MyStartは、2020年のコロナ禍真っ只中に創業された、名古屋に根を張るスタートアップ企業です。「明日カッコいい大人を、今つくる」というビジョンのもと、様々な形で採用支援を行なっています。クライアントととにかく深く関わり、潜在的な採用課題を解決することで、結果としてイキイキ働ける大人を増やしたいと考えています。
そんな弊社が、どんな社会を目指しているのか、今後どうグロースしていくのか。
そして、どのように「カッコいい大人」を増やしていくのか。
本記事では、社長直々にその核心に迫ります。
山元 舞人 / 代表取締役
2020年株式会社My Start設立。代表取締役。幼少期は小学校の同級生がわずか7人の田舎に生まれ育つ。育った環境や学歴に関係なく、誰もが輝ける未来を作るため、株式会社マイナビを経て、名古屋にて採用コンサルティングや採用支援を行う。創業当初からリアルを届けるYoutube、TikTok動画をコンスタントに配信中。
「明日カッコいい大人を、今つくる」というビジョンに込められた想い。
――My Startの理念「明日カッコいい大人を、今つくる」について教えてください!
満員電車の中で周りを見渡すと、通勤途中のサラリーマンは皆つまらなそうな表情。電車を出たかと思いきや、今日片付けなければいけない仕事をぼんやりと頭に浮かべながら、下を向いてトボトボと歩いています。前職時代そのような瞬間に出くわすと、自分は毎日楽しいけれど、なぜ暗い顔をして働く人が多いのだろう?と常日頃考えていました。そして、そんな社会を変えたいと強く思うようになりました。毎日イキイキと希望を持って働いている「カッコイイ」大人を増やしたいと。
それを自分なりに考えたとき、この現状を「採用」に落とし込んで変えていくべきだと思いました。
――My Startには、飲食業界を元気にしたいという想いもあると伺いました!
私がMy Startを創業したのは2020年のコロナ禍真っ只中。当時、特に飲食業界はコロナの煽りを受けて落ち込んでおり、純粋に一緒に頑張っていきたいと思ったんですよね。実際、2020年は飲食サービスのFBI値が最大に落ち込んでいる時期でした。
画像引用:経済産業省|飲食店、飲食サービス業の内訳系列の推移
創業当初から、私の人材業界の知見を活かして何か貢献できることはないかを模索していましたね。
また、18兆円の巨大市場である飲食業界に特化することに、企業としての勝ち筋も見出しています。100店舗展開なら上場基準を満たすといわれているところ、現在は1000店舗クラスの大手企業様との取引もあり、その案件をきっかけにさまざまな大手企業様から指名いただいています。
※FBI:フード・ビジネス・インデックス(Food Business Index)とは、生活に身近な飲食料品に関連する「食料品工業」、「食料品流通業」、「飲食店、飲食サービス業」の活動状況を把握できるよう試算した経済指標。
――そんなMyStartが行なっている事業について教えてください!
私たちは、「明日カッコいい大人を、今つくる」といった理念や、飲食業界を元気にしたいという思いで、「採用コンサルティングユニット」「採用支援ユニット」「業界特化人材紹介ユニット」という3つのユニットを組んでいます。それぞれのユニットを発展させていくことで、人材業界に大きなインパクトを発揮できると考えています。
採用コンサルティングユニット|採用のアウトソースが当たり前の社会へ
――では、「採用コンサルティングユニット」について教えてください!
『圧倒的な集客力で御社の左腕に』をテーマに、費用をかけずに人材を採用する仕組みと、入口から出口までの採用サポートを掛け合わせて、クライアントの採用課題解決に向けて伴走しています。求人広告費の削減、売り上げアップ、人事担当者のモチベーションアップにつながるコンサルティングを強みとしており、アルバイト採用・中途採用領域でも特にサービス業に特化した採用コンサルティングがボリュームとなっています。
弊社の採用コンサルティングの強みは、現場レベルまで入り込んで実行レベルまで支援をする、助言コンサルではなく「実行コンサル」であるということ。これでもかと言うほどクライアント企業の深い領域に入り込んで、実際に採用活動を肩代わりします。
――どうしてそこまで深く関わるのでしょうか?
