へのシフトを進めていた段階でもあったため、悩んだ末に同事業に乗り出すことに。最初はなかなか売上も伸びず、苦戦した時期もありました。
大きな転換期となったのが、コロナ禍です。これまでは東海圏のみをターゲットとしていましたが、リモートで全国のお客様にアプローチできるようになり、急激に数字が伸びました。目標を次々とクリアし、結果「Diamond」という最上位の称号をいただくことができました。現在はGoogleやYahoo!、X、TikTokなどともパートナー契約を結び、SNSを含めて広く広告運用ができる体制を構築しています。
――なるほど。コロナ禍が1つのきっかけになったということではありますが、デジタル関連事業への転換がうまくいった最大の要因は何だと思いますか?
意思決定の軸をぶらさなかったことですね。それこそ、事業転換をすると決めたら、専属のメンバーは、過去の事業にはいっさい手を出さない期間もありました。ただ、新事業においてはすぐに成果を求めるのではなく、5年単位、10年単位の計画で絵を描いていたんです。結果、メンバーたちにも将来像を示すことができ、ただちに数字につながらなくても、彼らのモチベーションを維持できたのではないかと思います。
一方で、旧来の事業で成果があがることは分かっていたため、「うまくいかなかったら以前の事業に戻せばいいんだ」という安心感もありました。伝統がある会社だからこそのメリットといいますか、チャレンジしやすい環境であったことは間違いないですね。
ーー認定パートナーの称号を得ることで、どのようなメリットがあるのでしょうか?
最新の情報と深い知識を得られることが一番のメリットだと思います。例えばLINEのアカウントで不具合が生じた際に、LINEヤフー社から直接問題解決に対するアドバイスをもらうことができます。また、情報や技術の進化が激しいなかで、LINE社が持つ運用実績を共有してもらったりと、より深い知識や知見を得られる利点があります。
高いリピート率の背景にあるサポート体制の充実
――総合アドのLINE公式アカウント開設・運用サービスを導入いただいたお客様からは、どのような評価がありましたか?
例えば、国内に350店舗以上を構える某ホームセンターのお客様は、かつてLINEアカウントの管理を担当者1名で行っていて、毎月1,000件近い配信をしていました。その運用を当社が代行したことで「本来業務に集中できるようになり、ありがたい」といったお声をいただくことができました。
ほかにも、従来チラシでの集客が中心だった小売業のお客様からは「紙代や印刷代が高価な状況下で、費用が大幅に削減されたうえに集客効果も上がった」という評価をいただいています。
――同サービスは、導入いただいたお客様からのリピート率が高いことも特徴的ですよね。
はい、ありがたいことに99%以上のお客様からリピートでご依頼をいただいています。その理由は、サポート体制がしっかりしていることに尽きるかと思います。導入後のアフターサポートまで丁寧に行う会社が少ないなかで、当社は出自が広告代理店ということもあり、継続的なサポートはもちろん、運用の提案までしていく意識を強く持っている点が大きな強みです。
――アフターサポートを充実させるために、どのような工夫をしていますか?
セールスはもちろんのこと、当社ではマーケティングチームやCSチームの人材採用や育成にもかなり力を入れています。両チームのメンバーたちには、重要なポジションであるということを常々伝えていますし、eラーニングなども活用しながら日々知見を高めてもらうようにしています。
広告の側面から、常に先進的な取り組みを追求したい
――総合アドは「GOAD(ゴード)」という愛称を掲げています。この言葉に込めた思いは?
社名の印象からか、当社はどうしても“旧来の広告”しか扱っていないイメージを持たれがちでした。「デジタルにも強い」点を表現するために、分かりやすい愛称を付けたいと思い、社名の英語表記を活かした「GOAD」という言葉を採用することにしました。
同時に、「GOAD」は「Genesis Of All Dreams」の略称でもあり、お客様の夢を実現するために、広告の側面から困りごとを解決したいという思いも込めています。
当社には「お客様に奉仕の心と感謝の気持ちを持ってともに繁栄しよう」という経営理念がありますが、まさにお客様とともに繁栄するためにも必要な考え方を示しています。
――「GOAD」の実践のために、どのような考えで事業を営んでいますか?
立ち止まることなく、保守的になることなく、常に先進的な取り組みをしていくこと。現状維持はゆるやかなマイナスと考えていますので、会社全体でチャレンジングな取り組みをしつづけられる風土を醸成したいと思っています。
当社自体は40年の歴史がありますが、僕が代表になってからは年数が浅いため、どこかでベンチャーやスタートアップ的な気持ちがあるんですよ。どんどん成長していくことが僕自身も楽しいですし、会社の成長にもつながると感じています。
――そのような社長の思いを社内に浸透させるために、実践していることはありますか?
とにかくコミュニケーションの場を少しでも増やすことを意識しています。定期的な全体会議の場だけでなく、日常的に声をかけたり、一緒に食事に行ったりしていますね。年齢の近いメンバーが多いため、特に幹部層との認識合わせを中心に、互いの考えをしっかりと把握するように努めています。
――今後の展望を教えてください。
事業領域に関しては、そのときどきの最先端の技術やサービスに柔軟に対応していきたいと考えています。LINEも1つの柱ではありますが、今後もどんどん新しい事柄にチャレンジしていきたいですね。ただし、広告代理店という文脈は今でも大切にしています。「広告」の側面から、お客様の課題を解決していくことは今後も変わらないはずです。
また2024年9月には東京にオフィスを開設しました。東京をはじめ、東日本のお客様からのお問い合わせも増えており、市場としても拡大のチャンスがあると考えています。3年後には福岡にも拠点を構えたいという構想もあり、より幅広いニーズに対応していくことが目標です。
新しい提案やチャレンジをしやすい環境が魅力
――総合アドだからこそできる経験にはどのようなものがありますか?
一人ひとりが事業を推進する面白みを感じながら、スキルアップできる環境が当社ならではかと思います。LINE関連事業やMEO対策関連事業も、事業のスタートは社員の発案でした。広告運用ツールなどを含め、会社が良くなるための手段を積極的に取り入れていますし、現場からの提案を大切にしています。
それもすべて、当社には「否定しない」カルチャーがあるからこそだと思います。まずはチャレンジしてみようという風土があり、発言をしやすい風通しの良さを魅力に感じてくれている社員も多いのではないでしょうか。実際に会社への満足度調査を実施してみても、全体的に会社への愛着が高かったり、与えられた役割に満足しているという声が多くあがっています。同時に、適性を見ながらポジションチェンジをするなど、個々のキャリアの希望に対してもなるべく柔軟でありたいと考えています。
――総合アドではどのような人材を求めていますか?
自分で考えて行動できる人ですね。実際に当社で高い成果をあげているメンバーは、常に周りのことや自分の部署のことを真剣に考えている人たちばかりです。現状に満足するのではなく、自ら疑問や課題意識を持ちながら動ける人が馴染みやすい会社なのではないでしょうか。
――最後に、求職者のみなさんへメッセージをお願いします!
当社はコツコツと基本に忠実に、お客様と真摯に向き合うことを大切にしてきた会社です。そのような価値観や基盤に基づく安定感がありつつも、新しいことにチャレンジしつづけられる環境がある点が最大の魅力かと思います。「働きやすい環境で新しいことに積極的に挑戦したい」「常に自分自身をアップデートしていきたい」と考えていらっしゃる方にジョインしていただけたら嬉しいですね。