こんにちは!アーリークロスグループ採用担当の山本です。
弊社では、「ダイバーシティプロジェクト」や「忘年会プロジェクト」といったさまざまな社内プロジェクト(以下PJ)が常に進行しています。この記事では、各PJで事務局を務めることが多い人事・総務部 課長の肥田にPJについてインタビューしました。
なぜPJに取り組んでいるのか?
山本:なぜアーリークロスでは通常業務以外にPJ制度を導入したり参加を推奨したりしているのでしょうか。
肥田:理由としては、大きく分けて4点あります。理由の1つ目は「メンバー全員で組織・イベントづくりをおこなう」ことです。
弊社では、何事においてもATI(圧倒的当事者意識)を高く持つことをバリューの1つと位置づけています。そのため、例えば全社イベントの企画運営も特定の部署の業務とするのではなく、有志によってPJを作って進めています。
規模の小さな事務所であれば全員で何かをするという機会も多いと思います。しかし、弊社は法人設立6年で160名規模の組織へと急成長しており、規模が大きくなる過程では組織に対するエンゲージメントが低下しているなと感じることもありました。何事においてもみんなに自分事として組織づくりに参加してもらえる土壌をつくっておくことが大事だなと考えています。
山本:チームで業務を進めることも多くありますし、エンゲージメントは重要ですよね。2点目は何でしょうか。
肥田:「自部署ではできない経験を積める」という事にあります。実際に、今年10月におこなわれた忘年会のPJメンバーは以下のような振り返りを行っています。PJを通じて「学び」や「気づき」を得ることができ、自身の業務に還元することができていると感じています。
上層部に対してプレゼンテーションをする機会はあまり無かったので、企画立案から内容も含めて提案方法などの伝え方ついて学ぶものが大きかった。
PJの構成を考えるにあたり、単にこれがやりたいというのではなく、目的やゴール、コンセプト、参加者にどう感じてもらいたいか等の要素を基にプログラムを考えること でより意図に沿った企画に繋がることを学んだ。
コンセプトが決まるからこそ、やりたいことが定まり(ここが決まらないと各々やりたいことがバラバラ)、上層部への承認も説得力が増すのだと感じました。
山本:企画を立てたり、提案をしたりというのは、会計事務所ではなかなか経験できない事だという声もよく聞きます。
肥田:そう思います。実際に会計業界経験者のメンバーが言っていたのですが、税務・労務という専門性の高い職種ゆえに、企画やクリエイティブな要素の強い業務に携わる機会は前職までにはあまりなかったそうです。一方で、近年はAI・ITの活用により単純業務が効率化され、専門職であっても企画力や創造力が求められる業務の比重が高くなっています。PJでは、業務の枠を超えて、普段なかなか培うことができないスキルを高めることができます。
そして、3点目は「心理的安全性が確保された環境でリーダーシップを発揮できること」にあります。
山本:たしかにPJはリーダーの役割が大きいですね。
肥田:PJでは、部署や役職にかかわらずリーダーに立候補し、プロジェクトを推進することができます。そのため、課長を目指す課員にとっても、マネジメントの難しさとやりがいを実感できる機会となっています。仮に失敗したりうまくいかないことがあったりしたとしても、評価に影響することのない環境で安心してマネジメントに挑戦してもらいたいです。
そして、4点目は「社内ネットワークを築けること」です。
弊社はグループ内に10法人・14部門・30課の組織があり、メンバー数も160名を超える規模となっています。拠点も増え、日頃の業務ではなかなか関わることができない部署やメンバーもいます。PJでともに活動することにより仲を深めることもでき、PJ終了後も業務に関する相談が気軽にしやすくなるなど、相乗効果を生むことが出来ています。
どのようなPJがあるのか?
山本:ありがとうございます。次に、これまで肥田さんが事務局として携わられてきたプロジェクトについていくつかご紹介いただきたいと思います。まず、「2024年3月確定申告お疲れ様会プロジェクト」はどのようなものだったのでしょうか。
肥田:弊社では年に2回全社でのイベントを開催しています(3月/確定申告お疲れ様会・10月/忘年会)。どちらのイベントも、数年連続で参加者が100名を超えている規模の大きなもので、会社をあげての取り組みとなっています。そのスタートが2024年3月の確定申告お疲れ様会でして、PJ制度もこのイベントからスタートしました。
「日々、革新し続ける」を経営理念に掲げる私たちなので、社内イベントにおいてもアーリークロスらしさ、革新性を追求した企画にしたいと思っていました。企画や社内周知、経営層との調整など大変なことは多いですが、その分やりがいも大きなプロジェクトだったと思います。
山本:PJメンバーの皆さんが「全員が楽しめるように」との想いで企画してくれていますよね。現在進行しているものにはなりますが、「全社会議運営プロジェクト」についてもご紹介をお願いします!
