◆プロフィール
株式会社LATRICO CTO 脇阪 博成
2008年ヤフー株式会社にエンジニアとして入社。その後ベンチャー、株式会社ディー・エヌ・エー、株式会社ZOZOなどを経て現職。
株式会社ディー・エヌ・エーでは大手ゲーム会社との協業、エンジニアリングマネージャーとして汎用ゲームサーバやフレームワークの開発、組織マネジメントをリード。
株式会社ZOZOではシステムのリプレイス、新規事業の立ち上げを経て、本部長に就任。プロダクトや組織のマネジメントに従事。2022年9月にLATRICOに入社。CTOに就任。
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-1.まずは脇阪さんの学生時代からのご経歴を教えてください。
静岡大学情報学部で、コンピューターサイエンスを学びました。
大学3年次にゼミの先輩と准教授が立ち上げた大学ベンチャーに参画。ここで本格的にプログラミングを始めて、大学のSNSやニュースサイトの開発に携わりました。
新卒でエンジニアとしてヤフー株式会社に入社しましたが、大企業ゆえに業務が分業化されていることをもどかしく感じることもありました。
そこで100人程度の規模のベンチャーに転職したところ、サービスの企画から開発、新規プロジェクト立ち上げなど、幅広い業務に関わることができました。
そこでの経験を買われ、株式会社ディー・エヌ・エーに転職。同社には7年近く在籍し、ゲームのバックエンドの開発を中心に、プロジェクトのリーダーやエンジニアリングマネージャーも経験しました。
-その後、株式会社ZOZOを経てLATRICOへ転職されていますが、どのような心境の変化があったのでしょうか。
ゲーム開発は難易度が高く、やりがいはあるものの、リリースするまでにどうしても1〜2年かかります。もっと早く世に出せるようなウェブサービスに関わりたいと思い、株式会社ZOZOに転職しました。
ここでは長く運用しているシステムのリプレイスと新規プロダクトの立ち上げ、さらに本部長という立場で大規模な組織のマネジメントも経験しました。
エンジニア組織の立て直しを3年近くかけて行い、自身の目指していた組織のかたちまで作り上げることができ、充実した日々を送っていました。一方、ビジネス的な側面への興味が強くなっている自分にも気づき、ビジネスの成長には開発組織とビジネス組織が一体になることが不可欠であることも強く感じはじめました。
エンジニアとして、開発と並行してビジネス的な数字の分析や施策の検討をやっていけば、もっとプロダクトを伸ばせるのではないか。そう考えていた矢先に出会ったのがLATRICOでした。
-2.LATRICOへのご転職の決め手はどんなところだったのでしょうか。
現在とは異なり、当時LATRICOには社内にエンジニアがひとりもいない状況でした。
ビジネスサイドだけでプロダクトを大きくしようと一生懸命に検証と分析を重ねている姿を見て、心打たれました。
ここに「技術の力を掛け合わせればもっともっと事業を伸ばせるはず」、それに、こんなにもプロダクトに本気で取り組んでいる人たちと一緒に働ければ、自分の経営者観点をもっと成長させることができるのではないかと感じました。
また、プロダクトに共感したのも転職理由の一つです。
「東京美肌堂」は診察から薬の受け取りまで全てオンラインで完結します。
インタビューやアンケート調査の結果でも「こんな症状で病院にかかっていいものかと思っていた」「待ち時間が長かったのに、大して話も聞いてもらえなかった」という声がありました。
病院にかかることに抵抗感があり、市販の薬や民間療法に頼った人も多かったようです。しかし、「東京美肌堂」であれば、受診へのハードルが高い人や忙しい人、医療機関が近くにない人も使いやすい。
さらに子育て中などの理由でフルタイムで働けない医師や隙間時間に働きたい医師などに依頼することで、医師不足の現状においてもリソースが活用できる。
患者側と医師側、両方の困りごとを解決する「東京美肌堂」は、社会の仕組みを変えていけると思います。
-3.現在のエンジニアチームの構成と働き方を教えてください。
現在は、チームリーダーである私を含めて正社員が4名(シニアメンバー1名、20代前半の若手メンバーが2名)と業務委託5名のチームです。
正社員メンバーは株式会社ZOZO、合同会社DMM.com、ピクシブ株式会社など名だたる企業で経験を積んできたエンジニアが集まり、「東京美肌堂」のバックエンドを中心に開発をしています。
まだ小さなチームの為、フロントエンドやインフラの開発、開発以外の業務にも積極的に関わってもらっています。
