はじめに
こんにちは!
株式会社OnLineインターン生の久保真樹(くぼまさき)です。
2022年3月現在、九州大学農学部の4年生で、福岡のベンチャー企業2社で長期インターンもしています。
今回は、私が実際に就活をして思う「就活を成功させるために大事なこと」について主に述べていきます。
特に以下のような人にはぜひ読んでほしいです。
- 自分にはどんな企業が向いているのかわからない
- そもそもどの企業に行くのが正解なのかわからない
- どうしても就活で失敗したくない人
では、さっそく見ていきましょう!
就活でどれだけ「正解」を探してもムダです
あなたは「どの企業に入るのが正解なんだろう」と悩んでいませんか?
企業選びやエントリーを進めたり、ES選考や面接を受けたりする中で、不安に思う人は多いのではないでしょうか。
しかし、就活において正解を探すのは無駄です。なぜなら「就活には正解がないから」だといえます。
もっと詳しく言うなら、一人ひとり持っている志向や強みが違うので、就活生みんなに当てはまるような「最適解」のようなものは存在しないため、といったところでしょう。
たとえば、あなたが人前に立ってプレゼンしたり、人と対話したりすることが得意で、仕事にもこれを生かしたいと思っていたとします。
この時、営業やコンサルという職種のように、常に誰かと直接のコミュニケーションをとって進める仕事だと、強みを非常に生かせることになるでしょう。
一方で、黙々と個人で作業を進める技術・研究系の職種の場合、強みを生かせない・どこか仕事をしていて窮屈に感じるといったことに陥りかねません(ただ、一概には言えません…)。
逆に、対人コミュニケーションを多く必要とするよりも、仕事のチームという限られた人数の中で黙々と作業を進める仕事の方がやりがいを感じ、強みを発揮できるような性格の人もいます。
このように1例だけ見ても、人にはそれぞれの特性があり、それに沿った強みが必ずあるので、「万人にこれがおすすめ!」というようなことは言えないわけです。
さらに、就活生ひとりひとりに個性があるように、企業にもそれぞれ個性があります。あなたにはぴったりな企業でも、友達にはイマイチ合わない場合も多いです。
就活は学生と企業の両方の特性を踏まえたうえでのマッチングがカギとなります。要は、就活の「正解」を探し続けたところで、あなたの中にしか「答え」はありません。
なぜ就活には「正解」がなくて「成功」はあるのか?
では、なぜ就活に「正解」がないにも関わらず、「成功」は存在するのでしょうか?
それは、就活における「正解」と「成功」の”定義”に違いがあると思うからです。(ここでは、私自身の解釈を入れるので正確な定義と意味は異なる場合があります)
そもそも、就活における「正解」と「成功」は以下のように考えます。
- 正解…「他人目線で」判断された就活の結果。
- 成功…「自分目線で」判断した就活の結果。
なぜ就活に「正解」がないかというと、人の軸や価値観によって判断された就活の結果には、人によって「良かった」「あまり良くない」といった意見が別れてしまうからです。
大手企業の安定した総合職につけたとしても、親から見ると「大成功だったね」といわれる結果でも、あなたが働き始めた時または数年働いた後に「なんか違った」となってしまえば、それは不正解といえるでしょう。
また、就活が終わった段階で周りから「微妙じゃない?」「心配…」など言われていても、あなた自身が入社してみて、もしくは数年働いてみて「ここでよかった!」と思えれば、それは正解になります。
このように、判断軸がぶれてしまい、人によっても意見が異なる・向き不向きがあるという意味で「正解」はないと考えるのです。
一方で、就活に「成功」があるのは、すべて「自分軸」で判断した結果だからだといえます。
誰からの意見だとか関係なく、あなたが自分で納得できる決断をできたのなら、その就活はどの企業に行ったとしても「成功」です。
入社を決めた企業が仮に規模の小さなスタートアップ企業だったとしても、あなたのこれまでの経験が活かせたり、あなたの実現したい将来につながる仕事ができそうだったり、あなたが一緒に働きたいと思える人がその企業にいたりするのであれば、まったく問題ありません。
入社を決めた時は不安だったとしても、必ず自分自身で決断をした企業であれば、納得感と覚悟を持つことができるので、入社後も熱意をもって働けるはずです。
その企業に入るまでの就活のプロセスを含めて「成功」だったと思える日が来るでしょう。
以上から、就活には「正解」はないけれども「成功」はあると考えています。そして、「後悔のない」就活をできた時に「成功」だと言えると思うのです。
就活で「成功する」ために大切なこと
では、就活に「成功する」ためにはどんなことを大事にすればよいのでしょうか?
