大学で建築を学び、前職の大手メーカーでの経験を活かして不動産投資の世界へ。お客様との「点」の関係から「線」の繋がりを求め、JPリターンズへ転身を決意した八木さん。70人規模のベンチャーから100人超の企業へと成長する過程で、28歳にして宅建資格を取得し、教育体制の確立を目指す若手社員の挑戦に迫ります。
大手企業での経験を活かして|営業アシスタントとしての新たな一歩
ーー前職での経験と転職を決意された背景を教えていただけますか?
私は現在JPリターンズで3年目を迎えていますが、その前は住宅設備機器メーカーで働いていました。大学時代は建築学科で学んでいたこともあり、自然と住まいに関連する仕事に興味を持っていました。
前職では営業と事務の両方を担当していて、お客様への商品紹介やプラン提案、見積もり作成など、幅広い業務を経験させていただきました。具体的には、キッチンなどの設備機器のご提案から、施工業者さんとの打ち合わせまで、住宅設備に関わる一連の流れを担当していました。
ただ、メーカーという立場上、商品を納品した時点でお客様との関係が一旦終わってしまう。次にお会いできるとしたら10年以上先のリフォームのタイミング...。そういった「点」での関わりではなく、もっと「線」で続くような関係を築ける仕事がしたいと考えるようになったんです。
それに加えて、業界最大手という環境でしたから、どうしても組織の動きが硬くなりがちで、トップダウンの意思決定が中心でした。大企業ならではの安定感はありましたが、もう少し自分の裁量で仕事ができる環境、新しいことにチャレンジできる環境を求めていました。
緊張した面接が一転|面接官との出会いで決めた転職先
ーー転職活動の中で、JPリターンズとの出会いについて印象に残っていることはありますか?
求職サイトで営業アシスタントという職種を知り、不動産会社を探している中でJPリターンズと出会いました。最初は正直、不動産投資の会社ということで少し身構えていたんです。
実際に社内の方とお会いしてみると、とても親身に話を聞いてくださって、会話もしやすく、質問も的確で、まるで面接というよりも、これからの仕事について一緒に考えてくれているような感覚になりました。「こんなに素敵な方々なら、きっと会社の文化も素晴らしいんだろうな」と直感的に感じました。
実は転職活動では、建築や住まいに関連する仕事を中心に探していました。大学での専攻を活かせる仕事がしたいという思いがあったんです。その中で営業アシスタントという職種を知り、バリバリと営業の最前線で働くのではなく、サポート役として専門性を活かせる立場に魅力を感じました。
成長企業で得られた経験と磨かれた多彩なスキル
ーー未経験から不動産投資会社に挑戦されて、苦労された点はありますか?
もともと、前職で営業と事務双方経験したこともあり営業のお仕事の理解はしていましたが、不動産契約に関連する事務作業は想像よりも手続きや準備物が多く、また各金融機関によっても提出書類などが違う点は大変でした。しかし、未経験であっても周りの営業アシスタント職の先輩方へ気軽に質問ができる環境があるため自分からも積極的に質問や行動を取ることができました。
現在は法人営業部の営業アシスタントとして、主にお客様向けの収支シミュレーション作成や契約準備、金融機関との折衝などを担当しています。具体的には、お客様の年収や資産状況を基にした投資計画の立案、必要書類の準備や回収、銀行との交渉など、取引の成立に向けた様々なサポート業務を行っています。
また、提携している法人様からご紹介いただいたお客様のサポートも重要な役割です。法人営業部は設立からまだ1年ほどの若い部署なので、新しい仕組みづくりにも携わらせていただいています。
入社当時は70〜80人程度の規模でしたが、今では100人規模にまで成長しています。この急成長の過程を自分の目で見てこられたことは、とても貴重な経験になっています。
顧客に寄り添う視点を大切に|営業アシスタントとしての心がけ
ーーマルチタスクでもミスなく業務を進められている秘訣はありますか?