この事業は、「明日カッコいい大人を、今つくる」という理念にもっとも紐づいています。
私たちとしては、カッコいい社会人を輩出するには、そもそも働いている会社がカッコよくないとダメだと思っていて、採用支援のゴールを、「その企業自身がカッコいい存在になること」と置いています。「あの企業で働きたい!」と思われるくらいカッコよければもちろん人が集まってきますし、社会にとってもクライアントにとっても価値貢献になると思うんです。
なので、クライアントが求める人材の頭数を揃えることだけを目的とした支援よりも、内部にとことん入り込み、企業自体に変革を起こし、私たちの支援を通して誰もが働きたいと思えるような会社や本質的な企業づくりに貢献したいです。そうなると、My Startが関わる企業は「カッコよく」なっていくわけですから、そんな会社で採用された人は皆、前を向いて、仕事が楽しくて仕方ないと、月曜日から明るい表情をしている人を増やせることに繋がります。そうすれば社会が今より良くなって、ひいては日本全体がもっと良くなるのではないかと思っています。
――今後の展望はありますか?
「採用実行コンサルティング」というサービスが当たり前になり、どの企業も利用している状態を目指しています。イメージとしては税理士や弁護士のように、企業が採用をアウトソースすることが当たり前の世界をつくりたいと考えています。税理士や弁護士が専門領域であることと同じように、「採用」も高度な知識とノウハウが必要なものです。
当社における採用コンサルティングの理想導入イメージは、まず初めの1〜2年目にクライアント企業に入り込んでガッツリ運用を行い、内製化に繋げます。クライアントが今後、再現性を持って採用ができるよう、私たちが上流部分である採用戦略から、求人媒体の選定、運用までをがっつり担当。そして、全体の採用フローの確立や、クライアントの勝ちパターンを納品してあげるイメージです。そして、3~4年目にはアドバイザーとして関与できる存在になることがベストです。
サービスとしては、納品した勝ちパターンにそって運用してもらいながら、月に数回のMTGを行い、運用改善やクオリティの担保を請け負います。クライアントとしては、低単価で常に採用のプロからサポートを受けられる一方で、私たちにとっても安定したクライアントを確保できることに繋がります。こういったビジネス展開を推進し、2025年には累計500社のコンサルティングを受け持ちたいと考えています。
採用支援ユニット|「月間2万件エントリー」自社サービス1000社導入への道
――「採用支援ユニット」はいかがでしょうか?
この事業は、大手企業から個人商店まで、飲食業界を元気にしたいという思いに直接紐づいている事業です。事業内容としては、主に飲食業界のお客様に向けて、求人検索エンジンの運用を弊社が代行することで、採用支援を行なっています。基本的にはオーガニック枠を利用し、成功報酬で対価を支払い頂くため導入ハードルが低く原価もかからないため超高利益体質を体現している事業の1つです。
ーーオーガニック枠の集客で果たして成果は出るのですか?
なんと、現在は月間2万件エントリーをコンスタントに達成しています。圧倒的な集客力だと自負しており、オーガニック枠の運用であれば日本一だと思っています。
ただ、ここまでのノウハウを完全に独自で生み出すまでにはかなり苦労しました。成果が出ている企業などに直接問い合わせを行ってポイントや傾向を探ったり、通常業務に加えて穴が開くほどさまざまな掲載内容を見たり、実際に運用してみたりと創意工夫をしていました。このノウハウは、朝の5時頃まで毎日のように検証をした努力の賜物です(笑)。
そして、この弊社のノウハウをついにサービス化したのが、自社サービス「マイスタ採用クラウド」です!