まず、先ほどの「正解」と「成功」の定義を補足しておきます。
- 正解…「他人目線で」判断された就活の結果。探し求めても見つからず、悩み、後悔する。
- 成功…「自分目線で」判断した就活の結果。動いた結果見えてくるもので、後悔しないことにつながる。
他人目線で導きだされた「正解」はあなたにとって当てはまらないことが多く、後悔につながりやすいです。一方で、自分目線で導いた「成功」は、自分ができる限りのことを尽くしたうえでわかるものであり、結果的に後悔しない選択につながります。
じゃあ、どうすれば就活で「成功する」、つまり「後悔しない」就活ができるのでしょうか?
私が考える「後悔しない」就活をするために必要なことは3つです。
- 自分自身で決断すること
- なるべく早くから取り掛かること
- できることはすべて手を尽くすこと
順に述べていきます。
自分自身で決断すること
就活の「成功」に必要なことの1つ目は、自分自身で決断することです。
自分の軸(価値観)で決断したことには責任が伴います。そのため、それぞれの決断に対して納得感や覚悟を持ちやすいです。
就活ではいろんな場面で他の人から意見をもらったり、時に世間一般における評判を耳にしたりすることがありますが、すべてあなたの決断の参考にしかなりません。他人の意見に流されれば他人のせいにできますが、やり場のない後悔にもつながります。
結局大事なのは、あなたの意志であり、何を選んだかよりも「自身で判断したのか」どうかです。
どのように就活を進め対策をとっていくのか、どの企業にエントリーするのか、選考はどの企業を進んでどの企業は辞退するのか、内定をもらったらどの企業を選ぶのかなど、決断する場面はたくさんあります。
ですが、すべて最終的な決断は自分自身で行いましょう。自責で決断することが、最も後悔しない就活をするための方法だと思います。
なるべく早くから取り掛かること
就活の「成功」に必要なことの2つ目は、なるべく早く取り掛かることです。
この記事を執筆している2022年3月末では、23卒の就活生にとって情報が解禁され、エントリーや選考が続々と進んでいる時期かと思います。
今のところは思った通りに進んでいる、思ったように進まず少し不安である、そもそも取り掛かりが遅れて焦っている等、状況は様々だと思いますが、とにかく早く取り掛かることが大事です。
今すぐ就活サイトを見てみれば本日締め切りのエントリーだって間に合うかもしれませんし、明日本番の面接の対策ができて自信につながるかもしれません。
結果的に、それが1つの内定につながり、自分が取りうる選択肢の1つとなるのであれば、将来の可能性が増えますよね。
これが数か月後や1年後に「あの時やっていてよかった」と思えればいいとは思いませんか?
