1年前、大学四年生だった僕は半年間に渡って取り組んだ就職活動を終えた。
僕は生まれてから今日に至るまで「会社員になりたい」と思ったことは一度もない。
しかし、大学4年生に近づくにつれて周りの人間が
「俺はメガバンクに行って法人営業をするんだ」
「総合商社に入って世界を飛び回るんだ」
などと言い出し、就職活動を始めだした。
僕にはそんな願望は一切なかった。
「プロスポーツ選手」になるか「社長」になるか
中学生の頃からこの二つしか考えていなかった。
しかし、日本の社会人アメリカンフットボールはプロスポーツではない為、断念。
部活だけに専念しており、社長になるための具体的なアクションを起こせなかった僕は周りに合わせて就職活動を行いだした。
「女の子にモテる会社」と検索して出てきた企業の中から10社に絞って選考を進めた。
手前味噌になるが、「話すこと」と「書くこと」が得意な僕は次々と内定をもぎ取ることが出来た。
TOTO
日清製粉
日清食品
リクルート
キリン
三菱電機
他3社途中辞退
ホッとした反面、入社したことに満足して衰退していくのではないかと不安になった。
また、高い志がなく入社した会社で働くことは高い学費を払って私立の中学、高校、大学に通わせてくれた両親に悪いと感じていた。
そんな中、ある日突然、就職活動の面倒を見てくれていた恩師から連絡があった。
すぐに説明会を受け、選考に入った。
最終面接で長時間、社長と本音で話し合いをさせていただき内定を頂いた。
自分の特性や社長さんに強いリスペクトを感じ、入社を決めた。
上述した企業から内定を頂いたにも関わらず、弊社を選んだ際は周りから猛反発を受けた。
しかし僕は弊社を選んだ。
入社して3か月近く経過するが、お世辞抜きで後悔したことは一度もない。
社会人であるのにも関わらず、滅茶苦茶な僕を受け入れてくれる二人の同期。
右も左もわからない僕の質問に全く嫌な顔をせずに教えてくださる先輩方。
普通に生きていたら聞けないような話をしてくださる営業先の社長さん方
etc...
無力さを感じているが、自分の長所を活かしてこの会社に貢献したい。
僕が少しずつ成長出来ているのは周りの方のサポートのおかげである。
本当に感謝している。
この記事を読んでくれている就活生。
自分は本当にその会社で良いのか。これから先の人生で何をやりたいのか。周りの意見を気にせずに本気で考えてみてほしい。
僕が「入社して悔いはない」と言い切れるのは周りの方のおかげでもあるが、一番の要因は「自分で決断したから」だと思う。
その選択肢の中にエヌ・シー・エヌがあればうれしいです。
ここまで読んでくださりありがとうございました。