My Startが提供する採用コンサルティングは大手企業がクライアントとして多く取引していますが、当社がメインで展開する東海エリアや大阪のクライアントの中には、少数で運営するような個人店舗の経営者の方々もいます。少数で運営する店舗ですと、採用コンサルティングまでの単価は払えないが、採用は成功させたいというお客様がほとんど。
そういった企業様に対しては、「マイスタ採用クラウドツール」の導入を行い、1応募あたりの報酬単価で契約をしています。大手企業から個人商店まで、飲食業界に関わる全企業に貢献したいという思いで始めた事業です。実は500~1000店舗規模の企業にも複数社提供しているのですが(笑)。
また、弊社自慢の本サービスは求人業界では異例の解約率5%以下を誇り、クライアントとの長いお付き合いをさせていただいています。
――今後の展望はありますか?
マイスタ採用クラウドは2026年までに1000社への導入を目標としています。そして、飲食業界を本気で盛り上げていきたいです。ただ、最強のツールは揃っているのですが、セールスチームの人数が足りていません。このサービスにおいては、フィールドセールスに加え、インサイドセールス部隊を立ち上げることが決定しており、立ち上げを任せられるような人材の募集も行っています。営業時にお客様からのニーズをヒアリングし、主体的に開発にも携わっていただきますので、その点も大変面白いんじゃないかなと思います。
業界特化人材紹介ユニット|日本の人手不足解消に貢献するプラットフォームを運営
――「業界特化人材紹介ユニット」はいかがでしょうか?
大手製造メーカーさんに対して人材を紹介するプラットフォームを、パートナー企業と共同で運営しています。流れとしては、採用枠と求職者をこちらで担保し、加盟店にCA業務のみをお任せするというモデルです。弊社では、「採用支援ユニット」でもご紹介した集客ノウハウを用いて、人材紹介会社や派遣会社が人材確保に使われる求人検索エンジンの運用を弊社が代行して行っています。現在は、FC加盟店数が20社以上となります。
ーープラットフォームの運営まで手がけられているんですね
こちらは、日本の人手不足解消の解決に向けて事業展開されているパートナー企業と共に始めました。My Startのノウハウで何か社会に貢献できるのであれば、といった思いで取り組んでいます。日本は人口減少の波により、飲食業界にとどまらず、有効求人倍率の高まりが予測されています。そんな中特にブルーカラーの人手不足が目立っており、人手不足解消においてインパクトの大きい取り組みができるのではないかと考えております。実は弊社でも1加盟店としてCA業務を行なっており、プラットフォーム側と両側で取り組んでいるほど力を入れ始めているサービスでもあります。
現在は大阪のオフィスで、少数精鋭チームを組んでおります。こちらはできたての事業部となりますので、上位ポジションが複数空いており、これから入る仲間にも事業責任者やマネージャーを任せていきます。
2025年には社員規模3倍超へ。創業メンバーとして一緒に会社を大きくしませんか?
――My Startの今後の展望は?
My Startは今後、あらゆる視点から「明日カッコいい大人を、今つくる」を体現していきたいと考えています。まずは、事業活動を通して、クライアントを「あの企業で働きたい!」と思われる企業にすること。そして、カッコいい企業をつくることで、そこで働きたいと思う大人が増え、結果的にカッコいい大人、社会の創出に貢献していきたいです。そのためには、私たち自身が社会のお手本となることも大切です。現在、当社の社員規模は15名ですが、2025年には50名を目指しています。創業メンバーとして今後MyStartの事業活動を中心となって推進してくれる人を本気で待っています。
――どのようなメンバーを求めていますか?
私たちが求めるのはシンプルに、「当たり前を圧倒的にできる人間」、これだけを求めています。学歴や経験なんて正直どうでもいいんです。例えば、テレアポをやるとなったとき、アポ獲得数や通電数は自分ではコントロールしづらい部分ではありますが、私たちはそこで自分の決めた「架電数」を当たり前にクリアできるような人。数値目標はコントロールできませんが、行動目標はコントロールできるはずです。そういった自分でコントロールできる、「やり切る」力を持つ人を必要としています。
創業期の会社のため、一人ひとりが会社を作り上げる当事者として考えていただきたいです。
将来起業したい人や、裁量を求める人にはうってつけの環境がMy Startにはあります。