肥田:弊社は、経営方針や成果を共有する場として月次の全体朝礼や四半期ごとのオールスタッフミーティングや年次の事業計画発表会を開催しています。これまでにも規模や事業の拡大にあわせて会議の構成などをブラッシュアップしてきましたが、マイナーチェンジにとどまっていました。今回のPJでは、社内のみんなの声を拾いながら各種会議をより良い場にしていくための抜本的な見直しに挑戦してもらっています。
山本:進行や運営だけでなく、会議の構成にも携わるということですね。
肥田:そうですね。今後、弊社がより強い組織となっていくために、経営陣とも連携しながら、よりアーリークロスらしく、より良い会議を企画・運営していくことが求められるPJとなっています。
山本:らしさを体現するのは難しいですが、やりがいがありますよね。ここで、私がPJのリーダーをしているダイバーシティプロジェクトについても紹介してもよろしいでしょうか?
肥田:どうぞ!
ダイバーシティプロジェクトについて
山本:アーリークロスグループでは、「SDGs宣言」( https://www.earlycross.co.jp/company/sdgs )に基づき、SDGsの推進に積極的に取り組んでいます。グループとして「日本を代表する会計事務所グループ」を目指していくなかで、働く仲間の数もすでに160名を超える規模となりました。
人数が増えると、さまざまな事情や背景をもった人たちと一緒に働くことができるようになりますし、障がいがある方の雇用もおこなっています。このように、多様なメンバーが属性や指向にかかわらずその能力を発揮する環境を整備する必要があるのではないかという問題意識が背景にありました。
肥田:全てのメンバーがポテンシャルを発揮できる環境を創ることは大切ですよね。PJとしての活動はどのような形で進んでいますか?
山本:ダイバーシティプロジェクトは2024年9月からスタートしました。メンバーは私を含めて8名で、各部署から集っています(24卒の新入社員も参加しています)。ミーティングは、リモート勤務の方や時短勤務の方も参加しやすいよう、オンライン実施かつ、コアタイム(11時~15時)の間で設定するようにしています。9月のキックオフミーティングでは、女性のキャリア、障がい者や外国人の雇用などが話題として挙がりました。
肥田:それぞれのバックグラウンドを踏まえた意見が多くありながらも、まずは社内におけるダイバーシティへの認知度や課題を把握することから始めているのですね。
山本:そのようになります。10月におこなった2回目のMTGでは、「社内に情報発信する」「現状把握のアンケート調査をする」という2点を決定事項としてまとめました。アンケートの作成にあたっては、「人に明かしにくいこともあるのではないか?」「悩みを共有いただいても個人的な悩みは解決はできないのでは?」といった意見も出され、修正を重ねていきました。
肥田:情報発信はどのようにしていますか?
山本:メンバーが持ち回りで月に1回程度、レポートとしてPJの取り組みやダイバーシティに関する情報を発信するようになりました(以下はその第一号です)。
今後は、アンケートの結果を踏まえ、社内で解決すべきことや制度設計が必要なことなどを把握して改善していく予定となっています。また、ダイバーシティへの取り組みについては、今後Wantedlyや弊社ホームページを通じて発信していきます。
肥田:今後、PJの取り組みがきっかけとなって私たち人事の取り組みもブラッシュアップされていく可能性もありますね。みんなの職場ですので人事だけが主導するのではなく、現場目線で提案してもらえるのは大変有難くもあります。
山本:そうですね!本日はありがとうございました。
このように、弊社ではPJ活動を通じて新たな知見を獲得し成長することが可能です。通常業務の枠を超えて組織づくりにも挑戦できる会計事務所・社労士事務所をお探しの方にはぜひ弊社で一緒に働いてみませんか?
まずは「話を聞いてみたい」からカジュアルに面談することも可能ですので、ご連絡お待ちしています!