リモートワークが中心ではありますが、ビジネスサイドとの連携も重要と考えているので、要件定義のヒアリングや今後の方針を決める際には出社をしてFace to Faceで議論することが多いです。各自スケジュールを自身でコントロールしながら必要な際には出社をしています。
出社をしている日は、他部署のメンバーと同フロアで仕事をし、一緒にランチに出かけたりと積極的にコミュニケーションを取っています。
-エンジニアというと、黙々とPC作業をされているイメージですが、LATRICOでは他部署とのコミュニケーションが盛んな印象です。
そうですね。先日、全社での半期表彰式を行ったのですが、実はMVPに選ばれたのが、エンジニアの若手メンバーだったんです。
彼が評価された点としては、やはり他部署との積極的なコミュニケーションによって生み出された信頼関係や実績が大きかったですね。
自身が手がけたシステムにもしバグが起きたら、ビジネスにどういう影響が起こりうるかを注意深く意識して、関連部署のメンバーに事前に念入りにヒアリングをしていました。
さらに実際にシステムをリリースする日には必ず関係部署の近くに常駐して、現場の状況を見て、声を聞いて、調整・改善の対応をタイムリーに行っていました。
このような動き方が全社的に評価されたのだと思いますし、弊社にはこういった心持ちのエンジニアが多いです。
-開発チームの今後の展開についても教えてください。
現在「東京美肌堂」はPHPという開発言語、Laravelというフレームワークを使って一般的なWebアプリケーションの開発をしています。ただ、PHPの開発効率等の問題を感じており、中長期を見据えてバックエンドはGo、フロントエンドはTypeScriptに開発言語のリプレイスを進めているところです。
今後の展開については、まずは既存事業である「東京美肌堂」を成長させていくことが第一になりますが、新規事業の立ち上げに向けてアプリやAIを活用したシステムなど、規模の大きな開発も検討しています。事業の成長を加速させる開発に挑戦したいエンジニアの方々には面白い環境になると思っています。
-4.現在チームを拡大中とのことですが、実際にどのようなエンジニアと一緒に働きたいですか。
5つ掲げている弊社のバリューを体現できる仲間がほしいと思っています。
先ほど、エンジニアの若手メンバーがMVPを受賞したとお話しましたが、特に「See in a New Light(様々な人達の視点を自分の中に持とう) 」の意識を持てる方は弊社でご活躍いただけると思います。
他部署での困りごとを解決しビジネスの成長を支えるために、エンジニアとしての視点だけでなく、他部署の方の視点も持って問題解決に向けたソリューションを一生懸命に考えられる人を求めています。
また、弊社では一人一人のエンジニアが大きな裁量を持って働いていただいているので、その分リーダーの思考力をもって優先順位を付けながら仕事に取り組めることが重要になると思っています。そういった方が集まると、更に良いチームになっていくと思っています。
今のエンジニアチームメンバーは私も含め、ビジネスサイドとの近さや考え方に魅力を感じて入社しています。
この規模だからこそ、新しい機能を作って「リリースをしたらすぐに使用されて、フィードバックがすぐにダイレクトに返ってくる」ところにやりがいを感じて働いているので、そういった環境に魅力を感じていただける方は大歓迎です!
-5.今後どんなチームを目指していきますか。
LATRICOで「伸びしろをつくるのはエンジニア」だと思っています。
弊社はビジネスの成長や変化のスピードが速い分、属人的な業務が多く残っていたりと、まだまだビジネスサイドが運用でカバーしている仕事が多いです。
これをエンジニアの力で自動化することで、ビジネスサイドの人たちの無駄な作業時間を削減していきたいと思っています。それが実現できることで本質的な価値の提供にかける時間を作り出すことができ、さらなるプロダクトの成長・ビジネスの成長に繋がると思います。
そのためには、エンジニアチーム全員が視座高くリーダー的思考を持ちながら、自立して各々が動けるチームにしていきたいと思っています。
大きな裁量を任せたいなと思える人たちが集まったチームを目指していきたいです。
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脇阪さん、沢山貴重なお話を聞かせて頂き、ありがとうございました。
エンジニアリングチームの更なる拡大とご活躍を楽しみにしています!
LATRICOでは、一緒に働いてくださるエンジニアを募集中です!
「東京美肌堂」の事業やLATRICOのエンジニア業務に少しでも興味を持ってくださった方は、
一度ぜひお話してみませんか?
以下からのご応募お待ちしております!
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