1
/
5

創業者である会長 宮田さんが語る「テラテクで働く価値」とは?

新しい領域だから面白い。チャレンジすれば気づかぬうちに成長

Q. まず宮田さんが就職活動の際、IT分野に決めた理由を教えてください。

私が就職したのは1987年でしたので、バブル景気真っ只中。同年代の多くはいわゆる成熟産業の大手企業に就職していました。そんな中で私が選んだのは成長産業である情報システム分野でした。成熟産業よりも成長産業を選んだのは面白そうだから。成熟産業で決められたことをやるというのは失敗が許されない、成功して当たり前となりがちですが、新しいことに挑戦している成長分野なら失敗も当たり前。成熟していないからこそのやりがいがあると思ったんですね。

入社1年目で新規事業のプロジェクトにアサインされ、そこでは失敗も経験したんですが、この新規事業は私にとってはチャンスでした。みんなと同じことを横並びでやると失敗が目立ちますが、新規事業であれば失敗も次へ繋がります。社会人1年目で思いっきりチャレンジできた、とても貴重な経験ができました。

Q. 宮田さんが考えるクラウド分野で働く価値とは何だとお考えですか?

成熟産業と成長産業という話をしましたが、ITの中でも大きく2つに分かれます。プログラミング開発メインの従来型、いわゆるITにおける成熟分野と、クラウドやAIなどの新しく出てきたものが成長分野。従来型に比べ、私たちが扱う成長分野のクラウドやAIは加速的に進化を続けています。このような成長分野で働いていれば、わざわざ個人が「チャレンジしなくては!」と気負わなくていいんです。なぜなら、私たちの扱うSalesforceもAWSも、プラットフォーム自体が莫大の投資でどんどん成長していますから、それをキャッチアップすることもチャレンジになる。彼らの変化に追いつくことが成長につながるんですよ。そこに、もう少し個々の努力を積み上げれば、さらに成長できる。一方で、従来型の分野でチャレンジしようとすると、それぞれ個人が能動的に、一からチャレンジを起こしていかなければならないから、すごくエネルギーが必要になります。

例えば、電車に乗ってジャンプすることをイメージすると分かりやすいかもしれません。電車に乗りながらジャンプすると、同じところに着地するように感じますが、まわりが動いているから実際には前に動いている。目まぐるしく成長する分野で働くことを選択したテラテク社員の皆さんは日々働くことで、前進しているということです。

日々の小さな積み重ねがキャリア。気づかないうちにも必ず成長はある

Q. 宮田さんがお考えになる「キャリア」について教えてください。

キャリアというと前ばかり見てしまいがちですが、キャリアは未来を描くものではありません。日々、地道に積み上げた経験、スキル、成果がキャリアになります。誰しも振り返ると必ず成長しているものです。小さな変化はその時点では気づきにくいですが、それが積み重なって大きな変化になります。

私が小さな変化が大きな成長になったと気づいたエピソードがあります。学生時代にサッカーをしていたんですが、高校1年になったばかりのゴールデンウィークに卒業した中学校へ教えに行ったことがありました。まだその中学を卒業して1カ月ちょっとしか経っていない時期でしたが、その時の蹴ったボールのスピード、強さがものすごく変わっていたことに気づきました。それまで中3で下級生と練習していたのが、高校に入って上級生と毎日練習を繰り返し、できたこともあったが、できないことだらけ。悔しくて、居残り練習したことで、たった1カ月の間で自分では気づかないくらい大きく成長したんですね。これは大学に入った後に高校生とサッカーした時でも感じたことです。自分よりレベルの高い環境に身くことと、努力でもって、大きく成長する毎日の変化は小さくても、振り返ると大きな成長になっているという象徴的な出来事でした。キャリアでも同じことがいえると思います。

少し話が変わりますが、アメリカのシリコンバレーの起業家の創業時平均年齢は45、6歳なんです。イーロンマスクやザッカーバーグの印象が強くて、シリコンバレーといえば、天才か学生起業家ばかりのような印象がありますが、実は大半が40代。その年齢まではみんな普通のビジネスパーソンとして経験やスキルを身に着け、人脈をつくり、小さな成功を積み重ねています。これこそがキャリアなんだと思いますよ。

テラテクなら導入/改修支援のプロジェクトリード、活用支援コンサルなど、多様な選択肢がある

Q. キャリアプランといった中長期的な目標は必要でしょうか?

方向性のイメージとして考えるのは良いと思いますが、1つの道に定めなくてはならないものではないということだけはお伝えしたいと思います。

私が学生時代に専攻していた数学では、答えはひとつなのですが、そこにたどり着くための道は無数にあります。キャリアも同じで、目標や方向性を定めてもよいと思いますが、そこへたどり着く方法はひとつではありません。いろんな道があります。どの道を選ぶか、また一回行ったけど戻って別の道に行き直すか。そのような柔軟な考え方が大切なように思います。

ITにおけるキャリアも選択肢が多様化しています。従来型のエンジニアであれば、PG、SE、PL、PMなど1本道になっていましたが、クラウド分野ではプロダクトそのものが進化していきますので、事業成長に向けてシステムをいかに活用するか、ビジネスプロセスにどう取り込むかといった思考が必要になり、これはコンサル領域に近い役割になってきます。例えば、BPRコンサルを展望することも可能ということです。

システムを導入/改修にこだわりたければ、現場責任者としてのプロジェクトリード※を目指してもいいでしょうし、クラウドにおいて活用を支援するコンサルを目指してもいい。どの方向性に定めるか、もちろん今決めなくてもいいです。ひとつ言えることは、どの方向性を目指すにしてもテラスカイグループならば活躍できる環境があるということです。 

  • ※プロジェクトリードとは、プロジェクトを遂行する際の現場責任者を指します。(参考:プロジェクトリーダーはQCD(Q:品質、C:コスト、D:納期)の計画と実行・管理を担う。プロジェクトマネージャーはプロジェクト全体の管理とステークホルダーへの報告と折衝を担う)

37年間のキャリアの中で半分は失敗しながらも、今は楽しい。この気持ちを全社員に伝播したい

Q. 最後にテラテクに興味を持ってくださった方へメッセージをお願いします。

私は37年のキャリアを歩んできて、さまざまなことに取り組んできましたが、実は成功と同じくらい失敗もしています。つまり半分は失敗ということです。失敗は手段にとらわれると単なるミスで終わりますが、目的を定めると失敗しても必ず学びがある。むしろ次のステップという成長につながるきっかけになることもあります。ですので、皆さんにも目標(ゴール)に向かって失敗を恐れずにチャレンジしてほしいと思います。

新しいことや自分の知らないことをやるのは誰しも怖いものですが、周りにサポートしてもらいながら達成できれば、喜びも大きくなります。まずは小さなチャレンジでいいから、積み上げていくことから意識していただきたいと思います。

私自身これまでのキャリアを振り返って思うのは、ずっと楽しいということ。もちろん、辛いこともありましたが、記憶に残っているのは楽しいこと。私のように、キャリアを振り返って幸せだと感じられる気持ちを皆さんにも伝播していきたい。当社に興味を持ってくれた皆さん、またご縁あって入社いただける方、ぜひ一緒に幸せな気持ちになりましょう!


株式会社テラスカイ・テクノロジーズでは一緒に働く仲間を募集しています
9 いいね!
9 いいね!

同じタグの記事

今週のランキング