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インターン生インタビュー【稲本俊太君】

こんにちは!ユビニティ―広報担当です。今回はユビニティ―でインターンシップ活動をしている大学生達にインタビューしてきました。第一弾は早稲田大学3年生の稲本俊太君です。

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EM CLOUDは、「企業のエネルギー削減を支援し、コスト削減によって生まれた利益の一部をSDGsに取り組んでいるNPO団体に寄付する」という、寄付システムを搭載しています。
インターン生達は自らNPO法人を探し、アプローチし、寄付システムの連携先としてのご提案まで試行錯誤しながら取り組んでくれています。

                       ※インターン生が実際に作成した資料から抜粋※


-------稲本君がSDGsに興味を持ったきっかけや理由はなんですか?

幼い頃から自然に触れ合う機会が多く、小学生の時に絶滅危惧種の保全活動をしている大人を見てカッコいいと思いました。それ以来、将来は自然環境を守るような勉強・仕事がしたいと思うようになり、現在大学では生態学を学んでいます。環境問題の勉強をしていると、環境問題は単独で存在しているものではなく、貧困問題・資源エネルギー問題・まちづくり・経済など様々な分野と深く関わっていることがわかってきました。実際にそれを肌で感じたのは2020年2月に生物多様性条約の国際会議にユースとして参加した時でした。そこでは2030年に向けた自然分野の世界目標を議論していましたが、いわゆる環境問題だけの目標ではなく、環境問題と相関のある貧困・健康・安全な水・開発・エネルギーなど包括的なものでした。単独では問題は存在しないという感覚を持っている中でSDGsの考え方に出会いました。SDGsのおもしろいところはたくさんありますが、すべてのゴールとターゲットが関連しているという構成が自分の実感と重なり興味を持ちました。

-------ユビニティ―のインターンシップに参加しようと思った理由を教えてください

ありがたいことに大学に入ってNPO/NGOでのインターンシップや国際会議など様々な経験をさせていただきました。その中で、SDGsやそれに関わる国際目標に企業をいかに巻き込むのかということに関心を持っていました。国家の予算や助成金だけで社会課題に取り組むのには限界があります。ユビニティーのインターンシップを通しても感じるところですが、社会課題に関わるNPO/NGOの活動は、各個人の熱意によって成り立っています。より積極的にかつ効果的に活動していくには資金的・物資的リソースが必要になってきます。そこで企業が必要になってくると感じています。そんな折に、企業とNPO/NGOの架け橋となるようなユビニティーのインターンシップを見つけて参加しました。

-------インターンシップ活動は具体的にどのような活動をしていますか?

インターシップでは社員さんや同期のメンバーたちと話し合いながら、実際にEM CLOUDの寄付制度にご登録していただく団体の候補を調べて、活動内容や財務情報などを調べながら共感できる団体さんにご登録のアプローチさせていただいています。また、アプローチした団体をまとめてマッピングして、成果を可視化しながら毎週目標を立てて取り組んでいます。

-------実際に参加してみて学べたことや良い経験と感じられたことは何ですか?

一番良い経験となっているのは、NPO/NGOの最前線で活動をされている方々とお話する機会をいただけることです。非常に現実的な視点を持ちながら、理想を持って活動されている方々を見ると、将来どんな働き方がしたいかなど考えさせられる部分が多いです。

-------逆に参加前に思っていたことと違った、苦労したことは何ですか?

最初のイメージと一番違っていたことは、本当にゼロからのスタートだったことです。全部自分たちで考えて作る段階からのスタートだったので最初は正直驚きました。逆にいうとやりたいことはなんでも自分たちでできる環境であるということです。そして今年はコロナウイルスの影響でオンラインでの会議だったことや話し合える時間が限られていたこともあり、「職場のコミュニケーションが大事」ということを、まさに身をもって感じました。インターン生同士で連携を取るためにも、お互いを知ることにこれからも時間をとっていけたらと思っています。

-------稲本君が感じるEM CLOUDの魅力を教えてください!

EM CLOUDの魅力は、関わる全てのステークホルダーにとってメリットのあるサービスであるというところです。誰かが得する仕組みではなく、みんな得する仕組みは世の中を見てもあまりないと思います。というのは、一見みんながWin-Winに見えても、そのみんなから除外されてしまっている人・モノが必ずあります。わかりやすい例は自然環境でしょうか。開発をして住民はより良い暮らしができて、会社にはお金が入る。これは一見Win-Winですが、環境という視点が抜けています。このように、一見Win-Winな関係でも抜けやすい部分がSDGsのゴールになっているところではないかなと思います。この穴を見落とさないWin-Winな関係をEM CLOUDなら目指せるのではないかと感じています。


-------最後に、稲本君は今後どのような社会(日本に対して思うこと、世界に対して思うこと)になることが理想だと考えていますか?

すごく難しい質問だと思います。まだ自分にとっての答えは出ていません。

ただ今思っていることとしては、「良いもの」とか「普通」というような考え方をもう一度見直すことが必要ではないかと思っています。
自分にとって「良いもの」は何か。安くて質の良いもの。私も含めて、ほとんどの人がこれを「良いもの」の基準にしていると思います。しかし、それを作るために搾取される人たち、破壊される自然など「良くない」問題は隠れています。

「普通」も同じように、当たり前のようにやっていることをずっと続けたらいろいろな問題が起こります。例えば今のような電力システムを「普通」と思って消費していけば、世界的に温室効果ガスの排出規制が厳しくなって「普通」の生活ができなくなるかもしれませんし、いつかは温暖化で「普通」ではない世界になるかもしれません。

今持っている「良いもの」や「普通」という価値観は、思っているほど「良いもの」でも「普通」でもないかもしれません。こういった価値観をもう一度捉え直して変えていかなければならないと個人的には考えています。

いつも優しく温厚な稲本君、インタビューありがとうございました。これからも活躍を期待しています!

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