私たちアプリシエイトは、資金も信用も実績も何もないところから始まりました。
頼れるものは、高い志、そして信じあえる仲間だけでした。
『会社の発展のために一人ひとりが精一杯努力する、経営者も命をかけて社員の信頼に応える』
そのような『心』を信じ、社員のみんなが「本当にこの会社で働いて良かった」と思う、
素晴らしい会社でありたいと考えてやっていくことがアプリシエイトの経営です。
私は、こうした『心をベースとした経営』をしてまいります。
このような考えに至った背景ですが、
私は、過去「死」を覚悟するほどの状況に追い込まれました。
3か月以上の間、八方塞がりで思い悩み、もがき苦しんでおりました。
そんなある日、ふと立ち寄った書店で、ある本が目に留まりました。
手に取ったのは「鏡の法則」(野口嘉則著)という本でした。
その本を読み進めていくうちに、自分と照らし合わせたのでしょうか。
涙が止まりませんでした...そして、気づきました。
『すべての原因は自分にあり、自分の心が引き寄せた結果であった』
私は、死を覚悟した人生、一度死んだ人生であったなら、生かしていただいた人生を、
自分のためでなく、これからは『世のため人のために』使うと決めました。
そして「鏡の法則」に推薦本として紹介されていた「生き方」(稲盛和夫著)を読み、
体に電流が走るような大きな衝撃を受けました。
その本に書かれている内容は、「私が、経験した全ての出来事が必然であり、自分にとって
必要なことである」という真理を突きつけていると思えたからです。
その当時は悪夢としか思えなかったことが、人生最良の出来事だと気づいた瞬間でした。
これを、私は神の啓示だと思って疑いません。
このような経験をしたことで、私は人生にとって最も重要なことは、
『気づき、感謝すること』だと確信しました。
この2冊の本が、私の人生を変えました。
私は、宗教家ではありません。しかしながら、仏教にある「因果応報の法則」は、宇宙の大原則であると確信しています。あの出来事は「善因は善果を生み、悪因は悪果を生む」、正に「因果応報」だと確信した体験でした。いま振り返ってみても、必然であり、天が与えた試練(神の啓示)だったと受けとめています。
事業についても、『人間として正しいかどうか』を問いただし、正しさを貫いていくこと。
そして、原理原則に立ち返り、『利他の心(美しい心)』を判断基準にすることが、
事業を成功に導く王道である、と確信しています。
私の座右の銘は、「敬天愛人」 です。
まさにビジネスにも生き方にも通じる信念であります。
私たちアプリシエイトは、『世のため 人のため』に何ができるのかを追及し、
社員、お客様、地域社会の方々の幸福を追求すると同時に、人類社会の進歩発展と地球再生に
貢献することを理念として邁進してまいります。
代表取締役社長 和田 幸哉