こんにちは!フラームジャパンの塩田です。
私がフラームジャパンに入社してから、もうそろそろ1年が経過しようとしています。
今回この「1年」という節目に向けて、一度私自身のフラームジャパンでのキャリアを振り返ってみようと思います。
「これから自分自身のキャリアをどうしようか」
自分自身キャリアプランに不安や迷いがある方の、参考になれば幸いです。
フラームジャパンに転職する前……その場所で仕事をする価値が分からなくなっていた
フラームジャパンに入社する前、私は大手学習塾を運営する教育企業に勤めていました。
教育業界は本当に大好きだったし(それは今も変わらないけど)、仕事内容自体はとても楽しかったです。
しかし入社してしばらく経ったころから、ある『違和感』が出てくるようになりました。
これをきっかけに、私は自分の仕事の価値や向かうべき方向がわからなくなっていったのです。
違和感…尊敬していた理念がなくなり、「利益だけ」追及になっていた。
詳しく書くと前職の企業に迷惑がかかるので割愛しますが、前職の教育企業本来の経営理念は「生徒の成績を上げる」ことをベースとしたものでした。
私はこの経営理念に深く共感していました。
大学に入学し、旧来の友人との交流や新しい人との出会いを重ねていくうちに、男女問わず「勉強をしっかりやり遂げたことがある経験」というものが、本人の自身やその後の活動における結果に大きく影響を及ぼしていると、感じることが多くなっていたからです。
そのため、授業や講習を必要としないような家庭に無理やり受講を進めるようなことはほぼなかったのですが、東証一部に上場したころから、それが少しずつおかしくなっていきました。
理念の上のうえに事業があり、利益を出すことが企業であるという認識はありますが、入社後にその理念を感じられることもなく、利益だけを追求しているように感じ始めました。
授業も持ち、内勤営業として保護者や生徒本人と密に接触する社員たちからすれば、その授業がその子にとって必要か否かの差は明確です。
利益が出ても結果を残せないのであれば、そのご家庭に提案すべきでない授業というのは自ずとわかるだけ、この方向転換は苦痛でした。
上場したからには、会社を守るためにも利益を出すことが重要になってきます。
それは理解していたものの、理念に共感して入社したにもかかわらずそれが遂行されないことは、私にとって大変大きなストレスになっていました。
違和感から広がっていく、仕事に対する不信と不安。
塾の先生は「長時間労働」というはもともとわかっていて入社しました。授業があるのは夕方以降や土日なので、普通といわれる社会人とは真逆の生活時間帯になります。
とはいっても、年若く独り身な私であればほぼ問題なくこなせる量ではありました。さらにもともと集中すると時間を忘れがちになる私には、そこまでつらいことではなかったのです。
しかし、既定の労働時間をかなり超えることが前提となった業務設計だったところには、少し違和感がありました。
私はそれまで自分の仕事が、確かに「生徒のため」「そしてその親御さんのため」になると感じながら仕事ができていました。やりがいもあり、多少の苦労は苦労と感じず仕事ができていたのです。
それが時が経つにつれ、だんだんと「もしかして、自分の仕事は彼らのためにまったくなっていないのではないか」と感じることが多くなりました。
そしてある日ふと思ったのです。
「それなら、私は一体何のために、こんな必死になってたんだろう」と。
ある冬期講習。バイトの先生が半分近くインフルエンザに倒れました。まったく人手が足りず、それでも受験間近の3年生をはじめとする生徒たちは、申し込んでくれた授業を受けるために塾に来ます。
一日当たり9時間分近い授業を持ち、それでも人手が足らず、個別授業なのに掛け持ちまでして教室を何とか回しました。
そのほかにも、冬期講習を受けてから入塾を考えようとしている生徒とその保護者への対応、冬期講習後の入塾を考え話を聞きに来るご家族の面談など、本来の業務も変わらずこなさなくてはなりません。
どれだけ長く働いても、教室内を頭フル回転で走り回っても。
本来あるべき形の授業を生徒にしてあげられず、入塾希望者に過剰な授業提案もしなくてはならない。
この「徒労感」「報われなさ」が、今までの違和感と共に積もりに積もったそのとき、私は転職をしようと心に決めました。
フラームジャパンに転職して…仕事への向き合い方がわかってきた
キャリアコンサルタントになるつもりが……まさかの配置
そうして転職先を探し始めた私は、ご縁あって弊社フラームジャパン株式会社に入社しました。
フラームジャパンを転職先に選んだのは、「女性のキャリアプランニングに特化した企業」だったから。
教育を通して子どもたちの選択肢を広げようとしていた私にとって、誰かの人生に関われる仕事というのはとても魅力的に映りました。
入社した当時はキャリアプランナー・営業職として採用されました。
正直、業界職種未経験かつキャリアプランニングをするには若すぎた私がなぜ採用されたのか、当時はよくわかっていませんでした。
入社してすぐに与えられて仕事は、案件データ管理の仕事でした。
私の入社半年前ほどに導入したアプリがあったのですが、使い方を明確に理解している人が社内にいなかったため、整備をしてほしいとのことでした。
そもそも未経験で入社した以上、キャリアプランナーとして働くには、それなりの鍛錬が必要だと思っていました。
だから営業等に直接的には関係のない仕事を任されたのも、一つ鍛錬。業界を知るためのものだと思い、データの整備をしました。
もともと殊デジタル分野については興味があり、抵抗どころかいろいろいじくりまわすのが好きなタイプだったので、多少困難はあったもののうまく初期整備を完了させました。
初期整備完了の報告をしたとき、社長は私の目をじっと見つめながら、
「塩ちゃんは、やっぱりこういうネットとかデジタル系が得意なんだね。」
とおっしゃいました。
驚きました。私は面接のときに、自分が特別デジタル関係のことが好きだということは伝えていなかったのです。
なのに社長は、私の話しぶりや思考から得意分野にアタリをつけ、どこまでの仕事ができるのかを判断するために、まずデータ整備の仕事を振っていたのです。
とりあえず、それには合格できた私に、続いて渡された仕事は、HPの管理をすることでした。
以前個人的にHPやブログを作っていたため、多少のCSS・HTMLの知識もあり、少しずつフラームジャパンのメディア関係の整備も進めてきました。
加えて、文章を書くことも好きだったため、こういったWantedlyの記事やコラム、SNS発信なども任されるようになりました。
一つ一つの業務から、私の能力を試して、できそうなら次に振ってみる。こうして、社長が私の適性に合わせて仕事をくださったことにより、デジタルマーケティング(SEO対策やこういったWantedlyのような媒体運営など)や動画制作(大学生のころにかじっていた)、広報、社内データ管理が私の主な仕事となりました。
自分で言うのもなんですが、仕事ができるとわかると、どんどん仕事が増えます(頂けます)!
