イベント業界の裏方として活躍するユニティー。
今回のインタビューでは、施工・運営部門で活躍する若手社員3名に、仕事の魅力や課題、そして将来の展望について語っていただきました!
新卒入社から数年を経て、それぞれの立場で感じる現場の醍醐味や、チームワークの重要性、さらには業界の将来性まで、率直な意見を聞くことができました!
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▲左から高瀬、宍倉、島谷
【プロフィール】
髙瀨凌佑(たかせりょうすけ)
池袋支店営業本部所属、入社5年目。イベントの成り立ちを学ぶためユニティーに入社。新支店立ち上げの準備や他支店案件のサポートを担当。人材育成に強い関心を持ち、若手社員の指導育成にも注力している。将来はイベント企画の仕事に携わりたいと考えている。趣味はスノーボード。
宍倉隆嗣(ししくらりゅうじ)
西船橋支店施工管理部所属、入社3年目。学生時代から好きだったイベントに携わることを希望し、ユニティーに入社。主に施工現場での業務に従事。特に花火大会などの野外イベントの施工にやりがいを感じている。趣味は洋画を観ること。
島谷佳歩(しまたにかほ)
東京支店施工管理部所属、入社1年目。大学時代に経験したプロジェクト活動の企画運営を通し、イベント業界の裏側の仕事に魅力を感じ、ユニティーに入社。現在は施工と運営を半々で担当。特に運営業務に強い関心を持ち、CD販売やガチャガチャ販売などの運営実績を持つ。趣味はDリーグ(プロダンスリーグ)に行くこと。
感動はここから作られる!知っておきたいイベント業界の仕事とフロー
―― イベント業界の中で、ユニティーはどのような役割を担っているのでしょうか。
髙瀨:
まず、イベントを成功させるための仕事は、大きく以下の4つに分けることができます。
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このうち、ユニティーは主に、設営、運営、撤去を担っています。さらに私たちの役割をピラミッド型で説明すると、上から主催者、代理店、施工主、施工となり、私たちはピラミッド型の一番下の広い部分、「施工」が仕事になります。イベントを成功させるためには我々が携わる施工が非常に重要になります。この土台がしっかりしていなくては、イベントは成り立ちません。
規模に合わせて、100人や200人といった人を動かし、いかに段取り良く施工を進められるかを考え、イベントに関わる主催者、代理店、一般のお客様に満足いただけるようスムーズに施工をしていくことが私たちの役割になります。
特にユニティーは、東京ビッグサイトやインテックス大阪といった大規模会場を年間300から400か所程施工しています。そのような点でも、大きなイベント開催の責任を担う、重要な役割をしています。
―― イベント施工の仕事のフローを教えてください。
髙瀨:
施工の現場では、まず、施工主と施工手順について確認していきます。施工に至るまでの段取りや、施工をどのように進めていきたいのか、さらに施工の際の注意点等を確認し、こちらで作業の割り振りをします。その後、社内で当日の設営、撤去の流れの共有、当日は安全に作業できているか、怪我はないか、段取り良く進んでいるかの確認をしながら施工を進めます。完成後は、施工不良や漏れがないか等を確認し、設営の完了となります。イベント終了後は同手順で撤去といった流れになります。
設営で使用する部材は現場により様々ですが、イベント会場のステージや天井に設置し、照明等の装飾機材を支えるトラスという部材や、それぞれのブースを間仕切るために使用されるシステムパネルは皆さんも展示会やイベントなどでご覧いただいたことがあるのではないでしょうか。そのような数々の部材を、配置されたスタッフでどんどん運び、担当の持ち場で設営をしていきます。東京ビッグサイトや幕張メッセといった大きな場所で開催される大型イベント、コンサートでの設営では、フォークリフト等の重機を何台も使用し、人の手だけでは運ぶことができないものを移動させていくこともあります。
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▲部材と使用イメージ
オリンピックの設営にも携わったことがありますが、そのような大きい現場では、普段取引をしている代理店や施工主、他の施工業者とも協力し、作業の割り振りをしながら施工を進めていくこともあります。大がかりなイベントの場合は、施工現場の力だけではなく横の繋がりがとても大切になりますし、関わる人数も桁違いになります。イベントが好きな方は、大人数が関わり、一斉に作業をし、広い空間が出来上がっていく感覚を楽しむことができるのではないかと思います。
高瀬:
もちろん、設営現場は楽しいだけではありません。大きいモノを運び、設置するということは安全面にも気を遣う必要があります。事故を起こさないようメリハリを心がけることも大切ですね。イベント開催の日程が決まっている中で、事故を起こさないようにしながら時間内、期限内に設営を納めるため、事前に打ち合わせを行い、社員とアルバイトスタッフが密に連携して進めていくことも重要になります。
島谷:
施工の現場以外には、内勤の仕事があり、ここでは翌日の人員手配や、情報共有、アルバイトスタッフの面接も業務になります。先方から依頼された見積りの作成や、電話応対、他支店との情報共有も業務の一環ですね。
ユニティーはもっとできる。もっとやれる。今、私たちがすべきこととは。
―― イベントの仕事で最も楽しい瞬間はいつですか?