確かに営業アシスタントの仕事は、マルチタスクです。一度に複数の案件を並行して進めることも多いので、ミスなく業務を進める為に常に優先順位をつけることを意識しています。今すぐ対応が必要なものは何か、翌日でも大丈夫なものは何か、細かく判断しています。
でも、それ以上に大切にしているのは、お客様一人ひとりに合わせたアプローチです。投資用マンションについて詳しくないお客様には、業界用語を避けてより丁寧な説明を心がけます。逆に不動産投資の経験が豊富な方には、専門的な観点からより踏み込んだ提案ができるよう、必要な情報を営業担当者と共有するようにしています。
また、営業担当者が今どんなお客様と話をしているのか、どんな提案をしているのかを理解することで、より効率的なサポートができるんです。例えば、営業から資料の依頼があった時も、その背景にある商談の状況や今後の進め方を把握していれば、より適切なタイミングで必要な資料を準備することができます。
この「先を読む」という習慣は、トラブル防止にも役立っています。何か問題が起きそうな予感がしたら、あらかじめ代替案を用意しておく。そうすることで、万が一の事態にも迅速に対応できるんです。
宅地建物取引士の国家資格取得|自己成長を応援する社風
ーー宅地建物取引士(宅建)の資格取得や、リファラル採用での活躍について教えてください。
実は「20代のうちに国家資格を取得したい」という漠然とした目標があったんです。2年間の実務経験を経て、より理解を深めるためにも宅建を取る絶好のタイミングだと考えて勉強を始めました。
不動産の実務に携わる中で、より専門的な知識の必要性を感じていました。お客様や金融機関とのやり取りの中で、法律や制度について詳しく知っておくことの重要性を実感する場面が増えた為勉強を頑張りました。宅建の資格取得のお祝い金10万円がもらえたり、資格手当月3万円などの会社の福利厚生は、よりモチベーションを上げてくれました。周りの先輩方からのアドバイスもいただきながら、一発合格を目指して無事合格することができました。
リファラル採用については、友人が不動産業界と親和性の高い業界で働いていて、転職を考えているという話を聞いたのがきっかけです。私自身、この会社で働く中で、成果に対する正当な評価や風通しの良い社風を実感していました。そういった環境なら、友人にもきっと合うだろうと思い紹介させていただいたんです。
会社の急成長期に立ち会えていることは、とても刺激的な経験です。この2-3年で100人規模にまで成長してきた変化を目の当たりにし、その過程に少しでも貢献できることにやりがいを感じています。
根拠があれば社長も動く|フラットな組織づくりの現場
ーーJ.P.Returnsの強みについて教えてください。
上司や同僚との意見交換ができ、風通しのいいところが強みです。
業務フローの改善案を考えた時や、チーム内で疑問に思ったことを発信する、改善案を提案できる環境が整っています。
特に印象的なのは、しっかりとした根拠を持って社長まで意見を通すことができれば、「それいいね」と採用されることが多いということ。もちろん、闇雲に意見を通そうとするのではなく、事前の準備や検討が必要です。でも、合理的な提案であれば、職位や年次に関係なく採用されるこの文化は、とても刺激的ですね。
この「上司や同僚との意見交換できる」という特徴・強みは、会社の規模が大きくなる中でも大切に守られています。だからこそ、社員一人一人が当事者意識を持って、より良い会社づくりに参加できているのだと思います。
特に法人営業部のように新しい部署では、まだまだ改善の余地がたくさんあります。そんな中で、メンバー全員で意見を出し合いながら、より良い仕組みを作っていけることにやりがいを感じています。
教育体制の確立を目指して|これからの展望
ーー今後の目標をお聞かせください。
直近の目標は主任への昇格です。そのために部署内での発信や行動を意識的に増やしており、現在は部署の主任の方のフォローをさせていただく機会も増えてきました。これらの経験を通じて、マネジメントの視点からも業務を見られるよう心がけているところです。
長期的には、教育体制の確立に携わっていきたいと考えています。現在の会社規模では専門の教育部署がないため、将来的には各アシスタントでの情報をまとめ教育体制を作り、誰がついても一定水準以上のサービスを提供できる、そんな教育の仕組みづくりに貢献したいですね。
その準備として、この1年ほどは営業部内のマニュアル作成に力を入れています。新しく入ってくる方々が、スムーズに業務を習得できるような仕組みづくりを目指しながら、日々改善を重ねているところです。
それに向けて、自分自身もより多くの知識と経験を積み重ねていく必要性を感じています。これからもお客様により良いサービスを提供できるよう、日々の業務に真摯に取り組んでいこうと思います。
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