実際、企業は早く動く積極的な学生を採りたいと思っていますし、「就活の早期化」が進む現在で就活において「早すぎる」はないと思っています。
今できることからすぐに始め、後悔しない就活にしていきましょう。
できることはすべて手を尽くすこと
就活の「成功」に必要なことの3つ目は、できることはすべて手を尽くすことです。
当たり前のことかもしれませんが、できることはすべてやる、最後まであきらめないことが、後悔しない就活をするためには有効です。
ある選考のために対策したことや努力した過程は、必ず別の選考でも生きてきます。また、就活で経験したハードさは入社後の糧にもなるはずです。
そのため、志望度が高い企業はもちろんですが、志望度が多少低くてもしっかりと対策して手は尽くしたうえで臨むことをおすすめします。
あなたが就活を進める上で「あの企業は最初は全然行きたいと思っていなかったけど、今は第一志望だ」なんて心変わりも考えられます。
そんな時に手を抜いていたばかりに、すでに選考落ちして選べなくなったとか、今は持ち駒がゼロで困ってしまったなどという、取り返しのつかない事態へ陥らないよう、最初からやれることはやりつくしておくようにしましょう。
就活を終えて振り返ってみた時に、絶対に「あの時やっといてよかった」と心から思えるはずです。
本当に最後の最後まで何が起こるかわからないのが就活です。あきらめの悪さも大切ですよ。
私の就活体験記
就活の「正解」や「成功」について長々と述べてきましたが、すべて私の実体験がベースとなっています。
私自身、大学3年4月から約1年1か月就活を行ってきました。
当初は大手企業とベンチャー企業の両方を視野に入れていましたが、ベンチャー企業の仕事に対する熱い姿勢や柔軟な考え方、人間味あふれる社風などに徐々に惹かれていき、大学3年の秋ごろにはベンチャー企業メインの就活に舵を切りました。
また、業界も最初はIT(情報通信・Web系)、コンサル、人材、広告、教育など幅広かったですが、最終的には自分の経験が生かせる人材業界と、以前から興味が強かったIT(Web系)業界に絞りました。
このような方向性で進めた私の就活は、まったく順風満帆だったわけではありません。むしろ苦戦した方だと思います。
選考やインターンも夏・秋はボロボロで、2月くらいからやっと就活のコツをつかみ始めたくらいです。早くから動き出した分だけ、他の就活生よりもできる風に映っていたのかもしれませんが、最初のスタートラインはあなたと変わらないレベルだったと思います。
私は結果から申し上げて、「後悔のない」就活ができたと思っています。最終的に行きたいと思えた企業に内定ももらえましたし、自分の将来も考えたうえで合理的な決断ができたと思うからです。
この就活の「成功」のために、本記事で述べた3つのことは必要不可欠だったと今でも思います。
まず、とにかく早く動きだしました。大学3年の4月から動き始めて周りよりもなるべく多くのESを書き、説明会に参加して、面接も受けました。その中でかなりの場数は踏んだので、3月頃には非常に自信をもって面接には臨めるようになっていました。
次に、やれることは手を尽くしました。自己分析が最も重要だと考えた私は、徹底的に自己理解に努めました。ESを書いたり面接で話したりする中で、自分を表現するには自分を知らないことには意見を相手に適切に伝えることはできないと感じたからです。メンターにもついてもらい客観的に深掘りも行いました。ほかにも、選考に臨む際には企業のHPはじっくり読み、情報はできるかぎり集めました。最終面接にまで臨むくらい志望度が高かった企業には、住んでいる福岡からでもすべてオフィス訪問を行いました。
そして、自分自身で決断しました。就活中の選考・エントリー諸々はもちろんですが、ありがたいことに内定を複数いただけたので時間をかけてじっくり考え、最後まで自分で決断しました。特に最後の行く企業選びは本当に悩みに悩みましたが、いろんな判断軸や就活の中での経験を踏まえて、1社選びました。
これら3つの事をしっかりできたからこそ、後悔のない就活ができた今の自分がいると思っています。
おわりに
本記事では、主に以下の3点について述べました。
- 就活には「正解」がなく「成功」はあること
- 就活の「成功」とは「後悔しない」就活にできたかが重要であること
- 「後悔しない」就活に必要な3つのこと
この考え方がすべてだとは思いませんし、就活に対する考え方も人それぞれだと思います。
ただ、就活を本気でやってきた私が「もし1年前の自分にアドバイスするなら…」という視点で書かせていただきました。
就活で漠然とした不安を抱えるあなたの悩みが解消されるきっかけになれば幸いです。
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