髙瀨:
皆で協力することによって、一つの空間を作り上げることはとても達成感があります。現場を完成させることも嬉しいですが、私は、その後仲間とお酒を飲みに行き、あのやり方が良かった、あれはダメだったから次はこうしようといったように、現場以外でも楽しく仕事の話ができる環境にいられることが嬉しいですね。また、ユニティーには様々なバックグラウンドの方が集まってきます。それぞれの個性を活かし、より活躍できる場所にしたい、という思いで施工をしています。「一つのチーム」としてさらに高みを目指して行くことは非常に楽しいです。現場は完成しますが、ユニティーはもっと成長できる。もっとやれる。一つ一つの現場を積み重ねながら、良いところは引継ぎ、反省すべき点は改善し、今後も選ばれる続けるユニティーでありたいですね。
宍倉:
私は夏が好きで、特に花火大会はとても楽しみにしている現場です。まっさらな場所に、「大勢のお客さんが来て、花火が上がるんだ」という情景を思い浮かべながら設営をしていくことはワクワクしますね。完成した現場に、実際に足を運び、お客様がたくさん入って花火大会を楽しんでいる様子を見ると、「やってよかった」と達成感が込み上げてきます。お客様が楽しんでいる姿を間近で見られる、そして自分自身も楽しめる空間作りができることはこの仕事の醍醐味の一つです。
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―― 今後のユニティーを支えるメンバーとして、どのようなことに力を入れていきたいですか。
髙瀨:
私は自身の営業スキルの向上と、スタッフの育成に入れていきたいです。営業は、信頼、信用していただくことが重要です。そのためにも、仕事で要望をしっかりと聞くことはもちろん、お客様とふとした会話も楽しみ、親近感を持っていただけるように心がけています。社員である自分が率先してお客様との心の距離を縮めることができれば、アルバイトスタッフとお客様のやり取りもスムーズになります。現場の雰囲気も良くなりますし、上流から下流まで、情報も行き届きやすくなります。
また、後輩やアルバイトスタッフを育成することは、今後のユニティーを支えるために重要となります。
相手の思いをしっかりと聞きながら、自分の考えも伝え、お互いに歩み寄ることが成長につながると考えています。一人ひとりに合った教え方を模索し、形にしていくことが6年目になる自分の役割だと思っています。
変化を捉え、未来を創る。イベント業界の最前線を走る、ユニティー
―― イベント業界の将来性を教えてください。
髙瀨:
多くの業種が、人の手から離れ、自動化、機械化していく中、イベント業界は人の手が必要な場面が多く残ります。設営の際の安全面もそうですし、突発的なトラブルが発生した場合など、臨機応変に対応できるのは「人」だけです。一度は新型コロナウイルスの拡大により、縮小傾向だったイベント開催数も今では増加傾向にあります。コンサートなどのエンタメイベントはもちろんのこと、技術革新に伴い増加する大手企業のPRイベントもますます規模を大きく広げ開催されています。そのような点でも、衰退しない事業と言えるのではないでしょうか。ユニティーはコロナ渦でも黒字で乗り越えた企業なので、これから入社される方には、安心して飛び込んでいただきたいですね。
島谷:
イベントの開催方法が多様化する中、イベント業界にも、繁忙期があれば閑散期もあります。閑散期にこそ、「ユニティーだから」と仕事をいただけるよう、普段からお客様とのコミュニケーションを大切にしていく必要があります。私は人と話すことが元々好きなので、会話の中でユニティーの強みをアピールをすることもありますね。私は施工の他、運営業務の幅もさらに広げていきたいと考えているため、今後もお客様に積極的にアプローチしていきたいです。会話の中でユニティーの強みや対応できることを自然に伝えることもあります。
―― 最後に、変化するイベント業界で先陣を切っていくためには、何が必要だと思いますか。
宍倉:
イベントは今後も増え続けていくと思います。イベントの形は時代によって変化します。そのような時に、私たちに求められるのはその時代や流行りに合わせた対応能力です。リアルとオンラインの融合であったり、VRといったような新しい技術を融合したイベントなど、多様化、変化していくイベントに対して、私たちも常に対応能力に磨きをかけ、アップデートしていく必要がありますね。私は施工の現場に出ている中で、お客様から「宍倉さんが来てくれて良かった」と直接お伝えしていただける機会が最近増えたと感じます。
数あるイベント関連企業の中から、「あなたがいるから」と選んでいただけるような会社にしていくこと、選ばれる企業になっていくという心構えが必要だと思います。
島谷:
私はもうすぐ入社1年が経ちます。これからも様々な現場で経験を重ね、施工の方法を学ぶ必要もあります。先輩方の対応力の高さには目を見張るものがあるので、「裏方」としてさらに成長できるよう、先輩の仕事の仕方をどんどん吸収し、その対応力を自分のものにしていきたいです。
髙瀨:
イベント業界は人手不足と言われています。イベント市場規模がますます拡大する中で、人手不足は深刻な問題になります。ユニティーは、SNSを使った周知の促進や、池袋支店独自で、友人紹介キャンペーン、学生団体と連携し、人を紹介いただくなど採用活動に注力しています。その一方で、新しい人が増えれば増えるほど、それをまとめられるリーダーが必要になります。若い世代次の世代に技術を伝え、主体的にリーダーシップを発揮できる業界になっていって欲しいですね。そのために、私たちが環境を整え、次世代が自然と成長し活躍できる仕組みを作っていきたいと考えています。
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―― 最後に
ユニティーでは、技術の継承を通じて、業界の発展を支えてくれるメンバーを募集しています!
熱意を持って仕事に臨みたい方、専門的な仕事をしたい方、ぜひ一度お話しましょう。
ご応募お待ちしております!