自分にピッタリ合う仕事。はたらく楽しさを知った
最近になって飯嶋社長に聞くことができたのですが、社長自身も私の採用を決めたとき、「この子は営業向きじゃないな」と思われたんだそう(「え?じゃあなんで採用したの!?」ってちょっと思った)。
ただ、私が持っている技術(ネット民なところや、動画編集とか文章書くこととか)に可能性を感じていただけたらしく、「この子は1.5次元(フラームではネット世界のことをこう呼ぶ)でこそ輝けるのではないか?」と考えたのだそう。
飯嶋社長の直観により、想像以上に適正ある仕事に取り組めるようになった私は、以前に比べると格段に仕事への満足度が上がりました。
前職は何となく、長時間労働など「やらされ感」の否めない状況があり、胸を張って「仕事が楽しい」とは言いにくい点がありました。
それに対し、現在では自分の仕事の成果がわかりやすく見えるし、未経験の若手ながらいろいろな仕事を任せてもらえる。
確かに一人で担当している業務な分、時間もタイトだし、突然の修正処理などで帰りが遅くなることもあります。しかし、自分自身が考えながら作業ができ、届く相手がいることを想像しながらの仕事は、やり遂げてみると、何とも言えない達成感を感じることができるのです。
そう思ってみると、確かに社長は同じキャリアプランナーの仕事をしているメンバーにも少しずつ違う役割を与えていて、それがうまく作用しているように思います。
また、フラームの本部メンバーは全員社長直下なこともあり、会社の方針がストレートに伝わってきます。「会社としては何を求めているんだ??」と迷うこともあまりなく、迷ったところで、「ちょっと社長に聞いてみるか」で事足りてしまいます。
この「社長直下」というのも、直に経営者の考え方に触れられるという点でとても魅力的です。
以前社長と伺い、その内容をまとめ上げたロート製薬株式会社・山田邦雄会長インタビューの際に味わった「経営者」ならではの対談に対する驚きと感動は、恐らく前職の現場では到底味わえないものだったに違いありません。
これからの私…フラームジャパンで成し遂げたいこと
前職にはいろいろ不満はあったものの、「東証一部上場」という圧倒的なブランドと安定感があったことは間違いなく、それを魅力に感じていたところも正直ありました。
しかし今フラームジャパンで出来ている経験は、そういう大手では任せてもらえないことですし、自分の能力を理解してくれる上司がいるということへの感謝や、それが仕事、そして自分の人生にこんなに響いてくるとは思ってもみませんでした。
まだまだ未熟で成果を出し切れていない部分もあり、自己嫌悪で悩むこともあります。
しかしそれでも、まずは自分の今できることを精いっぱいしつつ、さらに知識を身に着けていきたいと考えています。
今は毎日が学びと発見の連続です。新しくそして自分が興味も適正もある仕事をさせてもらえる日々は、自分の成長も強く感じることができ、目標をもって前に進むことができています。
私の働きで、フラームジャパンをより「女性活躍・キャリアデザイン企業」として皆様に深く認知していただけるよう、全力で励んでいきたいです。
フラームジャパンでは現在、キャリアコンサルタントや法人営業として活躍してくださる、本社メンバーを募集しています。
フラームジャパンのコンセプトは、「『はたらく』の質を上げ、『理想のキャリア』を描ける社会」を創造すること。
今回の募集はこちらのコンセプトに共感し、自らそういった社会の実現に向けて動ける方を、「第2期創設メンバー」として迎え入れるためのものです。
「仕事で人生は豊かにできる」
「人生の一部だからこそ、仕事を充実させることで、私たちは幸せになれる」
こういった考えに基づき事業の展開を行っているため、フラームジャパンの社員は、(特に女性の)キャリアプロである代表・飯嶋の綿密なキャリアコンサルタントも受けることができます。
自分自身の営業力やコンサルティング力を新しい現場で試したい方。
自分の働きそのものが、会社を大きく成長させていく体験を味わいたい方。
本当の意味で「だれか」のためになる仕事を探している方。
ぜひ一度お話だけでも聞きに来ていただければと思います。